レア度:たまに見られる
形態:触覚まで入れると2㎝ほどになる、葛登支では大型のヨコエビ。第1触覚は長く、柄部が赤で、鞭部は白黒の縞模様。体は背面がきゅうりのような薄い緑色を呈し、節ごとに白斑が並ぶ。後ろ向きに反りかえる第5~7胸脚は、白と褐色の縞模様。第3尾肢の先には、ヒゲナガヨコエビ科の特徴である小さなかぎづめ状の突起がある。尾節板は大きく、おにぎりのような半円状をしている。オスの第2咬脚(はさみ脚)は大きく、前節(てのひらのところ)の前縁に、長方形の突起があることが特徴。ニッポンモバヨコエビに似るが、第5底節板の後縁下部に毛の束がないことで、雌雄ともに一貫して識別できる (ヨコエビがえし)。
生息域:葛登支では、平磯のフジマツモをとってほじくるとたまに見つかる。
生態:
その他:色彩変異が大きく、すいかのような色合いから、焦げ茶色に白斑が散る個体など様々。第1触覚が「ガマの穂」のようになるのは、どの個体も一定しているように思える。
引用文献:
ヨコエビがえし. ヒゲナガヨコエビについて (2017年1月度活動報告). URL: http://yokoebi-gaeshi.blogspot.com/2017/02/1.html (2021.3.30 訪問)