フトメリタヨコエビ

Melita rylovae Bulycheva, 1955

レア度:たまに見られる?

形態:体長は2㎝くらいの、葛登支では大型のヨコエビ。第1触覚の根元の節(柄節)が太く、顔つきはどこかセイウチっぽさがある。第1触覚の方が第2触角よりも少し長く、また第2触角の方がやや太い。第1触覚には、5節からなる短い副鞭がある。第2咬脚は大きいが、第1咬脚は小さい。第5~7胸脚は大きく後ろへ反り返り、褐色の縞模様が目立つ。腹節の背面のほぼ正中線上に、後ろ向きの棘がある。尾肢では第3尾肢が最も大きくて長く、長毛がまばらに生える。

生息域:葛登支では平磯の沖側に落ちていた、二枚貝の空き殻にたまった砂泥の中から見つかった。

生態:強大な後ろ向きの胸脚を動かして、かなりすばやく積極的に移動する。

その他:たぶん、きっと、フトメリタヨコエビ。

2020年8月 大友
2020年8月 大友お顔、触覚、咬脚
2020年8月 大友
2020年8月 大友尾肢の拡大写真
2021年2月@茂辺地 大友これもかな…?横はケアシホンヤドカリ