ヒラタウミミズムシ

Joeropsis lobata Richardson, 1899

レア度:たまに見られる?

形態:体長は2~4㎜くらい。四角い頭部に茶色の横線が入り、第2~4胸節まで、インクをこぼしたように淡い褐色線がつづく。第1・2触角は短く、第1触覚は2柄節+3鞭節だが、第2触角はわからない。体部は白っぽい。体の両側縁はまっすぐで平行。各胸節は短く、やや間が空く。体後端の腹尾節は丸っこい。腹尾節の後端に小さな尾肢を1対持つことでミズムシの仲間と分かるが、ウミミズムシほど明瞭ではない。

生息域:平磯の沖合近くでとってきた、石灰藻の中から出現。

生態:

その他:図鑑の説明では、頭部と第2~4胸節までが黒く、体長7㎜、中部日本に生息する、とされる。したがって、これまでに葛登支で見つけた個体は幼体か、もしくは別種の可能性も捨てきれない。

2020年12月 大友