ウミミズムシ

Ianiropsis longiantennata
Thielemann, 1910

レア度:いつでも見られる

形態:体長は5㎜に満たない。等脚類なのでヨコエビのように体は曲げず、まっすぐに歩く。第1触覚は短いが、第2触角は長く、少なくとも第5胸節までは達する。体の最後端の節である腹尾節は、大きくて丸っこく、鈍い台形に見える。さらに、腹尾節と同じくらいの長さの尾肢が顕著に伸びる。ミズムシ亜目の種は一般に、第1胸脚はハサミ型にならないこと、尾肢が目立つことが特徴(下村, 2016)。

生息域:葛登支では平磯からとってきたフジマツモの中から出現。ヨコエビのように、藻体についているものと思われる。

生態:

その他:

2020年11月 大友
2020年11月 大友
2020年11月 大友
2020年11月 大友
2020年11月 大友胸脚ははさみ状にならない
2020年12月 大友卵を持っていたのでメス
2021年3月 大友

引用文献:

  1. 下村通誉, 2016. 日本産ミズムシ亜目の分類. Cancer 25: 109-112.