チョビヒゲモクズ

Hyale pumila
Hiwatari & Kajihara, 1981

レア度:いつでも見られる

形態:モクズヨコエビ科は日本から3属が知られ、いずれも北海道に分布する。第1触覚は第2触角よりもずっと短いが、その柄部よりは長い。本種の尾節板は基部までよく切れ込んで双葉となり、各葉は三角形を呈する。同属のフサゲモクズ H. babicornis は、第2触角の鞭部周辺に剛毛が密に生えるが、本種にはそれが生えないことで識別できる。眼は楕円形で大きく、やや淡い紫色に見えよく目立つ。体色は黄色~黒色まで様々。

生息域:フジマツモなど海藻の根元でよく見つかる。根付きの泥を崩しながらふるうと、大抵多くの個体がまとまって出てくる。

生態:

その他:

2020年9月 大友
2020年10月 大友
2020年10月 大友尾節を拡大、右端に双葉の尾節板が見える
2020年10月 大友
2020年11月 大友交尾前ガード
2020年11月 大友ハルパクチクスを食す、右側の赤い点が犠牲者の眼
2021年1月 大友
脱皮直後は半透明、手前は脱皮殻
2021年2月 大友
2021年2月 大友第2咬脚の先の方、解剖に失敗した