ウミナナフシ属の1種

Paranthura sp.

レア度:いつでも見られる

形態:体長1㎝前後で、体長は体幅の10倍ほど。体形こそナナフシだが、俊敏によく動き回る。胸節は7節で、すべてに脚がある。胸節の後部に腹節があり、写真個体は腹節が完全には分離しない(側方に切れ込みがあるのみ)、第7胸節は退化せず、他の脚と同様の形態をしている、ということからウミナナフシ属 Paranthura とした。体色は明るい黄褐色で、背面に褐色の模様がある。腹尾節(しっぽの中央のパーツ)と尾肢(しっぽの左右のパーツ)の先端が黒く、黄色の斑点を持つ。

生息域:ソーティング中に土中からよく見つかる。

生態:容器の壁面に向かって、頭で穴を掘って潜ろうとするような行動を見せる。普段は海底の浅いところに潜って暮らしているのだろうか?

その他:口器は吸引型をしているとされるが、いじめると咬まれる。意外と痛いそうなので注意。

2020年10月 大友
2020年10月 大友
20235月 深澤
20235月 深澤 スカイフィッシュの正体