アリソウミミズムシ

Ianiropsis serricaudis Gurjanova, 1936

レア度:たまに見られる?

形態:体長1.8㎜くらい。ウミミズムシがオレンジやピンクっぽい体色を持つのに対して、本種はほぼ半透明で、節全体に散る小さい黒点が目立つ。頭部は丸く、前縁は白い。眼は濃い赤色で、ソラマメのような形。第2触角は長く、第5胸節に達する。体の後端の腹尾節は丸っこく、縁は鈍くギザギザして、各側に3歯があるように見える。ミズムシの仲間らしく先端から1対の尾肢が伸びる。

生息域:葛登支では、平磯で採集した石灰藻をソーティングしているときに出現。日本海北部やオホーツク海に分布するとされる。

生態:

その他:「ありそ」=「荒磯(あらいそ)」の古い読み方。万葉集などでは、「ありそ」の方を使うらしい。

2020年12月 大友
2020年12月 大友
2020年12月 大友