ノロシリス?

Autolytus noroi Imajima et Hartman, 1964

レア度:たまに見られる

形態:全長は1.0~1.5㎝くらい。背面は鮮やかなオレンジ色で、正中線に沿って淡い黄色の縦線が1本走る。図鑑では、オレンジ色のさらに外側に「青い縦線」が走るとされるのだが、確認できていないので同定は?つき。前口葉は楕円形で、副感触手は短く目立たない。2対のオレンジ~褐色の眼がある。頭部から生える3本の感触手のうち、中央感触手はとても長く、だいたい第12剛毛節までに達する。その両側の感触手は、中央のものの半分くらいの長さ。疣足の背触糸は、第1・2剛毛節のものは長いが、体中央部のものは体幅の半分くらいである。

生息域:葛登支では、平磯のフジマツモに混じっているようで、ソーティング中にときどき出現する。

生態:動きは他のシリスに比べるとかなり緩慢。

その他:

2020年11月 大友
2020年12月 大友
2020年12月 大友