レア度:いつでも見られる
形態:体長は2㎝くらい。体色は成長によって変化するようで、小さい (若い?) 個体は全身淡い黄緑色で模様はない。それから少し大きくなると体の前半から赤っぽくなり、次に茶色の縞模様が出現して、最終的にはほとんど全身焦げ茶色になる。大きな (老成した?) 個体の背面には、イワムシのような金属光沢がある。前口葉は丸っこく、2対の赤い眼を持つ。前口葉のすぐ後ろの節の前縁は、三角形になって前に少し飛び出す。副感触手は円錐形で大きい。頭部から伸びる3本の感触手は、中央のものが最も長く、両側のものは中央の半分程度。感触手は環輪がはっきりしていて、中央感触手は40環輪程度である。疣足の背触糸は長短交互に配列し、先端をくるくると丸めていることがおおい。
生息域:葛登支では、石灰藻のソーティング中に多く出現する。ほとんどは薄い黄緑色だが、ごくたまに真っ茶色の個体が見つかる。
生態:
その他:あまり激しくいじりまわすと、自分の背触糸同士が絡まって、身動き取れなくなってしまう。生きたまま観察するときは優しくいじるようにするといい。