当店は、小品盆栽用向けの苗木を育成販売しております。
主に、松柏類や花物の種を蒔き、苗木として育て販売しております。
黒松の種は、発芽後に、本葉から ①1~1.5㎝をカット、②3~4㎝カットしたもの、いわゆる軸切り挿し穂して育てております。
五葉松は、四国、那須、吾妻系の種や小苗を購入し育てております。
■軸切り(じくぎり)とは …
実生の(種まきをした)苗木の素材を、より良い盆栽に適した素材にするため手を加える方法です。
植物は発芽した後、大きくなるため上へ伸びていきます。そのままにすると真直ぐに育ち、例えば、根もとから一の枝(最初の枝)まで間延びしてしまいます。
そうなると、姿かたちのよい盆栽には向かない苗木になってしまいます。
そこで、種から苗の本葉が出始めた頃に、一旦「軸切り」を行います。
子葉(本葉の次に出て来る葉)から1cm~1,5cmの所を、カミソリなどで切ってそのまま苗の穂を挿し木します。
これが軸切り挿し芽のやり方です。
挿し木とは …
挿し木とは、植物の枝や葉を土に挿す事で、しばらくすると根が出て来ます。
このように、植物を増やす方法の一つです。
軸切りのメリットは。
① 腰の低い苗になる
② 根張りがよくなる
軸切りをする事で、形の良い盆栽にしやすくなります。