経済学部・教授
研究分野
実証的産業組織論,イノベーションの経済学,アントレプレナーシップの経済学
研究概要
私は、アントレプレナーシップやイノベーションに関する諸問題について、主に経済政策の観点から実証的に研究しています。「アベノミクスの第3の矢」と呼ばれる新たな成長戦略では「産業の新陳代謝とベンチャーの加速」が掲げられており、起業家支援とそれにともなう経済成長に注目が集まっています。経済成長の視点から、企業(特に、ハイテクスタートアップのような成長ポテンシャルの高い企業)の新規参入を促進させることで、市場での競争を活発化させ、イノベーションを実現するための政策が求められています。私の研究では、たとえば、学歴、職歴などの起業家の人的資本に着目して、どのような特徴をもつ起業家が開業後に成功しやすいかについて分析を行い、起業家支援政策への示唆を提示することを目指しています。また,別の研究として,マーケットリーダーがどのような時にイノベーションを行うインセンティブを持つのかについて競争政策の観点から分析しています。最終的な研究成果は、当該分野で評価の高い国際的学術誌への掲載を目標に日々研究活動を行っています。
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