勝抜杯のコンセプトの一部をご紹介します。言葉で表現しづらい部分もありますので、実際には過去大会の映像をご覧になることをお薦めします。
・「勝ち抜け」にこだわる
大会名称は「全てのラウンドを勝ち抜け形式で行う」ことが由来です。
スポーツでも、プレーヤーの得点によって勝利が決まる瞬間が最も劇的だと考えています。
ぜひ、勝利をご自身の手でつかんでください。
・最後まで戦い続ける
勝抜杯では「限定問題数」の概念を基本的に設けません。
準決勝のアヘッドルールに代表されるように、何問出題されるか全く読めないラウンドも実施します。
決着がつくまで、戦い抜いてください。
・生活回りをストレートに問う
問題コンセプトは「社会の縮図」です。日本で生活を送る上で、見えるもの、感じることを中心とした出題を心がけています。
とはいえ、問題作成者(主催者)のフィルターを通して見た「社会の縮図」であるため、一定の偏りが生じることをご理解ください。
・多くの方にクイズ大会の面白さを伝える
クイズ大会は最高のスポーツであり、エンターテインメントと考えています。主催者は、この文化に誇りを持っています。
同人クイズの世界はどちらかというと内向きに発展してきましたが、より多くの方に知ってもらいという思いを込め、近年はYouTubeで生配信をしています。
参加者の皆さまは、アスリートとして舞台上でパフォーマンスしていただけると、ありがたいです。
・当日の運と勝負強さ
90人→30人の本戦1回戦は、出題運に寄与する部分が大きく、数少ないチャンスをものにできるかという勝負強さを重視しています。
予選の50問筆記クイズでは、運が良ければ正答できる問題もあり、問題セットによってはプラス5点、マイナス5点ほど点数が変化することもあるでしょう。
紛れが起こりやすい問題群で100人通過とすることで、多くの方に勝機があるように設計しています。優勝を目指す方は上位10人のシードを狙ってください。
・同じ大会を続ける
毎年、同じ時期に、同じ形式、同じ会場で、大会を続けることを意識しています。
クイズ大会である一方で、同じ趣味を持った同志が、年に1度の同窓会のように集まって欲しいという思いもあります。
毎年、大会終了後に100人規模の懇親会(打ち上げ)も欠かさず行っています。
・幅広い世代が戦う
クイズは年齢に関係なく、生涯スポーツとして楽しめる競技です。昨年の第23回大会では、高校生から60代まで、バラエティに富んだ顔ぶれが予選を通過しました。
クイズに限らず、趣味の世界は、同じ年代のコミュニティが形成されやすいものですが、広い年代のプレーヤーがクイズを通じて交流できればと考えています。