現在はインターネット上に英語学習に有益な,そして無料で使えるWebサイトやサービスが多数存在しています。今回は中学校の英語の授業で活用できるWebサイトやサイトを紹介します。随時更新していきます。 なお,本記事の内容やURLは,読まれている時にはサービスが終了したり,仕様や規約が変更になったりしている場合がありますのでご注意ください。
(現在、執筆中)
自分の発音を録音して確認したり,課題として提出したりする機会もあると思います。便利なのが無料で録音,共有できる Vocaroo( https://vocaroo.com/ )です。マイクのボタンを押すと,録音ができ,もう一回押すと停止できます。その後,「保存して共有」を押すと共有方法が選択できます。QRコードで表示したり,ダウンロードしたりできます。
授業で活用する場合は,セキュリティ面を考慮し,ダウンロードしてから削除するのが良いでしょう。アクセスがなければ1ヶ月後に自動削除されるようですが,自分の録音した声に個人情報が残っているのもあまりよろしくないので忘れずに削除しましょう。
自分で書いた英作文などをスピーチ発表する時,どのように発音するかを確認するために音声合成(音声読み上げ)機能を使うと便利です。今回はttsMP3.com ( https://ttsmp3.com )を紹介します。
このサイトの特徴は,マークアップ機能があり,自分で発音スピードやポーズを変えることができること,MP3ファイルをダウンロードすることができること,等が挙げられます。無料版は1日375語(または1000文字)という制約がありますが,十分だと思います。普段のリスニング教材,定期テストのリスニング問題作成などに大変重宝しています。
AIの普及で音声認識の精度がかなり向上しています。今回は Google ドキュメント ( https://docs.google.com/document/ )の音声認識機能を使って,自分が発音した英語が正しく入力されるかを確認する方法を紹介します。
Google ドキュメント は Google 社が提供する文書作成アプリです。音声入力機能は標準で装備されています。英語だけでなく,様々な言語にも対応しています。
【手順】
● メニューから[ツール]ー[音声入力]を選択します。
● マイクのアイコンが表示されます。
● 「日本語」を「English (United States)」に変えます。
● マイクをクリックして話します。ドキュメントのカーソルを置いた位置から文字が入力されていきます。
終了したら,マイクボタンをもう一度押して停止します
これもAI技術の目覚ましい発展により,かなり高度な訳が得られるようになりました。教科書本文や発展的な内容の英文について訳を得たいとき,英作文で表現がどうしてもわからないときなど,有効に活用できると思います。発達段階に応じて事前の指導をきちんと行ってから利用すると良いでしょう。
「DeepL翻訳」( https://www.deepl.com/ja/translator )が代表例です。無料版は制限(5,000文字以内のテキスト長まで)がありますが,十分無料版で使えます。Google 翻訳 より精度が高く,より自然な訳が得られると好評です。試しに教科書の対話を訳してみたところ,先生と生徒が逆になって認識されていましたが,申し分のない自然な訳でした。