発表会内容
発表形式
本年度は対面での発表の実施を予定しております。なお、聴講のみ場合はオンラインでの参加を可能にする予定です。
M2 (2023年9月~2024年3月卒の方) の学生は修士論文について口頭発表での発表をお願いしております。
2023年9月修了を含む、今年度修了(予定)でないM2の皆様も参加可能です。
M1以下の学生(高校生以下も歓迎!)には対面のみでショートトークを企画しております。
本発表会で発表せず聴講のみ(一般参加)の方のご参加も大歓迎です。ぜひご検討ください。
また、本発表会では招待講演者による特別講演を予定しております。
口頭発表
一人あたり本発表15分程度、質疑応答4分、交代1分を予定しております。
発表者は、壇上にて発表を行っていただきます。
発表では日本語と英語のどちらを用いても構いません。
ショートトーク(対面のみ)
ポスター形式で自分の研究について紹介していただきます。(これから研究してみたいことなどの発表も大歓迎です!)
当日はA0サイズを上限としてのポスターが貼れるパネルを用意いたしますので、その範囲内であればポスターを使用しても、
複数枚のスライドを提示して発表を行っていただいても構いません。
発表では日本語と英語のどちらを用いても構いません。
大会終了後に発表の時間を設ける予定です。
また、交流を深めるとともに活発な議論につながるように、ポスターは懇親会中も継続して掲示を行うことを企画しています。
ショートトークだけの参加も可能ですが、懇親会も併せてご参加いただければ嬉しく思います。
学生が選ぶ口頭発表技術賞
本年度の発表会においても、優れた口頭発表を行った方にはグッドプレゼンテーション賞またはベストプレゼンテーション賞が授与されます。この賞が発表者のみなさまの励みになれば幸いです。なお、この賞は実行委員の学生と招待講演者によって選考される非公式な賞であり、業績としての効力は持ちません(特技欄などにご活用ください)。詳しくは下記の通りとなっています。
対象者および授賞者数
口頭発表者全員が審査の対象となります。ベストプレゼンテーション賞(賞状および副賞)は1名、グッドプレゼンテーション賞(賞状および副賞)は2名に贈られる予定です。
審査基準について
本発表会では、成果や将来性については審査せず、発表技術に焦点を絞った評価を行います。
具体的な評価基準
審査は招待講演者と実行委員で行います。
評価は4つの基準で行います。
発表内容に対する評価
論理展開の整合性、伝えたいポイントの明瞭性、研究目的や解決したい課題の明瞭性、専門外の人に対しても分かりやすいかスライドに対する評価
スライドの美しさ、明瞭さ
(図表のわかりやすさ、情報量の適切さ、色の使い方、各スライドの要点の伝達性など)質疑応答に対する評価
受け答えの適切さ要旨に対する評価
研究の意義が伝わるか、研究の内容が伝わるか、発表内容との整合性など
懇親会 (対面のみ)
お申し込みをされた方はどなたでもご参加いただけますが、参加可能人数に限りがあります。あらかじめご了承ください。
※懇親会の費用は3000–4000円程度を予定しております。
※懇親会へ参加を希望する方は2024年2月5日までの参加登録をお願いいたします。
招待講演
本年度は、永濱藍 先生にご講演をしていただきます!
永濱藍 先生
国立科学博物館植物研究部 研究員
講演題目「東・東南アジアにおける開花フェノロジーの多様性」
ご紹介・研究概要
2021年3月に九州大学システム生命科学府5年一貫性博士課程を修了(理学博士)。
日本学術振興会特別研究員DC2を経て、2022年4月より、国立科学博物館植物研究部に研究員として勤務。
植物が、季節の移ろいと共に、新芽を出し、花を咲かせ、実を成熟させるなど、ダイナミックにその姿形を変える現象に魅せられ、展葉・開花・結実の時期や期間(フェノロジー)に関する研究に取り組む。修士研究では、日本の温帯林における草本と木本間の開花フェノロジーの定量的比較、博士研究では、ベトナムの熱帯山地林における多様性調査、および、木本の展葉・開花・結実フェノロジーの記録を行った。最近は、植物標本を用いた、アジア熱帯から温帯・冷帯の各地の森林フェノロジーの記録・解析に取り組んでおり、全球的な緯度勾配に応じた植物の季節的な動態がいかに多様であるのかを明らかにしたいと考えている。