江南市が市制70周年ということもありまして、江南市の戦国時代を歌った「江南戦国物語」という曲を作りました。
記事を読んでいただければ詳細は判るかと思いますが、当時の江南市には織田信長の側室、生駒の方が住んでいて、信忠、信雄、五徳という二男一女が生まれます。
また蜂須賀正勝、前野長康といった地侍や、駿河から戻った木下藤吉郎も加わって若者たちのエネルギーが渦巻き、このあと起こる桶狭間の戦いや美濃攻めを経て、信長のもとに集結して天下への道を進んでいくことになります。
こうした尾張北部の戦国時代のことはあまり詳しく取り上げられませんので、地元密着の小説として「卍曼陀羅」という作品を書きましたが、それを歌にしたという感じです。盆踊りなどでも使えるようにというご要望だったので、ゆったりとしたリズムとメロディーにしました。
またカップリングとして、お隣の大口町出身の武将、堀尾吉晴の歌も作りました。蜂須賀や前野よりは少し下の世代ですが、彼もまた信長の旗下で働き、秀吉の与力となることが多かったようですが、のちに松江の大名となり、松江城は近年国宝にも指定されました。
今、大口町は五条川沿いの桜並木で知られるようになって、その桜になぞらえて堀尾吉晴を歌ってみました。
「虚仮王」の出版を中日新聞が取材してくれました。私の紹介をしようとすると、どうしても漫画について触れてもらうことになるので、ややこしくて申し訳ないなあと毎度思います。最後に漫画の落ちっぽくまとめていただいて、お見事ですね。
また少し前になりますが、さだまさしさんの呼びかけで「がんばれ能登・緊急支援チャリティーコンサート」が名古屋で行われましたが、当日に会場内に飾られた出演者パネルのタイトルを書かせてもらいました。
ここに使われるとは私は全く知らずに、ネット上で見て驚いた次第。この写真も当日参加した方から送っていただきました。そうなった経緯は面倒なので省略しますが、こうせつさん、さださん、森山さん、泉谷さん、スタレビさんら目のくらむような方々のサインとご一緒させていただいて、フォーク世代としては大変光栄でした。
私もチャリティーの片隅に参加した気分で(当然、無報酬)、嬉しかったので写真を載せさせていただきます。
またまた松田敏来さんに歌を作りました。
これは岐阜県垂井町で作られた「竹中半兵衛」という歌を松田さんのボーカルでリニューアルするということで、CD制作の際にカップリングとして私が1曲作らせていただきました。
滋賀県長浜市にある近江孤篷庵という名庭で有名なお寺を題材にという依頼でしたので、近くにある小谷城の城跡もからめて悲恋の歌にしました。
小谷城というのは戦国大名の浅井氏の城でしたが、織田信長との戦いで落城。浅井長政に嫁いでいた信長の妹、市姫は四人の子供の命を救うために夫と別れ脱出しますが、長男は殺害され茶々、初、江の三姉妹が残ります。
政略結婚とはいうものの長政と市の関係は良好だったといいますが、子供を生かすために別れる道を選んだのでしょう。そんな運命を現在の恋愛に悩む女性を主人公に重ねて書いた曲です。
限定販売なのでどこで入手できるのか判りませんが(垂井町に問い合わせたら判るかな?)、気になった方は聴いてみてください。
2年ぶりに歴史小説を出版しました。聖徳太子を主人公にした「虚仮王」という作品です。
聖徳太子というと古代史ではもっとも知名度の高い人物だと思いますが、何をやったのか、どんな人物なのかと聞かれると意外によく判りません。
日本書紀に記述はあるものの、それを信じていいのか。さらに法隆寺の仏像の光背銘や、後世に作られたエピソードなどで真実の姿がかすんで、実像が見えなくなっているように思います。
事実であろうと思われる事象をつなぎ合わせて、厩戸王の本当の姿を描いてみようというのがこの小説の目的です。その過程で厩戸王が聖人になっていった理由も推理してみました。
現在知られている聖徳太子との乖離をお楽しみいただければと思います。