本研究会は、「日本昆虫学会近畿支部会」を解散・発展させ、2017年より「関西昆虫学研究会」として年に1回研究発表会を開催しております(12月〜1月の土日)。
毎年研究会開催のお知らせをメールで受け取りたい方、その他お問い合わせは幹事の杉浦(神戸大学大学院農学研究科: ssugiura#people.kobe-u.ac.jp (#を@に変換ください))までお願いします。
昆虫DNA研究会第22回研究集会(2026年度)の公開シンポジウムのお知らせ
本大会の2日目である7月5日(日)に開催する公開シンポジウムにつきましては、対面とオンライン(Zoom)のハイブリッド方式にて実施いたします。
大会当日、昆虫DNA研究会のウェブサイトに【公開シンポジウムの視聴用URL】を掲載いたします。オンラインでの参加をご希望の方は、下記ウェブサイトよりアクセスしてください。事前登録は不要です。
昆虫DNA研究会 公式ウェブサイト
https://insectdna2003.wixsite.com/insectdna
オンサイトでの参加も歓迎します。
多くの方のご参加をお待ちしております。
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■ 公開シンポジウム 開催概要
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日時: 2026年7月5日(日) 9:30 ~ 12:00(受付開始 9:00~)
会場: 大阪公立大学 I-siteなんば 2F(およびZoomオンライン配信)
テーマ: 「希少種昆虫類の生息域外保全における遺伝的多様性の重要性」
趣旨:
希少種昆虫類の生息域外保全では、飼育個体の遺伝的多様性を的確に把握し、その維持を図ることが不可欠である。本シンポジウムでは、生息域外保全の現状、遺伝情報を活用した保全戦略、遺伝的多様性の喪失がもたらすリスクなどを議論し、持続的な個体数維持に向けた課題と展望を共有する。
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■ プログラムおよび講演要旨
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矢後 勝也(東京大学総合研究博物館)
「オガサワラシジミ保全の顛末から得られたこと」
世界自然遺産・小笠原諸島の固有種オガサワラシジミは、外来種の影響などにより急激に減少し、生息域外保全が進められたものの、2020年に飼育下個体群も消滅し、絶滅した可能性が高い。本講演では、本種の減少要因や保全活動を概説するとともに、域外保全における遺伝的多様性の維持や早期保全の重要性など、オガサワラシジミ保全から得られた教訓を紹介する。さらに、その教訓を生かして現在進められているもう一つの固有チョウ・オガサワラセセリの保全活動についても触れる。
清水 聡司(箕面公園昆虫館)
「ウスイロヒョウモンモドキの生息域外保全の現状と課題」
ウスイロヒョウモンモドキは、国内では中国山地に広く分布していた草原性のチョウで、農地や牧草地、スキー場、萱場など、草原環境が維持されている場所で多くの個体が見られたが、1980年代以降、急速に減少してしまい、今では国内で最も絶滅に近いチョウの一種として認識されている。本講演では、箕面公園昆虫館が取り組んでいる本種の生息域外保全の様子や現状を紹介しつつ、今後への課題について考えたい。
田中 良尚(伊丹市昆虫館)
「希少甲虫類6タクサの生息域外保全の現状と課題 ~オガサワラハンミョウ、フチトリゲンゴロウ、フサヒゲルリカミキリ、マルバネクワガタ類~」
伊丹市昆虫館では、6種(オガサワラハンミョウ、フサヒゲルリカミキリ、フチトリゲンゴロウ、マルバネクワガタ類3種(亜種含む))の希少甲虫類の生息域外保全を実施中である。それらについては累代飼育をしながら、可能な限り生態的な知見を収集している。生息域内保全につなげる取り組み、野生復帰試験への供試、そして飼育を続ける上での課題や問題点についてご紹介する。
中濱 直之(兵庫県立大学)
「遺伝情報を活用した希少種保全 ― 生息域外保全個体のゲノム解析が示すもの」
遺伝解析技術の発達した現在において、遺伝情報は希少種保全に欠かせないものとなっている。生息域外保全に際して深刻な問題となっている近交弱勢がどのようにして生じるのか、いかにして回避することができるのかについて、遺伝情報からその一端が垣間見えるようになってきた。本講演では希少種保全における遺伝情報の有用性について解説するとともに、現在取り組んでいるウスイロヒョウモンモドキとオガサワラハンミョウの保全ゲノミクス研究について紹介したい。
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過去の研究会
・2025年度大会(2026年1月10日:京都府立大学稲盛記念会館)プログラムと要旨集
・2024年度大会(2024年12月7日:大阪公立大学 I-siteなんば)プログラムと要旨集
・2023年度大会(2023年12月17日:神戸大学農学部)プログラムと要旨集
・2022年度大会(2022年12月11日:大阪公立大学 I-siteなんば)プログラムと要旨集
・2021年度大会(2021年12月18日:京都府立大学稲盛記念会館)プログラムと要旨集
・2020年度大会(2021年1月9日: オンライン Zoom Meetings)要旨集
・2019年度大会(2019年12月7日: 神戸大学農学部 )プログラムと要旨
幹事(あいうえお順)
・上田昇平(大阪公立大学大学院農学研究科)
・大島一正(京都府立大学大学院生命環境科学研究科)
・後藤慎介(大阪公立大学大学院理学研究科)
・杉浦真治(神戸大大学大学院農学研究科)
・平井規央(大阪公立大学大学院農学研究科)
・松本吏樹郎(大阪市立自然史博物館)
・山田量崇(兵庫県立人と自然の博物館)
・吉村真由美(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所)
*幹事として研究会の開催・連絡に関わりたいという方は杉浦(ssugiura#people.kobe-u.ac.jp (#を@に変換ください))までご連絡ください。