ようこそ、囚われし魂よ。死と再生を繰り返すこの場所へ。
私は神呪樂。誰よりも命の価値を知るもの。死神として、魂を観測し、管理しています。
さて、貴方は一体どんな命の輝き方をしているのでしょうか。是非、私に見せてください。
…そんなに怖がらないでください。悦びなさい、愉しみなさい!そう、それでいいのです。。
これは、貴方への祝福のひとつなのですから。
さあ、解放しようか。
無意識下にある欲望を。蔑ろにしてきた衝動を。素知らぬ顔した執着を。
さあ、曝け出そうか。
知らず知らずのうちに抑えつけられた本能を。
混沌と沸き立つ興奮に満ちた戸を開けよ。青褪めた馬に乗りし騎士を迎えよ。
求めよ。されば叶えられん。
我々は対象を観測し、審査を行う。8日間という短い期間で、対象を調査する。
神にかたどって創造されたイキモノを、ある種の神である我々が観測する。
我々は対象を観測し、判決を下す。8日目、つまり調査の最終日に、判定する。
我々が司るこの役割は非常に重要なものだ。我々の決断で人生を大きく変えてしまうからだ。
我々は対象を観測し、裁きを与える。判定結果が不可の場合、魂の執行を行う。
我ハ魂ノ観測者。死神ノ神呪樂。本日ノ業務ヲ開始スル。
雨の日に、レエン・コオトを着た幽霊が出るらしい。その噂を聞いたのち、レエン・コオトを着た男が、僕の周りに姿を現すようになった。
レエン・コオトを着た人は悲惨な目に遭うらしい。いつの日か河童も悲惨な目に遭うのだろうか。
陰鬱とした苦しみの中で、救いを求めるように街をあてもなく彷徨う。そういった時は決まって、視界の中で歯車が回り始める。
自分の中にある狂気が、恐怖が、知らず知らずのうちに溢れ出し、妻にも影響を及ぼした。
狂気が伝播している。それに気づいた僕はこう思う。
「嗚呼、僕が眠っているうちに、そっと絞め○してくれないだろうか…」
…視界に映る歯車がそれに応えてくれる気がした。
誰しも平等に迎える最後の日に。
今まで過ごしてきた日々を思い返してみると、楽しいことや嬉しいこと、光に満ちた思い出で溢れている。
あなたが「幸せな人生だった」と自信を持って言えるような、そんな人生を送れますように。
誰しも平等に訪れた別れの日に、一緒に過ごしてきた日々を思い返してみると、楽しいことや嬉しいこと、暖かくて柔らかい思い出で溢れていた。
誰しも平等に迎えた別れの日に、悲しい気持ちに蓋をして、笑顔であなたを送れますように。
そして旅立つあなたの御霊が安らかでありますように。
今こそ、復活の時。
罪を告白しなさい。さすればあなたは償われるでしょう。
悔い改めなさい。さすればあなたの御霊は救われるでしょう。
祈り捧げなさい。さすればわたしの
さあ、今こそ生前の罪を償う時。
今宵、漸ク我ハ復活スル
魂ノ観測者、死神ノ神呪樂トシテ。
日々目まぐるしく変わる中で、気付けば相当の間、ここを不在にしていたようデス。
決して、現世のことを忘れたわけでは無かったのデスが、私は黄泉ノ国の存在。
あくまで、死を司る神トシテの仕事を遂行しなければなりまセン。
ただ、皆様と黄泉ノ国でお会いすることがなかった、ということは、
皆様きっとお元気なんでしょう。それはよかったとワタクシは思うのデス。