神社の屋根の大棟の部分に三つ葉葵の紋がついています。この由来には諸説ありますが、最も有力な説として、例幣使が旅の途中で大蛇に襲われそうになった際に、野良犬がその大蛇を退治して助けたという伝説があります。この事件は、徳川家康の化身が犬となって例幣使を守ったという噂もあり、村の氏子たちはその後、同じような不祥事が起きないように、徹底した安全対策を取るようになりました。こうした氏子たちの思いを汲み取った時の領主が、徳川家の三つ葉葵紋を神社の紋として許可したと言われています。これらの言い伝えは、先祖の氏子たちが後世に残した贈り物であり、それを大切に伝え続けていくことが現代の氏子の務めだとされています。