2023/09/11 Mon.
今回は主催ではないので事前告知できませんでしたが、北海道旭川市で2025年法改正と許容応力度計算についてのセミナーを開催します。
後援という立ち位置ですが、そこそこ喋ることになりそうです。
やはりまぁ、多雪地域は許容応力度計算を行うことが現実的ですね。2025年4月を待たず、いま計画中の物件から切り替えることを推奨します。
多雪地域に限らずですが、許容応力度計算が推奨されるすごくわかりやすい理由の一つは、
仕様規定や性能表示計算では「建物の重さが不明確」だからです。
地震力Q=Ci×ΣW という計算式で表されるのですが、ΣWというのが建物の重量です。(厳密に言うと当該階が支える重量)
このΣWは許容応力度計算以上の構造計算でないときちんと算出されません。
じゃあ仕様規定や性能表示計算はどうやって・・・?はい、「だいたいこのぐらい」で計算されます。
現行法ではこの「だいたい」が大雑把すぎて時代遅れになっています。
この「だいたい」をもっと詳細にやりましょう、というのが2025年法改正(内の構造基準の見直し)ですね。