2023/07/26 Wed.
ありがたいご縁もありまして、海に臨むカフェ併用住宅を設計させて頂くことになりました。
(現段階ではプライバシー保護のために場所や図面はわざとわかりにくく掲載しています。)
木構造関連の指導やセミナーをやっているので構造設計事務所と勘違いされることがよくあるのですが、どちらかといえば意匠屋なんです。
「構造がわかるようになると頭が固くなって安全側に寄ったプランニングしかできなくなる」と言われる方もいらっしゃるのですが、それは全くの逆です。
当然、安全性を担保するために絶対に外せない部分や、計算上はOKになるけれども自己判断で採用できない案も出てきたりはします。
それ以外は基本的に意匠(お施主様のご要望)を優先しつつ、部材のコストアップでどの程度カバーできるかを判断しながらプランニングしていきます。
つまり、構造がわかるようになれば意匠と構造がトレードオフの関係ではなくなる、という感じですかね。
当社では、
→応力がキツいところにコストをかけて意匠と両立させる。
→応力が大したことないところの部材コストは削減する。(もちろん安全率の余裕は残します)
→浮いたお金を断熱材や内装材などに充てて暮らしをより豊かにしましょう。
そんなコンセプトでやっています。