2023/10/30 Mon.
10/20福岡でのリアル&オンラインのハイブリッドセミナーでは100名以上にご参加頂き、
10/24ヨドプレ様でのリアルセミナーでは140名の参加者にご来場頂きました。
ご参加頂いた皆様、貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。
またこのような機会を与えてくださった福井コンピュータ様、ヨドプレ様には本当に感謝です。
両セミナーとも、僕のセクションでは2025年法改正に向けて具体的にどんな準備をしていけば良いのか、というお話をさせて頂きました。
まぁ「許容応力度計算をしましょうよ」と言ってしまうのは簡単なのですが、なかなか難しいですよね。目指すべきではありますが。
許容応力度計算にしたって、今後構造審査対象となる壁量計算にしたって、やっぱり綺麗なプランのほうが計算実務も審査のスピードも当然早いわけです。
住宅会社の経営的な視点のみのお話ですが、回転率を上げる鍵を握っているのはやはり間取りを描いている人でしょう。
社外の方なのか、自社の営業マンなのか、建築士なのか、会社によってそれぞれでしょうが。
社内で構造計算するしないに関わらず、これら間取りを描く人が構造についてを学ぶメリットは非常に大きいはずです。
いろんな意味で、できるだけスマートな計画をするために。
と、こんなお話ばかりしていますが、自由きままなプランニング・建築計画を否定しているわけではありません。
ひとつひとつ丁寧に作り上げていく住宅ももちろんアリでしょうし、弊社ではどちらかといえば後者のような家づくりを目指します。
一番良くないのは、
自由奔放なプランニング → 無理のある構造設計・辻褄合わせの構造計算 → 審査機関・協力業者への無理な催促 → 余裕のない工期
といったように、自由度と回転率を無理やり両立させようとすることだと思います。
企業経営ですから、ある程度の両立は目指すべきだとは思いますが、どちらもを追及しすぎて歪みが生じるようなことがあってはいけないですね。
損をするのはエンドユーザーであるお施主様です。そういう利己的な考えの会社は淘汰されるべきだと思います。
今までは(2025年4月までは)、4号特例というある種の大義名分によって高い自由度と高い回転率の両立ができていたのですが、そうはいかなくなる予定です。
となれば、どんなプランニングをすればある程度の魅力が稼げて、構造設計も比較的簡単で、現場にも迷惑をかけにくい計画が可能になるのか、、、
やはり勉強する他ないのです。