かけこみ未来塾は子供達の居場所。設立して2年、子どもたちとその家庭への支援を目的に掲げて運営してきた結果がこのような表現に結実してきていると思います。当塾では方向性を無理矢理勉強に持って行きません。まず課題をやろうと声がけをしますが、課題が終われば自由時間を楽しんでいます。世代を超えた交流の中でコミュニケーションを取る子どもたちは、勉強もお喋りもとても楽しそうで、夢中になる目やはじける笑顔に大人も笑顔が絶えません。笑顔の大人がずっと側にいる環境は実は子どもの周りには少ないものです。寄り添いを具現化しているのが当塾の特徴と言えるでしょう。
また、この特徴を実現してくれているのが若者たちの熱意です。多くの大学キャンパスを有する学都において、このように志の高い若者が子どもたちに寄り添う美しさは、杜の都仙台の一つの理想像ではないでしょうか。子どもたちにとって、学校や塾は勉強がメインの少し窮屈な場所。家は楽でも友達はいない。当塾は、言い換えれば少しばかり休憩を取りながらの気持ちで、人と触れ合い、楽しい時間を過ごせる居心地の良い場所なのかもしれません。
人間関係の希薄な世の中において、このような居場所は大人にとっても貴重なものと言えます。物価高騰、不安定な世界情勢、物騒な事件。そんな現実とは裏腹の、人と人との繋がりがあったかい居場所が増えていったら、いつか子どもたちの将来の何か明るいものを形成していく一条の光となるとを信じて、この事業を継続していきたいです。
「こんにちは!」毎週土曜午後2時、子どもたちが笑顔でやってくると、北目町の一角にあるフリー・スペース「ファイブ・ブリッジ」の部屋は一瞬でパッと明るくなります。私たち、かけこみ未来塾は「さまざまな理由で有料塾に通えない児童・生徒たち」に、安心して学べる場所とひとりひとりに寄り添う学習支援を無償で提供しています。ドリルやワークの問題を解いたり、時には一緒に遊んだりしながら、それぞれのペースで学ぶ子どもたちひとりひとりのニーズに応じた学習支援を行なっています。学習に力を入れたい児童・生徒にも対応し、それぞれの疑問に丁寧に応え、定期考査対策をしたり勉強方法や進路の相談に応じたりすることもあります。
かけこみ未来塾は2023年9月、「無料塾をやりませんか」という織笠代表の提案を受けボランティア相談員3人が集まり構想を練るところからスタートしました。ホームページを立ち上げ、残暑厳しい中チラシをあちこちに配布して歩いてみたものの、初めの3か月は全く反応がありませんでした。
チラシを見た保護者の方からようやく連絡を受け、最初の塾生が通い始めたのが2024年1月。こうしてたったひとりの子どもから始まったかけこみ未来塾ですが、口コミなどで少しずつ児童・生徒が増え、1年を過ぎると4人、2年を過ぎた現在は10名弱の子どもたちがほぼ毎週通塾しています。
かけこみ未来塾はボランティア講師のみなさんに支えられています。最も多い層である大学生を中心に、高校生から定年退職後の社会人まで、さまざまな背景を持つおよそ30名のボランティア講師たちが活躍しています。みなさんの深く温かいコミットメントがなければ、かけこみ未来塾は実現できていません。この場をお借りして心から感謝いたします。
また、ボランティア講師に興味のある方はもちろん、入塾を検討したい児童・生徒の保護者・関係者のみなさまからの問い合わせをいつでも歓迎します。
今後ともかけこみ未来塾への応援をよろしくお願いいたします。
●初めて子どもたちと関わるボランティアに参加したため、わからないことも多くありました。しかし、何気ない会話を通して、子どもたちが勉強に積極的に取り組んでくれるようになりました。私自身もこの経験を通して、たくさん成長することができました。今後も、子どもたちとの関わりを大切にしていきたいと思います。(だいち・高校生)
●初めての経験で不安もありましたが、楽しみながら一緒に勉強ができました!子どもたちの未来に少しでも良い影響を与えることが出来ていれば嬉しいです!(ゆうき・院生)
●生徒はみんなエネルギー満タンで、会うたびに元気をもらいます。勉強や遊びの中で成長していく様子を見ていると、とても微笑ましいです。(たすく・院生)
●子どもたちの明るさや素敵な個性にいつも元気をもらっており、子どもたちだけでなく私自身の心の拠り所にもなっています。一緒に問題を解き、子どもたちが「わかった」と表情が明るくなる瞬間に一番喜びを感じます。かけこみ未来塾を通して、教えることの難しさや楽しさを身をもって感じることができ、教師という夢に向かう上でとてもよい経験ができています。(ゆい・大学生)
●子どもたちと接してみて、それぞれ境遇は様々であっても、かけこみ未来塾が居場所になっていて、子どもたちはそのことを理解していると感じました。学校で嫌なことがあっても、お家で喧嘩しても、みんなが居るから会いに来るのが楽しみで、勉強もできて、ありがとうって思ってるんだよ、と子どもたちが言っていたことが、とても印象に残っています。子どもたちからのたくさんの温かい言動から、未来塾は子どもたちだけでなく私たちボランティアの居場所にもなっていると強く感じました。これからも就職により参加できる頻度は減りますが、子どもたちと一緒に成長していきたいと思っております!(たま・専門学生)