【会期】2022/10/21(金)-10/30(日)*金土日のみ開催13時〜17時(無料)
【場所】かいじゅう未来計画
〒633-0064 奈良県桜井市戒重26番地-1(無料駐車場あり)
【イベント(無料)】
⚫︎10/29日(Sat)15:00〜パフォーマンス
林圭介×岡本奈香子
カセットテープの音と音符に揺らぐ二人の脳波を観察します。
⚫︎10/30(Sun)15:00〜パフォーマンス&トーク
鬼頭俊×柴辻秀彦×笹岡敬
【問い合せ】kaiju.mirai@gmail.com
狂転体とは
『狂転体』は「シュルレアリスムの再認識」を目的に1977年に結成されたグループで、1983年に活動を休止しました。活動は常時7名前後のメンバーが入れ替わりながらワークショップが続けられ、メンバーは美術作家、TVプロデューサー、作曲家、バイオリニスト、デザイナーなど様々でした。 2015年に再び展覧会、パフォーマンスが行われその活動が再開されました。今回はその主要メンバーであった、柴辻秀彦、鬼頭俊、笹岡敬に加え、岡本奈香子、林圭介、明界要介が参加します。「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の出会い」における解剖台を"カウンター"に見立て、そのカウンターを中心に実験を試みます。
シュルレアリスム(超現実主義)は、1924年にアンドレ・ブルトン(フランスの詩人、1896-1966)の「シュルレアリスム第一宣言」により「シュルレアリスムとは口頭、記述、その他あらゆる手段で思考の真の過程を表現しようとする純粋な心的オートマティスムである」と定義された文学運動から始まりました。
ダダの死から甦った不死鳥に喩えられ、詩、文学、美術、政治などにわたり想像力の解放と合理主義への反逆を唱えました。そして、フロイトの心理学の影響を受けて意識下の非合理な領域に踏み込こみ、オートマティスム、コラージュ、フロッタージュ、デカルコマニーなどの手法は精神の解放の手段として、この時代に生み出されました。
戦後、シュルレアリスムで生み出されたイメージの在り方は、その本来の目的から外れ、コマーシャルやマスコミに流用され陳腐化していきました。
狂転体では、そのシュルレアリスムを思想として本来的に捉え、現代における思索の実験の場をつくることを目標とします。
狂転体イベント
1977 狂転体イベント[5人による三角形的考察] アートコアギャラリー(京都)
1977 狂転体イベント[狂転体による現代音楽] 栄遊歩道(名古屋)
1979 狂転体イベント[破髄] 京都文化芸術会館ホール(京都)
1979 狂転体イベント[交差点における位相] 京都四条河原町交差点(京都)
1979 狂転体イベント[WHITE CUBE](奈良吉野)
1979 狂転体イベント[SUMMER PERFORMANCE 1979] ギャラリーサードフロア(京都)
1980 狂転体展 ギャルリーキタノサーカス(神戸)
1981 狂転体イベント[ネオバロックのために] 京都日仏会館(京都)
1983 狂転体イベント[ネオバロックのために] BOXギャラリー(名古屋)
2015 狂転体展 CAS(大阪)
2022 狂転体展 +1art(大阪)
2022 狂転体展 CAS(大阪)
狂転体関連
1979 S氏の3つの目(笹岡敬+柴辻秀彦+佐々木誠) ギャラリーサードフロア(京都)
1980 場の共有展(笹岡敬+鈴木宏司) BOXギャラリー(名古屋)
1985 3人のS氏によるパフォーマンス[食卓](笹岡敬+柴辻秀彦+杉本憲彦) ノースフォート(大阪)
1985 ワークショップ[ペンタクト] 「シャドウ・ハンティング」(笹岡敬+柴辻秀彦+杉本憲彦+鈴木宏司+上村尚子+有地左右一)吹田メイシアター(大阪)