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前田 楓(Kaede Maeda)

立教大学現代心理学部心理学科  助教

e-mail : k.maeda8221[@]gmail.com

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研究テーマ

人々の協力行動を促すために

人々が示す直観的な協力行動に関心があります。囚人のジレンマや社会的ジレンマにおける人々の協力行動は直観的な意思決定にもとづくものなのか、また直観的な協力行動は集団内に限定的に働くのか否か、という問いについて、実験的な手法を用いて研究しています。さらに、集団の枠を超えた協力行動を促すためには何が必要となるのかについても検討を加えています。

主な成果

「異質な他者」に寛容になるために 

現在、我が国において共生社会の実現に向けたさまざまな取り組みがなされています。社会心理学研究の知見においては、自分と同質な人との人間関係が重要視される社会において異質な他者に対する一般的信頼は醸成されにくいこと、また異質な他者を受け入れ共生することは困難になり得ることなども指摘されています。このように、異質な他者と向き合うのが苦手な私たちが、異質な他者に対して寛容になるためには何が必要となるのかを検討しています。

主な成果


自然災害から「自分の命を守る」ために 

学校教育現場における防災教育は児童生徒の命を守るための重要な取り組みの一つです。自然災害から「自分の命を守る」ためには、個々人の意識を変えようと働きかけるだけではなく、その周囲の人々(家族などの大切な人)と事前に信頼関係を醸成することが重要であると考えています。こうした視点にもとづく防災教育のあり方を考案し、その教育効果の検証を行うことを目的とする研究に取り組んでいます。

主な成果