連日の雨で、探鳥会はどうなることかと思いましたが、無事に当日は晴れてくれました!
毎年探鳥会にいらっしゃる方は場所がどこかわかりますが、初めて参加される方は不安になると思います。そこで今年は看板を設置してみました!
わかりやすいかな。。。みやすいかな。。。一番不安なのは作成した団員です。
そんな不安はすぐに吹っ飛びました。
たまたまその日は地元の運動会と重なってしまったのですが、それでも30名ほど参加していただきました。
常連の方もいらっしゃれば、今年初めて来たんですというご家族の方もいらっしゃり、大変にぎわいました。
そして、今回は特別ゲストが!!
なんと! 松本からロシアチョウゲンボウの女の子「ルビア」ちゃんがやってきてくれました!!(写真左側)
ちょうすけ(写真右側)はどことなく緊張気味でしょうか? じっとみつめていますね。
学芸員からチョウゲンボウの雌雄の違いなどを説明いただき、参加者の皆さんはチョウゲンボウを間近で観察していました。
写真からもわかる通り、ロシアタイプ(大陸系)と日本系では少し目元が違いますね。体の大きさはメスのほうが大きいとはいえ、胴体の色がメスのほうが鮮やかに見えます。
生体をこんなに間近で見られるのはおそらくここだけでしょう。
今年も十三崖での集団営巣はゼロでした。
崖にはハヤブサの親子が飛んでいて、親鳥が悠々と参加者の頭の上を飛んでいきました。
応援団会長からは、これまで何度かチョウゲンボウの巣立ちを見送っていた巣は、ここ数年ハヤブサの巣として使われていたのですが、今年はハチが巣を作ってしまいハヤブサも寄り付けなくなってしまったとのこと。
ハヤブサもハチの巣にはお手上げのようです。
国の天然記念物に指定されているのは中野市側の一部の崖ですが、聞くところによると山ノ内側の崖にはチョウゲンボウが営巣しているそうです。今回は観察することができませんでしたが、もし本当であれば崖全体を指定することも考える必要があるのではないでしょうか。
応援団だけでなく、地元の方々から「チョウゲンボウを見たよ」という声をかけていただけるのはチョウゲンボウが地域に親しまれている証拠でもあり、うれしいです。