10月25日に長野県OB会に対し十三崖の説明を実施しました。あわせて、ちょうすけも出張しました。
みなさんちょうすけのことをかわいいねと口々におっしゃっていました。
ここで、これまで出張してきたなかでよくある質問をFAQ形式でまとめたいと思います。
【Q1】チョウゲンボウの寿命は?
(A1)野生下では最長10年程度、飼育下では最長15年といわれています。
【Q2】チョウゲンボウは何を食べるの?
(A2)主にハタネズミです。秋になるとコオロギやトンボなどの昆虫類を食べます。スズメなどの小鳥類を食べることもあります。
【Q3】天敵はいるの?
(Q3)ハヤブサが主な捕食者です。最近十三崖にハヤブサが営巣しているとの目撃情報がありますが、私たちはハヤブサを排除することはしていません。むしろ生態環境の中でチョウゲンボウとハヤブサがどう折り合いをつけて共存していくのか注視していきます。
【Q4】チョウゲンボウは飼えるの?
(Q4)チョウゲンボウを含む野生の鳥は法律により捕獲を禁止されています。
ちょうすけは翼を欠損した状態で長野県からの依頼により傷病鳥として当団体にやってきました。第二の人生としてチョウゲンボウの生体展示という形で、地元小中学校や様々な場所で出張しています。
人間界ではアメリカチョウゲンボウがペットとして流通していますが、チョウゲンボウとは別種です。餌の確保や毎日の日光浴など欠かせませんし、インコやオウムとは異なり診察してもらえる病院が非常に少ないです。少しでもちょうすけには快適に長生きしてもらえるよう、お世話係が日々考えています。
【Q5】チョウゲンボウはなつくの?
(Q6)チョウゲンボウは非常に頭がよく、時間と場所を覚えています。人間の顔も覚えているようで、マスクをしていてもお世話係のことはわかるようです。お世話係とそれ以外の人とでは反応が異なります。
毎日のごはんの世話や日光浴、掃除など日々の積み重ねで「人間(の手や腕)は危険ではない」と認識するくらいだとおもいます。
ただし、なつかなければ飼うのをあきらめるということは絶対にしてはなりませんし、なつくから飼いたいという思いは人間の身勝手だと感じます。
【Q6】チョウゲンボウのヒナを拾ったらどうすればいい?
(A6)野鳥のヒナが地上に落ちていたら、触らない・拾わないことが大原則です。家に持ち帰ったりすることはやめましょう。インターネットやSNSでは保護した鳥のお世話動画が大量に存在しますが、外観ではわからない傷害を負っていたり感染症を持っている可能性があります。チョウゲンボウのヒナを見かけたら、十三崖チョウゲンボウ応援団へご連絡ください。
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