『カルテットという名の青春が過ぎても』
2011年秋にBS朝日で放送されたテレビマンユニオン制作『カルテットという名の青春』を覚えていらっしゃるでしょうか。日本の若手最高の弦楽四重奏団と呼ばれたジュピター・カルテット・ジャパンの4人(植村太郎・佐橘マドカ・原麻理子・宮田大)が過ごした青春の日々を3年半にわたる長期取材で描いたドキュメンタリーとして当時大きな反響を呼び、ギャラクシー賞を受賞しました。大原美術館でのギャラリーコンサート出演などを最後にカルテットの活動を休止させ、「自分の音」を探す旅に出た4人。あれから15年以上の時が過ぎ、いま4人は違う環境でそれぞれ第一線の音楽家として活躍しています。
実はこの番組を手掛けたのは、テレビマンユニオンのディレクター&プロデューサーであり、くらしきコンサート代表の大原れいこでした。大原はその後の彼らも追い続け、継続番組を企画していました。しかし2020年、道半ばに亡くなり、このプロジェクトは後進に引き継がれることとなりました。
そして2026年4月、活動休止以降一度も集うことのなかった4人が再会し、思い出の地・倉敷で演奏会を開きます。再会コンサートで4人はどのような「自分たちの音」を奏でるのか。
大原美術館ギャラリーコンサート最多出演で、彼らの師でもある今井信子さんが参加されての特別コンサート。円熟した名手たちの熱演にご期待ください。
公演情報
大原れいこ メモリアル 特別ギャラリーコンサート
ジュピター・カルテット・ジャパン & 今井信子
■日時
2026年4月19日(日)
18:30開演(18:00開場)
■会場
大原美術館 本館2階ギャラリー
■プログラム
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第12番 変ホ長調 作品127
ブラームス:弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 作品111
※演奏者の都合により曲目・曲順は変更になる可能性もございます。あらかじめご了承ください。
■チケットについて
窓口での購入
1.株式会社三楽の窓口にて承ります。
窓口受付時間:10時~16時(平日のみ)
2.お支払いは、現金のみになります。
インターネット予約(Googleフォーム)
1.Googleフォームにご入力後、送信していただくと、自動送信メールが届きます。
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2.sanraku.concert@gmail.comより、チケット料金のお支払い方法・お支払い期日をお知らせメールにてご連絡いたします。
※お申込みが集中した場合は、抽選とさせていただきます。
※抽選となった場合は、お申込み2~3日以内にメールにて結果をお知らせいたします。
3.【窓口お受取】
こちらから指定する期日までに窓口にてお支払い、チケットをお受取ください。(メールにてお知らせした受付番号とお申込者名が必要)
【郵送お受取】
郵便局備え付けの「払込取扱票」に必要事項をご記入の上、お振込みください。
チケット代をご入金確認後、レターパックプラスで郵送(対面でのお届け、受領印または署名が必要)
※期日までに、お振込みまたは窓口にて受取がない場合は、キャンセル扱いとさせていただきます。
※ご購入に際してのご注意
ご購入後のチケットのキャンセルはできません。
未就学児童のご入場はご遠慮いただいております。小学生以上の方はチケットが必要です。
出演者の都合により、演奏曲目が変更となる場合がございます。
チケットはいかなる理由(紛失・消失・破損等)があっても再発行いたしません。
Profile プロフィール
ジュピター・カルテット・ジャパン Jupiter Quartet Japan
2004年、桐朋学園の若き学生たちによって生まれたジュピター・カルテット・ジャパン。2005年には桐朋学園室内楽講習会 in 富山にて東京クヮルテットの薫陶を受け、JT「期待の音大生によるアフタヌーンコンサート」や調布音楽祭、プロジェクトQ・第3章など、数々の舞台で研鑽を重ねる。2007年、東京クヮルテットの招きによりイェール大学主催のノーフォーク音楽祭に参加。その後、ジュネーヴ高等音楽院にてタカーチ弦楽四重奏団の創立者ガボール・タカーチ=ナジに師事し、欧州での活動も広げた。これまでに原田幸一郎、原田禎夫、今井信子、そして東京、ゲヴァントハウス、ジュリアード、上海、ミケランジェロなど世界を代表するカルテットから薫陶を受ける。それぞれがソリストや室内楽、オーケストラ奏者として国内外で活動し、人生の異なる道を歩んできた4人。ジュネーヴ高等音楽院を共に巣立って以来、初めての再会であり、共演となるこのひととき。時を経て再び集う――それぞれの音が、記憶と経験を纏いながらひとつの響きへと融け合う。再会の喜びと、新たな始まりへのときめきを胸に、ジュピター・カルテット・ジャパンは再び動き出す。2011年テレビマンユニオン制作ドキュメンタリー番組「カルテットという名の青春」(放送・BS朝日)に出演、その続編が現在制作中であり、2026年に放送予定。
ヴァイオリン/植村太郎 Taro Uemura, violin
ローム ミュージック ファンデーション、岡田文化財団に助成を受け、ジュネーヴ高等音楽院(室内楽)、ハンス・アイスラー音楽大学大学院等にて研鑽を積む。日本音楽コンクール第1位など多数入賞。プラハ交響楽団、モーツァルテウム管弦楽団、東京交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、他と協演。現在、国内外でソロ、コンサートマスター、室内楽奏者として活躍する。「太郎合宿」を主宰するなど若手の育成にも力を注ぐ。また様々なアイディアを反映した演奏会を自ら企画し、好評を得ている。現在、東京藝術大学教授、藝大フィル・ソロ・コンサートマスター、東京藝大ジュニア・アカデミー講師、フコク生命パートナー・アーティスト、桐朋オーケストラアカデミー富山非常勤講師など活動は多岐にわたる。使用楽器はイエロー・エンジェルよりT.バレストリエリ1760を貸与。
©平舘平
ヴァイオリン/佐橘マドカ Madoka Sakitsu, violin
ジュリアード音楽院プレ・カレッジ、桐朋学園大学を経てジュネーヴ高等音楽院に学ぶ。ローム ミュージック ファンデーション奨学生。国内外の主要音楽祭や、小澤征爾音楽塾、サイトウ・キネン・オーケストラ等に参加。現在、ヨーロッパを拠点に活動。仏アヌマス音楽院教授として後進の指導にもあたる。フランス国立サヴォワ管弦楽団首席奏者、レマニック・モダン・アンサンブルのメンバー。客演首席奏者として欧州のオーケストラに招かれ、現代音楽アンサンブルとのコラボレーション、タンゴ、バロック等幅広い分野で活躍している。ソリストとして名フィル、サヴォア管、ランシー管、オーケストラ・コンセルテュス等と協演。ジュネーヴ大歌劇場にてフィリップ・グラス作曲オペラ「浜辺のアインシュタイン」のソリストに抜擢され好評を博す。これまでにヴァイオリンを吉野薫、田中直子、加藤知子、堀正文、ミハエラ・マルティンに、室内楽をガボール・タカーチ=ナジ、今井信子、東京クヮルテットに師事。
©Bertrand Pichene
ヴィオラ/原 麻理子 Mariko Hara, viola
ウィーンを拠点に、ソリスト、室内楽奏者として活躍。桐朋学園大学在学中にヴィオラへ転向。2006年より今井信子のもとジュネーヴ高等音楽院に留学、2009年首席で卒業。2010-13年ケルン音楽院にてアントワン・タメスティ、スティーヴン・イッサーリスに師事。2006年ブラームス国際コンクール第2賞。ヴェルビエ、クフモ、ルツェルン等の国際音楽祭に招かれ、ウィグモアホール、ベートーヴェンハウス・ボン、コンツェルトハウス・ウィーン、東京オペラシティB→C、トッパンホール等、内外の主要ホールで演奏。2014年“Best of NRW”アーティストとしてドイツ14都市ツアーを行う。日フィル、ドゥイスブルク・フィル、チュニジア響等と協演。近年はチロル音楽祭やハウス・オブ・シュトラウスにてコンサートシリーズを展開し、音楽とアート、香りを結ぶ新しい表現にも挑戦。強さと柔らかさ、静けさと炎。そのすべてを内に抱きながら、彼女の音楽は生きることそのもののように、鮮やかに響きわたる。
©Fabian Karner
チェロ/宮田 大 Dai Miyata, cello
2009年ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、日本人として初めて優勝。これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。トーマス・ダウスゴー指揮、BBCスコティッシュ交響楽団との共演による「エルガー:チェロ協奏曲」の欧米盤が、欧州のクラシック界における権威のある賞の一つオーパス・クラシック賞2021を受賞するなど、海外からの評価も高い。ジュネーヴ高等音楽院卒業、クロンベルク・アカデミー修了。桐朋学園大学特任教授、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)非常勤講師、水戸室内楽管弦楽団団員、サイトウ・キネン・オーケストラではアドバイザリー委員を務める。使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製A. ストラディヴァリウス“Cholmondeley”。
©日本コロムビア
ヴィオラ/今井信子 Nobuko Imai, viola
現代屈指のヴィオラ奏者として高い信頼と圧倒的な人気を誇る。ソリスト、室内楽奏者、教育者として国際的に活躍、ヴィオラ界をリードする存在としてヴィオラスペース、インターナショナル・ヒンデミット・ヴィオラ・フェスティバルの企画・演奏、東京国際ヴィオラコンクールの設立等に携わる。武満徹「ア・ストリング・アラウンド・オータム」等ヴィオラの為の作品の世界初演も多い。これまでにフィリップス、BIS等から40を超えるCDをリリース。著書に「憧れ ヴィオラとともに」(春秋社)がある。桐朋学園大学卒業、イェール大学大学院、ジュリアード音楽院を経て、1967 年ミュンヘン、 68年ジュネーヴ両国際コンクール最高位入賞。ベルリン・フィル、ロンドン響、パリ管、シカゴ響等と共演、室内楽ではフェルメール、ミケランジェロ両弦楽四重奏団のメンバーをつとめたほか、バレンボイム、五嶋みどり、マイスキーらと共演している。教育活動にも熱心に取り組み、ソフィア王妃高等音楽院、クロンベルク・アカデミー、アムステルダム音楽院等の教授を歴任、今井の薫陶を受けたヴィオリスト達が現在世界各地で活躍している。日本芸術院会員。
©Marco Borggreve