第17回トランスポーター研究会年会

年会長 白武 勝裕

名古屋大学  大学院生命農学研究科

 

この度,第17トランスポーター研究会年会を,2023年5月27日(土)に,名古屋大学において開催させていただくこととなりました.

本研究会は2005年に,トランスポーター研究の最前線で活躍している若手研究者を中心に設立されました.国内の医学,薬学,農学,理学,工学,栄養学など,多岐にわたる領域のトランスポーター研究者が一同に会し,最新の研究成果を発表し,情報交換を行うユニークな研究会です.トランスポーターに関心を持つ研究者が分野の垣根を越えて集い,議論や情報交換を行うことで研究者間の連携を深め,トランスポーター研究の発展と新しい研究者ネットワークの形成に繋げることが本研究会の狙いです.

本研究会の醍醐味は,異分野の研究者が集い,議論し,そして新しい研究者ネットワークを拡げることですが,2019年末に始まった新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により,研究者が集い,議論するという,以前は当たり前であった活動が困難な時期が続いております.第15回トランスポーター研究会年会は,コロナ禍のためWEB開催となりました.第16回トランスポーター研究会年会は1年延期となりましたが,実行委員会のご努力により,現地での対面開催が再開され,WEBとのハイブリッド開催となりました.

今回,第17回トランスポーター研究会年会ですが,まだ新型コロナウイルス感染症が収束した訳ではありませんが,2類感染症から5類感染症へと基準が引き下げられることに伴い,原則,現地での対面開催として実施することとしました.トランスポーター研究会の醍醐味でもあります,情報交換会も実施いたします.新型コロナウイルス感染症に対する感染予防対策を実施しながらですので,新型コロナウイルス感染症発生以前のトランスポーター研究会の完全復活とはいきませんが,是非とも名古屋の地に足をお運びになって,異分野研究者と議論を行い,そして新しい研究者ネットワークを拡げていただけたらと思います.

ここ名古屋の地でのトランスポーター研究会は,2014年開催の第9回トランスポーター研究会年会以来,9年ぶりの開催となります.第9回トランスポーター研究会年会含め,新型コロナウイルス感染症以前のトランスポーター研究会とは異なる,コロナ後の新しいトランスポーター研究会のあり方を模索し,実行委員会一同で鋭意準備を進めておりますので,是非とも第17回トランスポーター研究会年会にご参加ください.皆様と名古屋でお目にかかることを,楽しみにしております.


 

令和5年3月吉日