過去の開催分科会

(活動記録含む)

<第102回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2024年2月20日(火)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:丘 維礼様 (参Q代表、元(株)日立製作所中央研究所主任研究員)

演題:「研究開発短期化時代における中央研究所の賛否 」

 

〇講師のご略歴

シンガポールのご出身で、東京外国語大学・東京工業大学・シンガポール国立大大学院で学ばれた後、シンガポール国立大学助手、JST勤務を経て、日立製作所中央研究所でナショナルプロジェクトの超高速無線通信用60GHzモノリシック集積回路、NEDOプロジェクトの超電導電子デバイスなどの研究をご担当されました。その後、㈱リガクの主幹技師としてサーベイメータやX線解析装置の電子制御システム等の開発を担当されたのち、参Qを設立され、現在に至っておられます。東京大学理学博士。



〇ご講演について

中央研究所の終焉と広く考えられてから数十年も経ちました。中央研究所の役目が終わり、その後、ほとんどの企業がそれぞれの中央研究所を廃止しました。丘様は33年前に日立製作所の中央研究所に中途採用で入所され、20年間勤務されました。日立製作所入社当時から世界ではデジタル技術の目まぐるしい進歩が起こり、新しい巨大市場が誕生・成長し、トリリオンカンパニーが複数現れました。半導体市場の誕生・成長初中期に上手く変革の波に乗れた日本メーカーは、半導体の成長後期から競争についていけず、またIT通信市場においては国内から展開できず、中央研究所はIT通信技術と市場の進化を予想できず、研究開発期間の短縮化に日本のものづくりが対応できなくなることに気づけなかった次第です。この問題の原因はどこにあるのでしょうか。半導体、DXおよび移動通信に焦点を当て、丘様のご経験を事例にご講演いただきましたご講演の後、参加者の皆様からの様々な質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第101回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2024年1月25日(木)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:福山 勝実様 (サントリーウエルネス株式会社品質部)

演題:「トクホの推進と開発~黒烏龍茶の開発」

 

〇講師のご略歴

1983年京都府立大学農学部をご卒業後、 サントリーに入社されました。 食品研究所を経て1987年には 食品事業部 新製品企画課で CCレモン、なっちゃん開発を担当され、1998年食品事業部課長としてサプリメントを担当されました。2003年には 健康飲料部部長、2006年には黒烏龍茶を発売され、 食品事業部、食品研究開発部を経て、2013年 執行役員食品研究開発部長として活躍され、2017年 サントリーグローバルイノベーションセンター(株)上席研究員としてオープンイノベーション責任者をされたのち、サントリーウエルネス(株)へ移られ、品質部で健康食品関連の行政業界活動として、業界団体である公益財団法人日本健康栄養食品協会を通して、行政にトクホや機能性食品の制度の改定を働きかけることや、健康寿命延伸のためにトクホの活用促進することを推進しておられます。

 

〇ご講演について

これまでの新製品開発やオープンイノベーションの推進等に取り組まれたご経験、現在のトクホの活用推進等のお取組み等から、サイエンティフィックエビデンス等を活用された黒烏龍茶の開発を事例に、トクホの推進と開発についてご講演いただきましたご講演の後、参加者の皆様からの様々な質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第100回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2023年12月1日(金)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

今回は第100回を記念し、第1部講演、第2部パネルディスカッションの2部構成で開催させていただきました

【第1部:分科会主査による講演】

講師:池島政広様(亜細亜大学名誉教授・元学長、研究・イノベーション学会顧問・研究行動・研究組織分科会主査・元学会長、一般社団法人アジア経営戦略研究所代表理事、AIBS学会会長  

演題: 「イノベーション創出のために必要な研究行動・研究組織について


〇講師ご略歴:

1948年に群馬県前橋市に生まれる。1970 年に慶應義塾大学商学部卒業、75 年に慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了、博士(商学)。1985年から2018 年まで亜細亜大学経営学部教授。2003 年から2006 年、2012 年から2015 年まで、亜細亜大学学長。

経済産業省産業構造審議会経営・知的資産小委員会委員長、日本私立大学連盟理事などを歴任し、現在、JOGMEC(独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)業務評価委員会委員長、AIBS(一般社団法人アジア経営戦略研究所)代表理事、研究・イノベーション学会顧問(研究行動・研究組織分科会主査)、AIBS 学会(アジア・国際経営戦略学会)会長、三鷹市商工振興対策審議会会長、公益財団法人東亜総研評議員、英国国立ウェールズ大学トリニティセントディビッドMBA プログラム講師などを務めておられます。専門は経営戦略論。


〇ご講演内容:研究行動は研究開発活動の人間的側面、研究組織は組織的側面として捉え、

Ⅰ.イノベーションによる新たな価値の創造 イノベーションを通じて、豊かな社会づくりに貢献できる新たな価値の創造

Ⅱ.画期的な商品開発のための研究行動・研究組織

Ⅲ.グローバル市場開拓のための研究行動・研究組織

について論じていただきました。そして、パネルディスカッションへの問題提起をしていただきました。


【第2部:パネルディスカッション】

テーマ:「イノベーション創出のために必要な研究行動・研究組織についてグローバルな視点の検討」 

〇パネリスト:お名前(ご所属)ご略歴:

・池島政広様(前掲)

・岡本秀二様(綜研化学株式会社取締役研究開発・技術管掌)

原岡哲也様(日本郵船株式会社技術本部 イノベーション推進グループ 先端技術・宇宙事業開発チーム)

〇司会:林聖子(研究・イノベーション学会本分科会幹事・前副会長、亜細亜大学都市創造学部教授)


〇パネルディスカッションは次の1~4について、パネリストの皆様にプレゼンや討議をしていただきました。

1.ご所属先の紹介・これまでの主なお取組みについて

2.画期的な商品・材料・サービス等開発 

(1)必要な研究行動とは?

(2)必要な研究組織とは?

3.グローバル市場開拓

(1)必要な研究行動とは?

(2)必要な研究組織とは?

4.イノベーション創出のために重要なこと

5.Zoomで参加者の皆様からの質疑応答等があり、活発なディスカッションが行われました。

  

〇パネリストご略歴:

岡本秀二様:1967年生まれ、東京農工大工学部卒業後、1990年綜研化学株式会社入社。粘着剤製品開発業務を経て、1996年に新規事業企画開発、1998年に機能性材料事業を立上げられ、2006年に再度新規事業企画開発に従事し印刷型太陽電池材料開発を推進、2009年からR&D関連のマネジメントを兼務しつつ導電性高分子などの新製品立ち上げを推進、2010年機能性材料事業、微粉体事業統括を経て、2014年からR&D全般のマネジメントを担当され、2017年R&D担当執行役員、2021年R&D及び生産技術担当上席執行役員、2022年取締役上席執行役として技術管掌。2018年日本接着学会関東支部幹事、接着の技術誌編集委員、粘着研究会幹事を経て、2022年日本接着学会関東支部副支部長、接着の技術誌副編集委員長、粘着研究会企画委員長に就任しておられます。


原岡哲也様:1996年東京大学経済学部卒業後、大手物流企業で国際物流に6年間従事された後、2004年英国Cranfield School of ManagementでSupply Chain and Logistics の修士号(Master of Science)を取得されました。2005年より物流IT・コンサル会社でサウジアラビア駐在などをされ、2009年に日本郵船グループの研究開発会社MTI(Monohakobi Technology Institute)に入社され、2010年より日本郵船R&D事業開発室にてRFIDの事業化を推進、2012年より郵船ロジスティクスにて物流技術商品の研究開発、導入支援、2017年よりシンガポールのSymphony Creative Solutionsにて先端技術を活用した物流ソリューションの開発及びスタートアップエコシステムの活用を推進され、2019年より香港のYusen Logistics Global Management  Limited Head of Research Team Process Innovation Group  Global Headquartersとしてデジタルイノベーションを促進するための技術動向、世界のスタートアップなどの調査に従事され、2023年4月に7年ぶりに帰国され、現職についておられます。 日本郵船グループの技術開発及び導入支援等、海運・物流業界のイノベーション創出に向けた取り組みを行っておられます。


<第99回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2023年9月29日(金)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:飯塚久夫 様(一般社団法人量子ICTフォーラム総務理事 、元NTTラーニングシステムズ代表取締役社長、元NECビッグローブ代表取締役社長、元東京工業大学理事・副学長  

演題: 「日本のICTはどうして世界に遅れ、これからどうなるのか?風変わりなイノベーション論~」


〇講師ご略歴:

1948年前橋生まれ。前橋高校卒業後、東北大学工学部へ入学され1970年に卒業後、東京工業大学大学院理工学研究科修士課程で学ばれ1972年修了、同年、日本電信電話公社に入社されました。日本電信電話公社では、主に電子交換機開発、通信網技術、NTT民営化計画、資材調達、マルチメディア構想策定、マルチメディアビジネス、インターネット事業などに従事され、1991年技術調査部技術評価部門長、1997年資材調達部長兼国際調達室長、1999年(株)NTTコミュニケーションズ取締役ビジネスユーザ事業部長、2002年(株)NTTコミュニケーションズ常務取締役先端IPアーキテクチャセンタ所長、2005年(株)NTTラーニングシステムズ代表取締役社長を歴任されました。

2007年(株)NECビッグローブ代表取締役社長、2011年国立大学法人東京工業大学理事・副学長・博物館館長、2013年東京工業大学客員教授、(株)ぐるなび取締役副社長 管理本部長兼セキュリティマネジメント室長を歴任されました。

学協会活動も活発に行われ、2006年電子情報通信学会東京支部長、2007年日本セキュリティ・マネジメント学会副会長、2011年日本データ通信協会テレコム・アイザック(現ICT-ISAC)推進会議会長を歴任され、2019年から一般社団法人量子ICTフォーラム総務理事に就任しておられます。

ご専門は通信網工学、ネットワーク・セキュリティ、音響工学。

ご趣味はアルゼンチン・タンゴのご評論で、月刊「ラティーナ」、SUIYOKAI、中南米音楽研究会などで執筆や解説をされ、日本タンゴアカデミー会長、日本アルゼンチンタンゴ連盟会長、日本アルゼンチン協会理事に就任しておられます。


〇ご講演内容:

世界の潮流が大変化する中で、日本のイノベーションの遅れが一層目立ってきています。特にICT産業、ひいてはICTが影響を与える産業・行政活動の進展が停滞しています。

コロナ禍対応でも、マイナンバーを始め、特に行政のDX遅れは目を覆うばかりの状況を露呈しました。それはとりもなおさず、日本のICTイノベーションが遅れてきた“要因“と軌を一にしていると考えられます。

その“真因”は、“失われた30年”と符合して増大した経営者、役人の『リスク(責任)をとりたくない』というマインドであり、それが「イノベーションの芽」を削いでいる面が大きいです。

しかし近年は、若い経営者を始めそうした傾向からの離脱も始まっており、日本の将来は明るくも見えます。一方、それは日本人の本来的特性と関わる面もあり、容易ではないとも言えます。

発想転換の必要性・重要性・可能性、そして分断と危機の時代を考える必要があります。以上等について、ご講演いただきました。 ご講演の後、参加者の皆様からの質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。

<第98回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2023年8月30日(水)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:安江 晋太郎様(花王ベトナム社長 Kao Vietnam Co., Ltd. General Director)  

演題: 「花王の商品開発戦略とベトナムでの事業展開」(仮題)


〇講師ご略歴:

1973年生まれ。1996年慶應義塾大学文学部史学科東洋史学(イスラム史)専攻ご卒業後、ミツカングループ・ユニリーバジャパンを経て、2008年花王株式会社に入社され、家庭品事業部門で、主にヘアケア・スキンケアのアジア事業をご担当してこられました。2023年2月より花王ベトナムの社長に就任され、現在に至っておられます。

 

〇ご講演内容:

花王グループの「知の集積とユニークな価値創造の歩み」や「コア技術構築」等、革新的な商品開発について、ご紹介いただきます。そして、1960年代からアジアへ展開され、現地の生活に密着した製品開発を行われ、1996年設立された花王ベトナムの沿革から現在まで、ベトナムの日用品小売り流通環境について、さらには、べトナムでのマーケティング特性等を踏まえた事業展開や新商品開発や花王ベトナムのマーケティング戦略等についてご講演いただきました ご講演の後、参加者の皆様からの質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。

<第97回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2023年8月10日(木)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:呉東建様(ベカメックス東急代表取締役社長 BECAMEX TOKYU CEO)  

演題:東急ガーデンシティ in Binh Duong ー都市輸出事業ー(仮題) 


 〇講師ご略歴:

ソウルで誕生され、7歳の時から日本に在住しておられます。1993年3月に早稲田大学大学院修士修了後、同年4月東京急行電鉄に入社され、都市開発本部へ配属となられました。1996年11月には東急総合研究所に出向され、都市開発関連のコンサルティングを担当され、2001年5月からは都市開発事業部に配属され、東急田園都市線「たまプラーザ駅周辺地区」の都市開発計画変更等を手掛けられ、2003年4月には新規事業「アライエ事業」を企画立案され、中古住宅の再生及び建て替え事業の立ち上げを担当され、2011年7月には国際事業部へ配属となられ、2012年1月ベトナムへ赴任され、Binh Duong新都市開発事業を担当され、2019年4月よりベカメックス東急代表取締役社長(BECAMEX TOKYU CEO)に就任され、現在に至っておられます。2011年3月東京大学大学院博士課程修了、工学博士(都市計画)。  

 

〇ご講演内容:

今回はベトナムでご活躍中の講師より、

ホーチミンから北へ30㎞のビンズン新都市よりオンラインで、1922設立の東急グループについて最初にお話しいただき、その後、ベトナムの概況、ビンズン新都市における「東急ガーデンシティ in Binh Duong」での新都市開発事業、住宅・商業関連事業、交通関連事業、都市の魅力づくりについて、加えて、ベトナムでの街づくりについて、新たなことに挑戦しておられるまさに、都市輸出事業の今後等についてもご講演いただきました。 ご講演の後、参加者の皆様からの質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第96回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2023年5月25日(木)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:金 柄式様(亜細亜大学都市創造学部専任講師)

演題:(社会・組織)ステータス研究の今までとこれから - ステータス研究はイノベーション研究にどう生かせるか? 

 

〇講師ご略歴:

在日韓国人3世。米国留学、韓国留学後、2022年一橋大学経営管理研究科博士課程修了、博士(商学)。一橋大学経営管理研究科特任講師などを経て現職。研究領域は組織理論、経営戦略論、アントレプレナーシップ論、イノベーション論などでいらっしゃいます。

 

〇ご講演内容:

現在までの(社会・組織)ステータス研究は、社会学をその起源としながらも、近年急速にマネジメント研究に取り込まれてきました。しかしながら、それらの研究は概念定義が必ずしも明確でなかったり、適切でない測定方法を使用した検証も行われてきました。今回のご講演では、こうした今までのステータス研究を振り返りながら、それらが明らかにしてきたステータスの機能を概略的にご紹介いただくとともに問題点の提示、これからのステータス研究の方向性やそのイノベーション研究への応用の可能性等についてご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第95回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2023年3月28日(火)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:甲斐健様(本田技研工業株式会社車両開発一部開発管理課主任研究員)

コメンテーター:大平力様(前本田技研工業株式会社四輪事業本部ものづくりセンター完成車開発統括部車両開発二部ボディ開発課所属ESO(エンジニアリングサービスアウトソーシング)プロジェクト担当主任研究員、高明所ディスプレイフロントライト技術開発の開発責任者併任)

演題:企業人財育成施策インキュベータ活動『OJTに頼るな!中堅社員育成の重要性』

 

〇講師ご略歴:

1990年東海大学卒業後、株式会社本田技術工業株式会社へ入社され、栃木研究所第6設計ブロックで車体設計を、第9技術開発室1ブロックで車体戦略を、第0技術開発室2ブロックで車体研究を担当され、ARD(アドバンスド・リサーチ・ディヴィジョン)第2ブロックを経て、組織変更に伴い現職である本田技研工業株式会社車両開発一部開発管理課にてエナジーハーベスティング技術を用いた社会実証プロジェクトを担当しておられます。東北ギルドコンソーシアム・コアメンバーでいらっしゃいます。

 

〇ご講演内容:近年、自動車を取り巻く環境が大きく変化し、自動車業界は100年に1度の変革期と言われ、世界的なカーボンニュートラルの促進、テクノロジーの進化、それらに伴いCASEやMaaS等が着目され、グローバルな新車開発が求められています。そのような中で、自動車メーカー等のエンジニアには、従来の様に専門特化するのみならず、未来志向のドメインフリーの柔軟な思考で自動車を考えることが必要となってきています。変化著しい自動車業界において新技術を創出することが中堅社員に求められますが、既存の思考の枠組みから脱することは難しく、新技術の創出トレーニングとして、中堅社員へ主に講じられているOJTだけでは不十分というのが現状です。そこで、従前よりロールプレイング等を導入した人材育成にもトライアルしてこられたご経験等を通して、OJTに頼らない中堅社員の育成についてご講演いただきました。参加者の皆様から様々な質問やコメントへの講師とコメンテーターによる説明等がありました。さらに、コメンテーターからは自動車の設計やものづくりの現場におけるOJTを含めた様々な事例等の紹介等があり、Zoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第94回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2023年1月25日(水)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:林田哲也様(THK株式会社常務執行役員 社長付特命担当)

演題:企業のイノベーション志向と競争優位性の関係

 

〇講師ご略歴:

1985年THK株式会社に入社され、次のようなビジネスキャリアを積まれ、長年に渡り、トップマネジメントを担っておられます。

1985年 THK株式会社 入社 社長室配属

1993年 日本スライド工業株式会社 社長 (~1997年)

1997年 大連THK有限公司 董事・総経理 (~2000年)

2000年 THK Manufacturing of Europe SAS 社長 (~2005年)

2003年 THK Manufacturing of Ireland LTD 社長 (~2017年)

2005年 THK株式会社 取締役 (~2014年)

       THK Europe BV 社長 (~2017年)

            THK GmbH 社長 (~2017年)

2011年 THK Manufacturing of Europe SAS 社長 (再任) (~2017年)

2014年 THK株式会社 取締役退任、常務執行役員

2017年 日本帰任、THK 本社 特命担当・常務執行役員(~現在)

             THK BV 取締役 (~現在)


1961年 熊本県熊本市生まれ、熊本県立熊本高等学校ご卒業後、東京経済大学 経営学部経営学科に入学され、1985年卒業、2022年 University of Wales Trinity Saint David校 MBAコース修了。

 

〇ご講演内容:ご勤務先THK株式会社の創業者が自ら開発された「LMガイド」が、如何に産業界における一大イノベーションであったか、また、なぜその技術が約50年間に亘って陳腐化することなく、需要が拡大し続け、THKは世界のマーケットでトップシェアを維持し続けているのか。かつて創業者の秘書として極めてユニークな経営手法を間近で見てこられた講師による分析内容をご講演いただきました。–

 更に、THK株式会社がそうした主力製品の供給拡大に固執することなく、単なるメーカーから「ものづくりサービス業」への転身を図ろうとしているのはなぜか、この数年来取り組んでおられる新規事業の活動内容を中心に,ご紹介いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第93 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2022年12月2日(金)19時00分~21時00分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:山田 正人様(MHIべスタスジャパン株式会社 代表取締役社長)

演題:三菱重工とべスタスグループの洋上風力発電協業から学べること


〇講師ご略歴:

1987年に三菱重工へ入社され、15年間火力発電関連の営業に携わられ、2002年からは風力発電を担当しておられます。2014年、三菱重工とデンマークのべスタス社の対等出資による洋上風力タービン製造会社、MHI Vestas Offshore Wind(MVOW)設立に伴い、Chief Strategy Officer(最高戦略責任者)としてデンマークに6年間駐在。洋上風力タービンの事業戦略、事業開発、マーケティング、政策提言等を統轄された後、2020年3月に帰国、アジア太平洋地域統括に就任されました。2021年2月、MVOWのべスタス社統合に伴い、新たに日本市場向けに、べスタス社製風力タービンの総代理店として、三菱重工とべスタス社が共同出資して設立されたMHIべスタスジャパン株式会社の代表取締役社長に就任され、現在に至っておられます。一般社団法人日本風力発電協会副代表理事としてもご活躍中です。

早稲田大学政治経済学部卒、青山学院大学国際マネジメント研究科にて経営学修士(MBA)取得。


〇ご講演内容:MHIべスタスジャパンの洋上風力への取り組み、洋上風力産業にみる標準化戦略の重要性、MVOW、MVJにおける国際協業を通じて学ばれたこと、その背景にあるデンマークという国のユニークな社会制度や文化、価値観等について2時間近くご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第92 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2022年11月17日(木)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:冨田 幸二様(綜研化学株式会社取締役上席執行役員ケミカルズ事業統轄、新規事業管掌

演題:綜研化学のコア事業形成と海外進出


〇講師ご略歴:1992年3月成蹊大学工学部工業化学科卒。大学の卒業研究では、キチン・キトサンの中でも反応性が高いとされるβ―キチン(主にイカの軟骨より採取)の特徴について研究され、当時β―キチンの特性についてほとんど知見がなかったため、貴重なデータとなり、その結果について、高分子学会での講演や海外の化学研究会への論文投稿などを教授の助言の元、積極的に活動されました。

 1992年4月綜研化学株式会社に入社され、1992年7月から2013年3月まで粘着剤研究開発を担当、2009年からは技術グループ長をされ、2013年4月から2016年1月までは技術総監として中国の寧波綜研化学へ出向されました。綜研化学へ戻られ、2016年4月からは粘着・機能樹脂部長、2017年4月からは執行役員粘着・機能樹脂部長、2019年4月からは執行役員粘着・機能樹脂本部長、2020年4月からは上席執行役員ケミカルズ事業統括・新規事業企画部長、2021年4月からは上席執行役員ケミカルズ事業統括、2021年6月からは取締役上席執行役員ケミカルズ事業統括、新規事業管掌を務めておられます。

〇ご講演内容:綜研化学のご紹介、事業形成の歩み、グローバル展開について、新規事業へのチャレンジなどについて、粘着剤研究開発、海外勤務、粘着・機能樹脂本部長、ケミカルズ事業統括等の豊富なご経験から、綜研化学のコア事業形成と海外進出についてご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの様々な質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第91 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2022年10月6日(木)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:奈良 環様(順天堂大学革新的医療技術開発研究センター、順天堂大学大学院医学系研究科ヘルスケアイノベーション講座特任講師, MBA、順天堂医院臨床研究・治験センター研究開発企画室ネットワーク推進ユニット ユニット長)

演題:「医師の知×企業の技術」を起点とするヘルスケアイノベーション創出の場(仮題)


〇講師のご略歴:精密機器メーカーで新事業・新製品の企画立上げ、ジョイントベンチャー立上げなどのプロジェクトマネジメントを約20年に渡り担当され、2015年からは、東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター、2017年からは、順天堂大学革新的医療技術開発研究センター、2019年からは、同センターオープンイノベーションプログラムGAUDIの立上げに携わられて、現在に至っておられます。GAUDIでは、医療従事者の医療・医学シーズ・臨床ニーズと企業の技術が協働し実用化に向かうためのインキュベーションに携わり、併せてヘルスケア分野のイノベーションマネジメントの研究を行っておられます。

〇ご講演について:臨床現場からのニーズや課題認識に最も近い距離にいる医師、医療従事者は、患者さん・社会のニーズと産業の間に介在するユーザーでもあり、このため、医療産業においては特に、医師、医療従事者と医工連携の関係がクローズアップされ、活発に関係性を構築してこれらました。しかし、実際は、その関係により実用化や企業の実績に繋がる確率が高いとは言えない社会課題もあり、この課題解決の一助となるべく、順天堂のGAUDI(Global Alliance under the Dynamic Innovation)は、順天堂が日本最大規模の臨床規模を保有し、医学会でのKOL(Key Opinion Leaders)が数多く在籍すること、そして医療のみならず健康総合大学として人々の安心・安全な暮らしに直結する広い範囲の専門分野の研究者を保有するすることなどの特長を活かして、社会への実用化を包括的にインキュベートする機能の整備を行ってこれらました。本ご講演では、GAUDIの取り組みをご紹介いただきました。

 一方、世界的な課題でもあるカーボンニュートラル、サステナビリティ―の潮流を、臨床や医療機関に於ける取り組みとして具体化することは、まだスタート地点に立ったばかりで、アカデミアの研究実用化支援プログラムだからこそ実現できることとは何か、実現すべきことは何かについて、奈良様個人の課題認識を提示いただき、参加者の皆さまとともに考察する機会となるようなご講演をしていただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの様々な質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第90 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2022年8月26日(金)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:本橋 貴行様(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 総務部担当審議役、総務部経営企画課長) 

演題:「新生JOGMEC~資源エネルギー分野のイノベーションに取り組む新組織~」

講師のご略歴

埼玉県ご出身で、1992年4月石油公団に入団され、2005年5月独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)に入構されました。海外の石油・天然ガス開発支援業務に従事され、中東、米国勤務等を経て2021年4月より現職に就いておられます。

ご講演について

資源エネルギーの乏しい我が国では、長期間に渉って、海外からの石油・天然ガスの導入が国内の産業・国民生活の生命線でした。一方で2020年10月の我が国政府によるカーボンニュートラル宣言に見るように、脱炭素化の潮流はこうした資源エネルギー分野にも大きな転換を迫り、世界及び日本のエネルギー産業は脱炭素化の方向に大きく舵を切りました。他方でロシア・ウクライナ問題は、脱炭素化の潮流により強靭性を失いつつある各国のエネルギー政策に問題を投げかけ、世界は新たなエネルギー危機に直面しつつあります。こうした中、伝統的なエネルギー供給確保の使命に加え、資源エネルギー開発分野の脱炭素推進を担うことなられましたJOGMECの対応策について、ご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの様々な質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第89 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2022年8月2日(火)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:菊地乃依瑠 様(研究・イノベーション学会・広報担当理事) 

 

演題:「日本の研究・開発成果にまつわる情報流通の課題 -Science Media Centreの活動を中心にステークホルダーの課題を考える-



講師のご略歴

現在、研究・イノベーション学会 広報担当理事。科学技術振興機構 研究開発戦略センター フェロー。2018年から2022年にかけて、政策研究大学院大学 SciREXセンター専門職として、「政策のための科学」推進事業(SciREX事業)にてSTI政策の教育研究推進や事業の広報活動を行っておられました。2016年から2018年には京都大学国際広報室スタッフとしてプレスツアーやプレスリリース作成など研究広報をご担当されました。また、2013年以降から現在までScience Media Centre of Japan メディア・オフィサーとして、科学研究関連の取材やメディア対応トレーニングプログラムに携わっておられます。2013年3月大阪大学大学院 文学研究科 文化形態論専攻(西洋史)修了、2010年3月国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。


ご講演について

昨今注目されたエンバーゴの話やミスリードを誘う見出しや記事、記者が用意してきたストーリーに沿ったインタビューなど、科学記事やその元となる研究広報には様々な問題が指摘されています。もちろん、的を射た良い記事や効果的な広報活動も多く蓄積され、日々手法も洗練されてきています。今回のご講演では、研究開発成果や科学に関するメディア環境、研究広報担当者の立場から、研究者の立場から、ジャーナリストの立場からの現状と課題等について、Science Media Centreの経緯、活動や課題について、最後にはScience Media Centre of Japanの問題と今後について等をご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの様々な質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第88回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2022年7月14日(木)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン開催)

講師:大園 圭一郎様(南日本運輸倉庫株式会社 代表取締役社長 ) 

 

演題:「物流革命と南日本運輸倉庫における事業展開」

  

○講師のご略歴

1974年生まれ、東京都のご出身で、拓殖大学卒業後、1998年4月株式会社トロナジャパンに入社されました。その後、2000年4月南日本運輸倉庫株式会社入社

され、2014年10月南日本運輸倉庫株式会社代表取締役社長にご就任され、現在に至っておられます。


○ご講演について

物流業界を取り巻く状況が、グローバルに刻一刻と変化し、多様なニーズが求められ、物流革命が起きている中で、南日本運輸倉庫として創業以来、チルド・フローズン食品輸送のエキスパートとして、お客様の食卓に、「一番おいしい状態でお届けします。」を提供するために、保管・輸配送・荷役といった全ての流通過程で様々な取り組みを続けてこられたことや、業務展開をお話いただきました。コロナ禍等での物流業界を取り巻く大きな変化やビジネスの変容や人々の価値観の変容等が生じている中でも、他社との連携による商品の鮮度保持や、M&Aによるビジネス拡大、ベトナムへの進出等、前進を続けておられる取り組み等についてご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの様々な質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第87 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2022年3月4日(金)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:金 明中様(ニッセイ基礎研究所 生活研究部主任研究員 ) 

演題:「日韓における働き手・働き方の多様化と企業の人事制度改革について」


講師のご略歴

企業勤務、独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員等を経て、2008年9月ニッセイ基礎研究所へ入所され、2020年から現職についておられます。日本女子大学や横浜市立大学等複数の大学の非常勤講師も務めておられます。

ご専門は、労働経済学、社会保障論、日・韓における社会政策や経済の比較分析で、最近では東洋経済日報の「曲がり角の韓国経済」、ニューズウィーク日本版の「日韓を読み解く」、時事通信社の『厚生福祉』の連載をご担当され、日韓における雇用政策や社会保障政策、韓国の経済政策等について研究を続けておられます。

富川大学経営学科(韓国)卒業、韓神大学日本地域学科(韓国)卒業、慶應義塾大学大学院経済学研究科経済学専攻修士課程修了・同博士課程単位取得退学、2020年7月商学博士(慶應義塾大学)。

ご講演について

日本と韓国における働き手・働き方の現状、日韓政府の主な労働政策(①韓国、②日本)、韓国企業の事例を中心とした企業の人事制度改革について、今後の課題についてご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの多数の質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第86 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2022年1月28日(金)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:粟野晴夫様(杉村萬国特許法律事務所弁理士 ) 

 

演題:「ソニーにおけるビジネスモデルの変革」


講師のご略歴

ソニー(株)に入社され、中央研究所,本社R&D戦略本部,米国ソニーの Product Marketing Director, レコーディングメディア&エナジーカンパニーの事業戦略部,ニュービジネス推進部,光学モジュール部, FMM 設計部,アライアンス戦略部等の事業に関わる各統括部長を歴任され,企画,開発&設計,事業,マーケッティング 及び中国生産展開まで,ビジネスの一通りすべてをご経験されました。 また、米国ベンチャーと連携された新規ビジネス創出に奔走され、担当されたビジネス及び研究開発においては,知財と標準化を活用してビジネスとR&Dを戦略的に推進することに努められました。 その後,本社知財センターに異動され,権利活用,標準化及び産学連携を中心に推進されました。 約9年前に,ソニーを退社され、杉村萬国特許法律事務所に弁理士として入所され、知財&ビジネスコンサルタント、各種講演及び特許出願を担当しておられます。あわせて、技術経営の研究を行なわれ、欧州ジャーナルに論文を投稿されるなど、ご活躍中です。

弁理士。東京工業大学・大学院において、標準化戦略の講義をご担当。東京大学理学部物理学科にて学士取得。カリフォルニア工科大学大学院において電気工学の修士号取得。

ご講演について

ソニーは、1980年代から1990年代にかけて、ウォークマン、CD、8mmビデオ、プレステと数々のヒット商品を世に送り出してこられました。その後長く厳しい経営を強いられるものの、数々の変革を行なわれ、昨年秋にはソニーグループ営業利益が初の1兆円を超えの好調への発展しておられます。今回は、ソニーの変化に関し、長くソニーに在籍された、研究者、新規ビジネスの創出者、アライアンス等の統轄部長等、様々な重要な役割を歴任してこられた粟野様の目からご覧になられた、ひとつの見方をご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの多数の質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。

 


<第85 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2021年11月4日(木)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:柳原秀基 様(日産自動車株式会社 車両生産技術開発本部 生産技術研究開発センター 技術参与 ) 

 

演題:「カーボンニュートラル時代における日産自動車のグローバルな技術戦略

 

講師のご略歴

1982年日産自動車に入社され、生産技術部署にてモノづくりの生産性・品質向上業務をご担当後、1996年から厚木のテクニカルセンターにてグローバルの新車プロジェクトマネージメント、新技術開発を担当され、エキスパートリーダーとして25年間で 300以上のグローバルな新車立上げに従事されました。現在は技術参与として、横須賀にある総合研究所にて生産技術戦略・人財育成・産学官連携を担当しておられます。

ご専門分野は、プロジェクトマネージメント、技術経営、 新技術開発、DX技術、でいらっしゃいます。

ご講演について

自動車産業を取り巻く環境は、カーボンニュートラル対応、CASE対応としての100年に一度の変革期と変化が著しい状況で、各国では新車販売に関して環境規制対応の政策が公表され、グローバルな自動車メーカーでは、各国の政策に対応できる電動車の生産販売等関連の戦略を立案され、具現化しておられます。このような中で、カーボンニュートラルの時代における日産自動車の技術戦略を紹介していただきました。

具体的には先日メディア発表された「Nissan Intelligent Factory」や中国をはじめとしたグローバルでのお取り組みをご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの多数の質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第84回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2021年9月28日(火)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会

講師:中島広数 様( freebee株式会社創業者・代表取締役、元味の素株式会社海外食品部、元味の素(中国)社広州支店販売部長 ) 


演題:「日本式・グローバルマーケターによるアジア・中国市場攻略の戦略(味の素社の取組事例を元に)


○講師のご略歴

1998年3月東京外国語大学中国語学科卒業後、味の素株式会社に入社され、2000年~2004年味の素(中国)社広州支店駐在員、販売部長を経て、2005年~2015年味の素株式会社で海外・国内事業部門のマーケター、「VONO」「Cook Do」「きょうの大皿」等のカテゴリーマネージャー、2016年~2018年同社アセアン地域統括社マネージャー、 カンボジア・フィリピン・インド・ミャンマー・タイ等の新事業・新製品開発を担当されました。

2018年7月freebee株式会社を設立され、代表取締役社長しておられます。「一人一人がありのままに輝く社会の実現」をミッションとして、日本、アジアを舞台に、コンサルティング部門とソーシャルビジネス部門を両輪で回され、新しい価値を作り出しておられ、これまでの海外駐在経験や国内外での事業運営・ブランディング・商品企画経験を活かされながら、国内外の幅広いネットワーク、英語・北京語・広東語スキルと異文化理解力等で「ブランド創造×事業運営×グローバル」を展開されています。

○ご講演について

味の素時代の中国駐在等の海外でのビジネスのご経験、長年に渡るマーケッターとしてのご経験、「Cook Do」等のブランドマネージャーとしてのご経験等から、日本式・グローバルマーケターによるアジア・中国市場攻略の戦略について、味の素社の取組事例をベースに講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの多数の質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第83回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2021年8月5日(木)19時00分~21時00分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:近田侑吾様(オモイエル株式会社 代表取締役 ) 


演題:「プロダクト開発の方向性を"明確化できる・分かち合える"~製品・サービスの中にある想いと技術・ノウハウの全体像を整理する方法とその効果~


○講師のご略歴

東京大学大学院 工学系研究科 マテリアル工学専攻修了後、技術者として外資系の大手半導体製造装置メーカーでドライエッチング装置のプロダクトマネジメントに従事された後、コンサルティングファームに転職され、多数の製造業の開発現場で技術知見の見える化をファシリテーションし、製品・サービスの品質向上や開発業務の効率化を支援されました。その後、モノづくり業界のビジネスマッチングを手掛けるベンチャー企業で国内外における先端技術の調査業務を経験され、プロダクト開発に求められる「思考」「調査」「場づくり」を網羅し、これまでの世の中に無いサービスを構築するため、2018年に同志とともに起業されました。特に、ニーズとシーズの情報を整理する「Solution Structure」という思考法を提唱し、プロダクト開発に携わる一人ひとりの検討や情報発信を前に進めることに日々奮迅している。イノベーターによる共創を創発する独自ウェブシステム「アイデアエッジ」の開発にも取り組まれ、技術者・コンサルタント・経営者という複数の経験を活かし、起業家アドバイザーとしての活動も積極的に推進しておられます。技術経営修士(MOT)。ご著書に、『イノベーティブなプロダクトを生み出す秘訣 ~ニーズとシーズをつなぐ 思考・調査・場づくり』セルバ出版(2021)。

○ご講演について

これまでオモイエル株式会社では、60社・200テーマ以上の製品・サービス開発を支援され、プロダクトに関わるニーズ・シーズの情報を構造化して整理する「Solution Structure」という考え方を開発してこられました。これを用いると頭の中にある製品・サービスの全体像を体系化でき、解決すべき課題やアピールすべき技術の特徴・強みを明確にしたり、関係者間で認識を共通化したりできるようになるそうです。企業が製品・サービス開発を進める中では、本質的な動機や目的(やる意味)を見失ってしまうことがあり、そのような時は、Solution Structureを用いて、現状をきちんと再確認すると、形骸化したイノベーションではなく、顧客に提供すべき価値や開発に対する想いに向き合うことができるようになるそうで、今回は、Solution Structureについての概要とそれに関連するオモイエル株式会社のお取り組み等について講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの多数の質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


 <第82回 研究行動・研究組織分科会開催案内>

日時:2021年7月15日(木)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:香山俊巳様(株式会社ケイズビュー代表取締役) 


演題:「ベトナム専門人材(特に、特定技能や高度人材活用)の活用を通じた日越共同事業による次世代事業展開


○講師のご略歴

早稲田大学大学院公共経営研究科修士課程修了。

2001年3月大日本印刷株式会社海外事業部を退職後、株式会社ケイズビューを設立され、代表取締役に就任されました。次世代創造協同組合代表理事、株式会社LEMAY JAPAN 代表取締役、亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科講師、アジアコンテンツビジネス研究会副会長を歴任しておられます。

ご専門は公共経営、アジアでの共同事業創出、アジアコンテンツビジネスです。


○ご講演について

コロナ禍により時代の転換期が明らかになってきましたが、長期的な視点に立ち、現在の事業を見直し、あらゆる部門でイノベーションに取り組むことが必要となっています。日本は一段と少子高齢化社会が進み、生産年齢人口が減少する中、アジア特にベトナムから専門人材を導入し、各企業が社内を国際化しつつ、自社のイノベーションを進めることが重要です。自社内で育てたベトナム・アジア人材を、ベトナム・アジアで大学を含め共同事業で活用し、ベトナム・東南アジア市場はじめ、グローバルに次世代事業を展開する中で、日本の事業のイノベーションにもつなげる中堅中小企業の取り組みについて講演いただきましたご講演の後、参加者の皆様からの多数の質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第81回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2021年5月14日(金)19時00分~21時00分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:藏並 昌武 様 (国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空技術部門次世代航空イノベーションハブ参事兼)JAXAベンチャー 武蔵スカイプラス株式会社 代表取締役CEO)


演題:「新規事業とJAXAベンチャーについて


○講師のご略歴

早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、1983年~1990年株式会社日立製作所神奈川工場でエンジニアとして小型コンピュータの開発・設計を担当しておられました。1990年~2018年三菱商事株式会社宇宙航空機、IT部門等で営業、新規事業の企画・運営に従事され、この間、衛星通信、衛星データ販売、情報セキュリティ等のサービス子会社に出向され、新規事業を企画・推進されました。この間に、東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科で技術経営修士(専門職)を取得され、その後、東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学博士後期課程単位取得退学。2018年~現在、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空技術部門次世代航空イノベーションハブにて新規事業の企画、企業間連携に従事され、2019年末JAXAベンチャーの武蔵スカイプラス株式会社を設立されて、代表取締役CEOに就任されておられます(JAXAと兼業)。


○ご講演について

エンジニアとして総合電機メーカーへ入社された後、総合商社、国立研究機関等の多様な組織・分野に於いて長年、新規事業の企画・立案・運営に携わってこられたご経験から、組織や分野の違いによる新規事業の進め方に関する考えや、最近設立されましたJAXA航空技術部門初のJAXAベンチャーについて講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの多数の質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第80回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2021年3月25日(木)18時00分~20時00分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:小島健嗣様 (富士フイルムホールディングス株式会社CTO室 Open Innovation Hub館長 )

演題:「富士フイルムのオープンイノベーションとこの1年の取り組み」


○講師の略歴

千葉大学工学部工業意匠学科卒業後、電子機器メーカーを経て「富士フイルム」に入社され、デザインセンターにて情報システム、理化学機器等のプロダクトデザインをご担当。デザインに求められる時代の変化にあわせてインターフェースデザイン、デジタルコンテンツデザイン、ユーザビリティデザイン、ソリューションデザイン各グループを立ち上げられ、2011年よりR&D統括本部技術戦略部で技術広報 およびオープンイノベーションをご担当。共創による新規事業創出を加速支援する場を提案され、2014年「FUJIFILM Open Innovation Hub」を開設され、2015年3月より現職に就任されました。  


○ご講演について

富士フイルム2014年「FUJIFILM Open Innovation Hub」を開設され、オープンイノベーションに活発に取り組んでおられます。小島様には2020年1月16日第72回本分科会でご講演いただきました。その頃から新型コロナウィルス感染症が世界的に拡大しはじめました。コロナ禍でのこの1年は緊急事態宣言発出時はリモートワークが推奨され、移動の制限や様々な制約がおありでした。コロナ禍のこの1年における、富士フイルムでのオープンイノベーションのお取り組み等について現在進行形の最新情報をご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの多数の質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第79回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2021年3月4日(木)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:曺 圭哃(ジョ キュドン) 様(株式会社マルチブック-コンサルタント

演題:「コロナ禍においてのデジタルトランスフォーメーション(DX)の現状

○講師のご略歴

2016年亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科で博士号を取得後、2016年株式会社マルチブックに入社され、ITコンサルタントとして、 変化する時代の顧客の業務プロセスの問題や企業の改革をITノウハウで支えながら、第4次産業革命を推進しておられます。2016年より韓国YMCAウォルナム市民文化研究所研究員、2017年より亜細亜大学大学院非常勤講師、2019年よりアジア経営戦略研究所 研究員兼AIBSビジネススクール講師を兼任しておられます。

○ご講演について

2020年からの新型コロナウィルス感染拡大より1年経過した現在、どのように企業のIT化が進み、どのような変化が起きているかをなどについて、前半は環境変化としてのコロナ禍の生活習慣の変化コロナ禍が変えた業界暗雲等の各種変化、業務環境の変化として在宅勤務に対する需要の拡大等、コロナ後の変化として企業の業態転換等についてご講演いただきました。後半はコロナ後の変化としてDXへの対応、DXについて、SaaSのメリット等について、ご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの多数の質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第78回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2021年1月21日(木)19時00分~21時00分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会

講師:井上 敬介(いのうえ けいすけ)様(ソニー株式会社コーポレートテクノロジー戦略部門 シニアR&D戦略マネジャー)

演題:「半導体産業の変遷と日本の半導体産業の課題と将来の方向についての考察~日本の半導体産業を振り返って何を学ぶか~

○講師のご略歴

1986年に大阪大学基礎工学部をご卒業後、ソニー株式会社に入社され、半導体事業部配属となられ、デジタル回路設計に携われた後、本社の戦略部門スタッフを経験されました。その後、新規事業立ち上げのためゲーム事業会社へご出向され、半導体開発企画および部品調達業務をご担当されました。ソニー株式会社本社に復帰された後は、プロキュアメンターにてPC用をはじめとした半導体メモリやHDD、液晶パネルなどのデバイス調達を担当され、2009年よりR&Dグループにて技術企画業務に携わられ、現在に至っておられます。ソニー株式会社に入社されて以来、半導体にかかわる業務を広く経験され、半導体産業の変遷を観察し続けておられます。

多忙な業務をされながら、2010年に北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科の社会人MOTコースを修了しておられます。

2014年より研究・技術計画学会(現・研究イノベーション学会)の会員になられ、総務理事を経て、現在は評議員として学会に貢献しておられます。

○ご講演について

研究・イノベーション学会の最新学会誌「研究 技術 計画」35巻2号,p.263-276,2020.8に掲載されたビジネスレポート「ムーアの法則の進化についての一考察」の著者井上様から、Mooreno法則の経済的側面、日本の半導体産業の変遷、ソニーの半導体事業の変遷、これからの展開等についてご講演いただきました。ご講演の後、参加者の皆様からの多数の質問があり、皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第77回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2020年12月11日(金)18時30分~20時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会)

講師:藤間 寿郎(とうま としろう)様(GFPT Nichirei Thailand  Company Limitedスローターハウス工場長)

演題:「ニチレイフーズの商品開発とタイでの事業展開(仮題)」

○講師のご略歴

1997年3月明治大学農学部農芸化学科卒業後、同年4月株式会社ニチレイに入社され、同年5月診断薬事業部に配属され化粧品原料の開発等に取り組まれ、2002年3月には本社加工食品部農産加工品グループへ異動され、冷凍農産加工品の開発・調達を担当されました。2005年4月には持株会社体制への移行に伴い、株式会社ニチレイフーズへ転籍され、2006年4月にはニチレイUSA農産調達部長に異動、2010年1月にはニチレイフーズ品質保証部へ異動され海外工場に対する監査及び品質管理支援、2017年4月GFPT Nichirei Thailand  Company Limitedへ異動され、スローターハウス工場長に就任され、現在までご活躍中です。2013年4月には社会人として亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科池島ゼミへ入られ、2015年3月修了され、MBAを取得しておられます。

○ご講演について

タイのニチレイ合弁企業のスローターハウス工場長で海外ご勤務経験豊富な藤間様に、「おいしい瞬間を届けたい」をコミュニケーションメッセージとして、国内外で発展を続けておられるニチレイグループの全体像、ニチレイフーズの商品開発等、さらには、ニチレイフーズのタイにおける事業展開やタイチキン調達拠点としてのニチレイフーズとGFPTの合弁企業のお取り組み等、最後にはニチレイグループのイノベーションマネジメント等についてご講演いただきましたご講演の後、参加者の皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第76回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2020年11月13日(金)19時30分~21時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 (※ 今回もZOOMを用いたオンライン分科会です。)

講師:高島大浩(たかしまともひろ)様(独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)

香港事務所長)

演題:「最新香港情勢-日系企業の将来像」

○講師のご略歴

1990年にJETROに入構。ラゴス、ロンドン、バンコクに駐在され、主に日本企業の海外展開を支援してこられました。総務部広報課長、総務部秘書室長を経て、2015年10月より、対日投資部に所属され、2016年12月より対日投資部長として、地方への投資誘致促進と共に、外資系企業の活動を通じた国内でのイノベーション創発に向けて、海外スタートアップの誘致計画の支援を立ち上げられました。2019年7月より現職に就いておられます。そして、以下多数の外部委員等に就任しておられます。

(外部委員等)

2015年10月~2017年2月 茨城県対日投資県内誘致促進研究会委員

2016年10月 茨城県議会総務企画委員会「未来を拓く新たな価値を生み出すイノベーション大県いばらきづくり」に関する意見聴取参考人

2016年12月~2019年7月 東京都アジアヘッドクォーター特区地域協議会構成員

2016年12月~2017年4月 対日直接投資推進会議「規制・行政手続見直しワーキング・グループ」構成員(内閣府主催)

2016年12月~2017年10月 日本貿易会「内なるグローバル化と商社の役割・特別研究会」アドバイザー

2019年7月~ 香港日本人商工会議所 参与

2019年7月~ 香港日本人倶楽部 参与

○ご講演について

刻一刻と変化する香港について、香港の実情が伝わらない構造、「デモ、コロナ、そして国家治安維持法」、「香港の価値の行方」、「香港のイノベーション・シーン」、「日系企業の将来像」についてご講演いただきました。2019年6月の逃亡犯条例への反対に端を発した香港市民のデモは、1年後の2020年6月末には香港国家安全維持法をもたらす結果となり、香港の経済界は、この変遷をどのように捉えているのか、そして、日系企業はどのように対応し香港の拠点を位置づけようとしているのか、日本では余り報じられることがない実情等香港赴任中の高島様ならでは現地から捉えておられる最新情報や客観的な視点等、貴重なご講演でした。ご講演の後、参加者の皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第75回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2020年9月11日(金)19時30分~21時30分(日本時間)

場所:Zoom開催 

講師:原岡哲也様(Yusen Logistics Global Management Limited

   Head of Research Team Process Innovation Group  Global Headquarters)

演題:「海運・物流業界のイノベーションに向けてー香港・シンガポールのスタートアップエコシステムの紹介を通じて 」

○講師のご略歴

原岡様は1996年東京大学経済学部卒業後、大手物流企業で国際物流に6年間従事された後、2004年英国Cranfield School of ManagementでSupply Chain and Logistics の修士号(Master of Science)を取得されました。2005年より物流IT・コンサル会社でサウジアラビア駐在などをされ、2009年に日本郵船グループの研究開発会社MTI(Monohakobi Technology Institute)に入社され、2010年より日本郵船R&D事業開発室にてRFIDの事業化を推進、2012年より郵船ロジスティクスにて物流技術商品の研究開発、導入支援、2017年よりシンガポールのSymphony Creative Solutionsにて先端技術を活用した物流ソリューションの開発及びスタートアップエコシステムの活用を推進、2019年より香港のYusen Logistics Global Managementにてデジタルイノベーションを促進するための技術動向、世界のスタートアップなどの調査に従事しておられます。 日本郵船グループの技術開発及び導入支援等、海運・物流業界のイノベーション創出に向けた取り組みを行っておられます

○ご講演について

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、グローバルにビジネスの仕方等が変化する中で、物流業界に求められる役割も刻一刻と変化している中、現在香港にご赴任中(その前はシンガポールご赴任)でグローバル物流がご専門の原岡様から、香港とシンガポールにおける海運・物流業界の現状と課題等、日本郵船様が自社単独ではなくスタートアップ企業と連携して各種ソリューションのために取り組まれているビジネス、まさに海運・物流業界のイノベーション創出についてご講演していただきました。原岡様は2019年春までシンガポールのスタートアップエコシステムの拠点Block71で、シンガポール国立大学のスタートアップ支援組織NUS Enterpriseのパートナーとして、Ocean Opportunity Challengeというピッチコンテストを実施されており、スタートアップ企業との連携を活発にしておられました。シンガポールのスタートアップエコシステム等について、香港のスタートアップエコシステム等についてご講演いただき、イスラエルのエコシステムについても触れていただきました。ご講演の後、参加者の皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第74回 研究行動・研究組織分科会>

3月12日開催予定を新型コロナウィルス感染拡大に伴い延期させていただいておりました第74回研究行動・研究組織分科会をZoomにより、下記のように開催させていただきました。

日時:2020年7月31日(金)19時00分~20時30分

場所:Zoom開催 (お申込みの方へ前日までにアクセスについてご連絡いたします)

講師:松尾一大様(株式会社テレコムスクエア コンタクトセンター部門統括マネージャー)

演題:「リモートワーク経験活用型通信企業におけるコンタクトセンター戦略」

※新型コロナウィルス感染拡大以前よりリモートワークを導入しておられたとのことで、現状にフィットした演題に変更くださいました。

○講師のご略歴

松尾様は1976年東京生まれで、1996年亜細亜大学経営学部入学後、1997年~1998年交換留学でアメリカワシントン州 Western Washington Universityへ、帰国後は池島先生(元学長、元学会長)のゼミのゼミ長をしておられました。2002年2月ワーキングホリデー制度を利用してカナダへ渡航され、2003年就労ビザを取得してノースウエスト準州でオーロラのツアーガイド、アルバータ州でカナディアンロッキーのツアーガイドとして仕事をされ、2007年8月帰国後はTNT Express(現・Fedex)でコールセンターオペレーター、2009年から成田通関部カスタマーサービス部マネージャー、2012年からはマーケティング部アナリスト、2014年からはDeAgostini Japan(デアゴスティーニ・ジャパン)CRM部コールセンターマネージャーとして、新規事業の立上げやシステム導入を担ってこられました。2016年11月から現職についておられ、アルバイトまでも人材育成するフレームも生み出されました。MBA。

○ご講演について

海外用モバイルWi-Fiレンタルサービス「Wi-Ho!」等を提供され、業界トップクラスの国内空港カウンター体制を構築されているテレコムスクエアのコンタクトセンター部門統括マネージャー松尾様に、今回の新型コロナウィルス感染拡大以前よりリモートワークを導入しておられた経験を踏まえて、通信企業におけるコンタクトセンターの戦略についてご講演いただきました。環境変化が激しく、顧客の多様化が著しい中での通信企業における新規事業の立ち上げの戦略やプロセスや課題解決等、様々な顧客に対応しておられるコンタクトセンターでの対応側の人材育成戦略等、サービスイノベーションを各種創出してこられたノウハウや海外経験からのグローバルな視点についても触れていたきました。参加者の皆様とZoomでの活発なディスカッションが行われました。


<第73回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2020年2月4日(火)18時30分~20時30分

場所:連合会館4階の401会議室 

講師:児玉充様 (日本大学商学部経営学科教授 )

演題:「ホリスティックリーダーシップとイノベーション」

○講師のご略歴

早稲田大学大学院 理工学研究科修了後、NTT、NTT東日本、NTTドコモなどで21年間主に情報通信関連のビジネスに従事され、2003年から現職をしておられます。 NTT 国際調達室、NTT サービス生産企画部、NTT マルチメディアビジネス開発部、NTT東日本 マルチメディア推進部、NTTドコモ モバイルマルチメディア事業本部で、多数の新商品・新サービスの企画開発や企業内ベンチャーに関わるプロジェクトマネジャー・プロジェクトリーダーを歴任してこられました。ご専門分野は、戦略経営とイノベーション(Strategic Management & Innovation)、ICT戦略(ICT Strategy)研究業績として、経営学分野(Business & Management)の国際レフェリージャーナル(主にClarivate Analytics社のWeb of Science:SSCI/一部ESCIを含む)に学術論文を多数掲載しておられます。研究・イノベーション学会前研修委員長(筆頭編集理事)・現評議員等、学会活動等にも活発に取り組んでおられます。博士(工学)。

○ご講演について

児玉先生が21年間、情報通信関連でビジネスを創出、まさに、イノベーション創出に携わってこられたお取り組みを通してのイノベーションを生み出す秘訣、醍醐味、難しさ等、長年のご経験等、さらには大学へ移られてからの幾多のご研究などを踏まえて、ご講演いただきました。その後、フロアとの活発なディスカッションが行われました。


<第72回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2020年1月16日(木)18時30分~20時30分

場所:政策研究大学院大学(GRIPS)1階の1C

講師:小島健嗣様 (富士フイルム株式会社経営企画部ビジネス開発・創出部 Open Innovation Hub館長 )

演題:「富士フイルム第二の創業とオープンイノベーションの取り組み」

○講師のご略歴

千葉大学工学部工業意匠学科卒業後、電子機器メーカーを経て「富士フイルム」に入社され、デザインセンターにて情報システム、理化学機器等のプロダクトデザインをご担当。デザインに求められる時代の変化にあわせてインターフェースデザイン、デジタルコンテンツデザイン、ユーザビリティデザイン、ソリューションデザイン各グループを立ち上げられ、2011年よりR&D統括本部技術戦略部で技術広報 およびオープンイノベーションをご担当。共創による新規事業創出を加速支援する場を提案され、2014年「FUJIFILM Open Innovation Hub」を開設され、2015年3月より現職についておられます。神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科非常勤講師をしておられます。 

○ご講演について

富士フイルムは自社の経営資源を棚卸し、社会変化に対応しながら業態変革を行ってきておられ、社内活動を通じて自前主義から共創へと移行をし、共創の場をダイナミックに活用しながら、未来のあるべき事業を創造する取り組み等についてご講演いただきました。後半は、参加者が質問を記して提出した質問に一つ一つご回答いただき、双方向で大変盛会となりました。


<第71回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2019年11月21日(木)18時30分~20時30分

場所:政策研究大学院大学(GRIPS)1階の1C

講師:尾関雄治様 (東レ株式会社 オートモーティブセンター 主幹 )

演題:「東レのオープンイノベーションへの取り組み」 

○講師のご略歴

1993年3月 名古屋大学大学院 理学研究科化学専攻修了後、同年4月東レ株式会社に入社され、同年6月に化成品研究所に配属となり、ゼオライト触媒、カーボンナノチューブ、燃料電池触媒等をご担当、2005年8月には 研究・開発企画部の主任部員として産学連携(オープンイノベーション)、中国研究拠点をと担当、2007年1月からは 内閣府(転籍) 総合科学技術会議 参事官補佐として出向され、産学官連携推進(オープンイノベーション)や競争的資金改革を担当されました。2010年1月 東レ株式会社に復社され、 研究・開発企画部主席部員として、オープンイノベーションや中国・シンガポール研究拠点をご担当、2014年4月渉外企画室主幹として、経団連会長や日本化学会会長のサポートをされ、2016年6月からはオートモーティブセンター主幹として、欧州開発拠点の設立や自動車材料の軽量化をご担当しておられます。社外では、2014年9月より 産学連携学会理事を、2017年9月より 神戸大学 大学院 科学技術イノベーション学科非常勤講師をしておられます。

○ご講演について

東レでのオープンイノベーションは皆様ご存知のようにユニクロとのヒートテック開発や、ボーイングとの炭素繊維の787への採用等活発に展開しておられます。そういった東レで2005年からオープンイノベーションを担当しておられる尾関さんに、社内でのオープンイノベーションの様々なお取り組みについてや、オートモーティブセンターでの取り組み等ご講演いただきました。その後、フロアとの活発なディスカッションが行われました。


<第70回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2019年9月20日(金)18時30分~20時30分

場所:政策研究大学院大学(GRIPS)4階の4A

講師:福山 勝実様 (サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社研究推進部 創発グループ上席研究員)

演題:「オープンイノベーションの仕組み創りとその変革」 

○講師のご略歴

1983年京都府立大学農学部をご卒業後、 サントリーに入社されました。 食品研究所を経て1987年には 食品事業部 新製品企画課で CCレモン、なっちゃん開発を担当され、1998年食品事業部課長としてサプリメントを担当されました。2003年には 健康飲料部部長、2006年には黒烏龍茶を発売され、 食品事業部、食品研究開発部を経て、2013年 執行役員食品研究開発部長として活躍され、2017年 サントリーグローバルイノベーションセンター(株)上席研究員として、オープンイノベーション責任者をしておられます。

○ご講演について

社内でのオープンイノベーションに取り組まれたご経験から、オープンイノベーション専任部署の設立について、オープンイノベーション活動の変革、変革でご苦労された点、更なる発展に向けて等のご講演をしていただきました。その後、フロアとの活発なディスカッションが行われました。


<第69回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2019年8月6日(火)18時30分~20時30分

場所:連合会館[4階・401会議室]

講師:時 振玉様 (ハイアールアジアR&D株式会社 社長兼COO)

演題:「ハイアールの経営戦略と研究開発体制」 

○講師のご略歴

2000年ハルピン理工大学を卒業され、ハイアールグループに入社。2003年に日本研究所立ち上げのため来日されました。2007年にハイアールと三洋電機冷蔵庫合弁会社に参画され、2015年ハイアールアジアR&D株式会社社長に就任しておられます。

○ご講演について

ハイアール日本での経営戦略及び開発体制をご紹介いただきます。特に徹底的なエンドユーザ視点の開発体制及びオーペンイノベーションにより開発の効率化についてお話していただきます。元三洋電機の技術陣はハイアールの文化を導入し、過去にない差別化商品及び技術を創出しておられます。そのような内容のご講演をしていただきました。フロアとの活発なディスカッションが行われました。


<第68回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2019年7月8日(月)18時30分~20時30分

場所:連合会館[5階・502会議室]

講師:村山忠昭様(株式会社マルチブック 代表取締役社長CEO)

演題:「中小企業における新規ビジネス(日本企業の海外進出を支援する低価格・多言語クラウドERPの開発)・海外展開における組織・体制作りの課題について 」

○講師村山忠昭様のご略歴

1968年(昭和43年) 山口県宇部市生まれ。横浜国立大学 経済学部卒業後、ユニリーバジャパン経理部、日本IBMコンサルティング事業部、フィリップモリスジャパンファイナンス部といった外資系企業の会計・システム担当を経て2000年にシステムコンサルティング業で 株式会社マルチブックを起業されました。海外案件を専門とされ、大企業から中堅・中小企業まで幅広く海外進出をシステム面からサポートしてこられました。2007年の香港支社開設を機に、現在は日本と海外7拠点(香港、フィリピン、シンガポール、タイ、オランダ、ドイツ、アメリカ)から日本企業を支援しておられます。業務ご経歴はERPパッケージシステム関連業務26年(ご専門は財務会計・管理会計)。

○ご講演について

日本企業の海外進出数は毎年過去最高を記録し、特に中小企業の海外進出の伸び率は大企業を上回っています。日本企業の海外進出における業務システム面での課題を解決すべく、村山社長様はサブスクリプションモデルで低価格なクラウドERP(統合型業務ソフト)を提供しておられます。その開発に至られた経緯や組織的な課題、今後の展開について、また自社や中小企業様の海外展開における人材マネージメントに関する苦労や問題点についてご講演いただきました。 フロアとの活発なディスカッションが行われました。


<第67回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2019年4月26日(金)18時30分~20時30分

場所:政策研究大学院大学(GRIPS)4階の4A

講師:髙橋修一郎様(株式会社リバネス 代表取締役社長COO)

演題:「知識製造業として新たな価値を創造しグローバルな地球貢献実現に挑む!(仮題)」

○講師髙橋修一郎様のご略歴

東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了、博士(生命科学)、大学院在学中に理工系学生でのリバネスの立ち上げに参画され、出前実験事業等からスタートされました。大学院修了後は東京大学教員としての研究活動と並行してリバネスの研究所を立ち上げられました。リバネスの研究事業の基盤を構築され、若手研究者向けの独自研究助成「リバネス研究費」や未活用研究アイディアのデータベースのビジネスモデル等も考案しておられます。

○ご講演について

知識製造業として、若手研究者への独自の研究助成、研究者&大企業&町工場やベンチャー企業&研究機関&大企業をつなぎ、新規事業を創出する新しいタイプのグローバルな産学連携等いずれの事業もパートナー企業との連携をはかっておられる等の、理念、価値創造スキーム、具体的なお取り組み等についてご講演いただきました。フロアとの活発なディスカッションが行われました。


<第66回 研究行動・研究組織分科会>

 日時:2019年2月28日(木)18時30分~20時30分

場所:政策研究大学院大学(GRIPS)4階の4B

講師:工藤昭英様(東京農工大学リーディング大学院プログラムの客員教授)

演題:「新規ビジネスは想定内と想定外ばかり!?―LCDとの戦いに敗れ去ったPDP向けの部材ビジネス:その体験と後悔」

 ○講師工藤昭英様のご略歴

東京大学理学部化学科(修士)では触媒科学を専攻され、三井東圧化学(現三井化学)に入社され、研究所時代のとあることが切っ掛けで希望が叶い11年後に本社に異動。ポリイミドフレキシブル基材を使ったHDDサスペンション材料でデファクトスタンダード、PDP光学フィルターでも世界シェアNo.1を獲得されています。情報材料事業部長の後は、ビジネス部門出身の初の知的財産部長、韓国JVの経営を担われた後に三井化学を退社され、東京農工大学リーディング大学院プログラムの特任教授に就任され、現在は客員教授をされておられます。また、社外、学外活動も活発に行われており、MIT-VFJ主催のビジネスプランコンテスト&クリニックのメンターとして、2回最優秀賞を獲得するなど成果を挙げていらっしゃいます。

 ○ご講演について

三井東圧化学(現三井化学)に研究者として入社されて、その後本社の新製品開発部門に異動され、いくつもの電子情報材料分野の開発責任者を任される中、今回はLCDの次に来るフラットディスプレイと期待されたPDPの主要部材である光学フィルターのビジネスについて、スタートから撤退までのストーリー等をご講演いただきました。想定内と想定外、自前主義とオープンイノベーションなど、実際にビジネスの指揮を執った方でなくては語れない興味深いご講演でした。フロアとの活発なディスカッションが行われました。


< 第65回 研究行動・研究組織分科会>

日時:2019年1月30日(水)18時30分~20時30分

場所:政策研究大学院大学(GRIPS)4階の4A

講師:山岸 洋様 (三宅坂総合法律事務所パートナー弁護士)

演題:「日本企業のアジア諸国に関する事業投資ならびに進出国における子会社管理の諸問題」

○講師山岸 洋様のご経歴

1983年 東京大学法学部を卒業され、司法試験に合格

1986年 弁護士登録され、以後33年の弁護士経験がおありです。

研究分野として、企業の資本提携・事業提携、グループ再編等も含めた組織再編及びリスクコンプライアンス対策の構築、ならびにアジア諸国を中心とした事業展開に関する総合的なコンサルティングでいらっしゃいます。

○ご講演について

講師は、日本とアジア諸国を繋ぐ仕事を中心に法務コンサルティング活動を継続され、多くの企業のアジア(中国、台湾、タイ、ベトナム、インドネシア、シンガポール、ミャンマー、スリランカ)に対する進出支援についてご経験から、日本企業の海外進出において、様々な局面に接する問題点について、法務とリスクマネジメントの観点からご講演いただきました。フロアとの活発なディスカッションが行われました。


<第64回 研究行動・研究組織分科会>

日 時:2019年1月18日(金) 18:30-20:30(その後は近くに場所をかえて交流会予定)

場 所:連合会館[4階・401会議室]

アクセス:千代田区神田駿河台3-2-11 https://rengokaikan.jp/access/

千代田線新御茶ノ水駅B3出口徒歩0分、中央線御茶ノ水駅聖橋口徒歩5分

講師: 小笠原 徹様(マツダ株式会社パワートレイン開発本部 パワートレイン企画部主幹)

演題:「マツダSKYACTIV技術と次世代パワートレインのニーズ、そして求める人財像」

○講師小笠原徹様のご経歴

大阪大学卒、専門は金属材料 粉末冶金。マツダ株式会社入社、技術研究所にてアモルファス合金、水素吸蔵合金、水素自動車、耐摩耗性動弁系材料などの研究を担当された後、パワートレイン開発本部においてエンジン、トランスミッション部品の開発を手掛けられ、現在は同企画部門にて総務、産学官連携を担当しておられます。ひろしま自動車産学官連携推進会議 内燃機関専門部会メンバーでいらっしゃいます。

○ご講演について:

マツダのSKYACTIV技術について、マツダにおける次世代パワートレインのニーズについて、さらには求める人財像として例えばビジネスシーンで英語によるコミュニケーションが必要な際、どのようなスキルが必要か等、興味深い内容を多岐にわたってご講演いただきました。フロアーとの活発なディスカッションが行われました。


<第63回 研究行動・研究組織分科会>

日 時:2018年11月5日(月) 18:30-20:30(その後は近くに場所をかえて交流会予定)

場 所:連合会館[5階・501会議室]

アクセス:千代田区神田駿河台3-2-11 https://rengokaikan.jp/access/

千代田線新御茶ノ水駅B3出口徒歩0分、中央線御茶ノ水駅聖橋口徒歩5分

講師:逢坂 紀行 様(綜研化学株式会社代表取締役社長)

演題:綜研化学の事業展開と研究開発体制 

○講師逢坂 紀行 様のご略歴

昭和58(1983)年 4月 綜研化学株式会社に入社され、平成15(2003)年 4月 綜研化学株式会社 加工製品部部長にご就任、平成19(2007)年 1月 寧波綜研化学有限公司 総経理にご就任、平成24(2012)年 6月 綜研化学株式会社 代表取締役社長にご就任され、現任に至っておられます。

○ご講演について

R&D企業でいらっしゃる綜研化学様の事業展開について、研究開発体制について、中国などへの海外展開について等、ご講演いただきました。 フロアーとの活発なディスカッションが行われました。


<第62回 研究行動・研究組織分科会>

日 時:2018年9月26日(水) 18:30-20:30

場 所:政策研究大学院大学(GRIPS)4階の4A

講師:蒲生雅一様(十和田オーディオ 株式会社代表取締役社長 )

演題:ソニー小型ラジオ生産から自動車部品参入やアイワブランド取得による事業展開戦略

○講師蒲生雅一様のご経歴

1963年神戸市生まれ。1986年東京大学 工学部 舶用機械工学科 卒業 後、株式会社電通に入社されました。1995年十和田オーデ

ィオ株式会社に入社され、1999年取締役就任、2003年トワダ・ウェルデザインを設立され 代表取締役社長に 就任(兼務)、 

2004年現職に就任され、現在に至っておられます。さらに、2017年アイワ株式会社を設立され代表取締役会長に 就任(兼務)

しておられます。 


○ご講演について:

ソニーの小型ラジオの生産を一手に引き受けられ、その後海外進出や国内での自動車部品などへも参入されるとともに、

ソニーからアイワブランド(1960年代日本で初めてカセットテープレコーダー、ラジカセを発売)を取得され、2017年新たな

アイワを設立されたこと等の現状と事業展開戦略についてご講演いただきました。フロアーとの活発なディスカッションが行

われました。


<第61回 研究行動・研究組織分科会>

日 時:2018年8月10日(金) 18:30-20:30

場所:連合会館[2階・205会議室]

アクセス:千代田区神田駿河台3-2-11 https://rengokaikan.jp/access/

講 師:鈴木清幸様(株式会社アドバンスト・メディア 代表取締役会長兼社長)

演 題:「AIと協働する未来 ~AISH(AISH: AI Super-Humanizing)による働き方改革の時代へ~」


1.講師鈴木清幸様のご紹介1952年 愛知県生まれ。1978年 京都大学大学院工学研究科博士課程を中途退学され、 東洋エンジニアリング株式会社に入社。1986年 株式会社インテリジェントテクノロジー入社。 その後、カーネギーメロン大学のKECP(Knowledge Engineer Cultivation Program)を修了され、知識工学者(Knowledge Engineer)に認定されました。1997年 音声認識専業ベンチャーとして、株式会社アドバンスト・メディアを創業され、2005年には 東証マザーズに株式上場(銘柄コード:3773)されました。2006年 世界的な起業家の表彰制度、アントレプレナーオブザイヤー(EOY) 日本代表。2007年 モナコで開催の世界大会(WEOY)に日本代表として派遣され、2010年には 同社代表取締役会長兼社長に就任され、現在に至っておられます。
2.ご講演内容お取り組み経緯や起業について、会社概要、「AI音声認識」と「音声AI」による音声認識の市場化の現状とこれから、AISH(AI Super-humanizing)による働き方改革、目標駆動による成長などについてご講演いただきました。フロアーとの活発なディスかションが行われました。

<第60回 研究行動・研究組織分科会>

日 時:2018年7月25日(水) 18:30-20:30

場 所:政策研究大学院大学(GRIPS)[5階・講義室K]

アクセス: http://www.grips.ac.jp/

講 師:中島義雄様(帝人ナカシマメディカル株式会社 代表取締役会長)

演 題:「新事業への取り組みー船用プロペラから産学連携を活用して医療事業へ」 

1.講師中島義雄様のご紹介

帝人ナカシマメディカル株式会社代表取締役会長。1955年岡山県生まれ、岡山操山高校卒、1980年東京大学工学部船舶工学科卒業、1981年オランダMARIN留学、1983年東京大学大学院工学系研究科船舶工学専門課程修了。1983年住友重機工業株式会社入社。1990年ナカシマプロペラ株式会社入社。1996年からナカシマプロペラ株式会社常務取締役。2001年から株式会社システムズナカシマ代表取締役社長。2008年からナカシマホールディングス株式会社常務取締役。2008年からナカシマメディカル株式会社代表取締役社長を経て、2015年から現職についておられます。

2.ご講演内容

取り巻く環境の変化、ナカシマグループの概要、帝人ナカシマメディカル株式会社概要、産学官連携と開発事例についてご講演いただきました。1987年船舶用プロペラ分野のトップメーカー(国内シェア80%・海外シェア30%)であるナカシマプロペラ株式会社の新規事業として、切削等の金属加工技術を応用した医療機器事業の国産人工関節の研究、製造、販売を開始されました。その後、2015年4月、帝人ナカシマメディカル株式会社に社名変更されました。さらに、2018年1月に、センチュリーメディカル株式会社の脊椎領域の整形外科事業を買収され、人工関節・骨接合材料に加え脊椎固定器具のトータルソリューションを提案できる国内唯一のメーカーでいらっしゃいます。自社のコア技術を活用し、国内外での産学連携により、人工関節のR&Dから手術関連器具や手術システムまで一貫してR&Dをしておられるお取り組み、経営戦略、技術戦略についてご講演いただきました。長年に渡り、社内で産学連携で誰でも参加できる研究会を開催しておられること等も、ご紹介いただきました。フロアーとの活発なディスカッションが行われました。


<第59回 研究行動・研究組織分科会>

開催日 時:2018年6月20日(水) 18:30-20:30

場開催 所:連合会館404会議室

講 師:古賀 知憲様(株式会社フォーサイトコンサルティング代表取締役 / CEO)

演 題:「日本中小企業の海外展開の支援-日台アライアンス創出に向けた取り組みの実例-」 

1.講師古賀様のご紹介

1989年に成蹊大学工学部を卒業後、国内外のTier-1自動車部品メーカー複数社にて製品設計、ビジネス開発、海外事業体と日系顧客とのコミュニケーションマネジメントやプロジェクト支援などに従事された後、2009年3月、法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科にてMBAを取得されました。同年4月より、中小企業の経営支援などの業務を開始され、(株)さがみはら産業創造センターのアドバイザー及び海外展開コーディネーター、機械メーカー海外事業顧問、国立大学法人電気通信大学の特任准教授などを歴任されました。2014年1月、株式会社フォーサイトコンサルティングを設立、代表取締役に就任され、中小企業経営支援(事業計画策定、海外展開、企業間連携など)、英文ドキュメントの日本語化、人材育成関連業務などを手掛けておられます。

2.ご講演内容

古賀様が実施しておられる中小企業の経営支援業務、なかでも海外販路開拓支援の一環として(株)さがみはら産業創造センターの海外展開コーディネーターとして過去4ヶ年にわたり携わられた台湾ビジネスサポート事業でのお取り組み、独自に試行された支援手法(台湾でのプレマッチとしての事前調整)やその狙い、参加日本企業の経営者の一部に起こった意識の変化や行動変容などについてご紹介いただきました。フロアーとの活発なディスカッションが行われました。


<第58回 研究行動・研究組織分科会>

開催日時:2018年5月24日(木)18:30-20:30

開催場所:政策研究大学院大学(GRIPS)[4階・研究会室4B]

講         師:関口幸治様(株式会社テカナリエ顧問、ルネサスエレクトロニクス戦略業務プロセスコンサルタント、元日立製作所)

演 題:「日本の半導体の生き残り戦略と中国事業展開--経営破綻からの復活の現場からのメッセージ:失敗の経験に学ぶ―」

1.講師関口様のご紹介

日立製作所半導体事業部に35年間勤務、その後三菱との半導体事業の統合でルネサステクノロジ、さらにNECエレクトロニクスとの統合でルネサスエレクトロニクスを14年間経験され、半導体の経営事情に精通しておられます。半導体のマーケティングから製造までを経験され、企業の統合や東日本震災でのBCPを経験されるとともに、経営戦略や業務プロセスの構築を実行され、現在もルネサスエレクトロニクスの戦略業務プロセスのコンサルを担当しておられます。MBA(経営学)、PMP、FP

2018年に亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科社会人コースを1年で修了され、MBA(経営学)を取得されました。

2.ご講演内容

(1)日本の半導体の栄枯衰勢

(2)東日本大震災を経験して: BCMとは?

(3)企業統合を経験して:企業統合は何をもたらすか?

(4)中国事業展開

(5)半導体のイノベーションの例

フロアーとの活発なディスカッションが行われました。


<第57回 研究行動・研究組織分科会>

開催日時:2018年4月27日(金)18:30-20:30

開催場所:政策研究大学院大学(GRIPS)[4階・研究会室4A]

講          師:渋田一夫様(富士ゼロックス株式会社 新成長事業創出部)

テ  ー   マ:「富士ゼロックスにおけるユニークな活動や新規事業開発について-お客様共創ラボラトリー、バーチャルハリウッド・プラットフォーム他」

1.講師渋田様のご紹介

1990年、富士ゼロックス株式会社に入社され、研究、開発、マーケティング部門を経て、現在、新規事業の企画開発を行っておられます。2015年、東京工業大学大学院にて、技術経営修士(専門職) MOTを取得されました。ご専門分野は、情報デザイン、サービスデザイン、感性工学、認知科学、人事評価、勤務制度等です。情報処理学会、日本デザイン学会、日本認知科学会、サービス学会の会員でいらっしゃいます。

2.ご講演内容

(1)富士ゼロックス株式会社のご紹介

(2)富士ゼロックス株式会社でのユニークな活動のご紹介や成果事例等

①お客様共創ラボラトリーwww.fujixerox.co.jp/company/technical/laboratory/

②バーチャルハリウッド・プラットフォームwww.fujixerox.co.jp/company/action/vhp/

3.フロアーとのディスカッション

フロアーとの活発なディスカッションが行われました。


<第56回 研究行動・研究組織分科会>

開催日時:2017年12月1日(金)18:30-20:30

開催場所:政策研究大学院大学(GRIPS)[1階・研究会室1C]

講          師:吉見浩子様(デクセリアルズ株式会社 グローバルマーケティング本部 新規事業営業部 開発営業1課 統括課長 )

テ  ー   マ:「デクセリアルズの新規事業促進に向けた価値創造活動」

1.講師古見様のご紹介

1990年ソニーに入社され、コンピュータ周辺機器マーケティング業務に従事され、2012年ソニーから独立されたデクセリアルズ(株)にて新規事業マーケティング業務に従事されています。ソニー入社されて以来、常に新規事業立ち上げに携わられ、各種新規フォーマットや製品の市場導入全般をご担当してこられました。

2.ご講演内容

(1)デクセリアルズ株式会社のご紹介

(2)既存の事業の枠を超えた新たな領域でどのように新事業・新製品の新市場を作っていくかなどについて

3.フロアーとのディスカッション

フロアーとの活発なディスカッションが行われました。


<第55回 研究行動・研究組織分科会>

開催日時:2017年10月13日(金)18:30-20:30

開催場所:政策研究大学院大学(GRIPS)[4階・研究会室4A]

講          師:町田輝史様(葉月温心・材料加工ミッション JZK中小規模材料加工実践技術経営研究会,元玉川大学工学部教授,元室蘭工業大学客員教授・顧問 )

テ  ー   マ:「ものづくり技術者の保守的立場と技術革新努力」

1.講師町田様のご紹介

室蘭工業大学ご卒業後、富士製鐵㈱(現新日鉄住金㈱)勤務され、主に技術研究を担当された後、 東京大学生産技術研究所研究嘱を経て、1974年より玉川大学講師、助

教授、1986年教授に就任され2006年玉川大学教授を定年退職。1977工学博士(東京大学、局部加熱プレス加工)、1985 University of Massachusetts-Lowellほか客員准教授(プラスチック工学科など、1年間)、2006日本塑性加工学会名誉会員、2006年から2015年室蘭工業大学客員教授・顧問、日本工業大学特任教授等を歴任。2006年から葉月温心・材料加工ミッションを主宰され、JZK中小規模材料加工・実践技術経営研究会代表も務めておられます。

2.ご講演内容   

「いつも改善・開発が求められているものづくり技術業にとっては、如何に付加価値を求めて改善・開発を続けるかが大切。とくに欧米先進国と肩を並べるようになった今日のわが国は、自ら新技術を創造しなければならない。そのためには、技術者が本来の保守的立場を越え新たな動きを作ることが期待される。しかし、それは様々の事情から容易なものではなく、頼りは技術者自身の意欲しだい。これまでの技術科学・技術教育・技術アドバイスの経験を踏まえて、事例を基に、技術革新の中核として試作的研究を巧みに為せる技術者の特性を考える。」等をご講演いただきました。

配布資料:

3.フロアーとのディスカッション

フロアーとの活発なディスカッションが行われました。

  

 <第54回 研究行動・研究組織分科会>

開催日時:2017年8月28日(月)18:00-21:00

開催場所:ビジョンセンター東京別館7F 704号室

講          師:大平力様、甲斐健様(お二人とも株式会社本田技術研究所 四輪開発センター 主任研究員 )

テ  ー   マ:「事つくりと物つくり行動におけるマインドプロファイルーイノベーションに向けた仮説ー」

 1.講師のご紹介

大平様は1985年本田技術研究所へ入社され、栃木研究所で車体設計・車体研究・高明所ディスプレイの開発等を担当しておられます。

甲斐様は1990年本田技術研究所へ入社され、栃木研究所で車体設計・車体戦略・車体研究・エナジーはーべスティング技術を用いた社会実証プロジェクト等を担当しておられます。 

2.ご講演内容

メーカーがイノベーションを起こすためのエンジニアの取り組みについて、次のような流れでご講演いただきました。

(1)本田技術研究所の紹介、自動車屋(エンジニア)の本分等について(大平様)

(2)マインドプロファイル内容の紹介(大平様)+ワイガヤ

(3)B to G&C展開内容紹介(甲斐様)+ワイガヤ

(4)B to B展開内容紹介(大平様)+ワイガヤ

3.フロアーとのディスカッション

フロアーとの活発なディスカッションが行われました。


 <第53回 研究行動・研究組織分科会>

開催日時:2017年7月28日(金)18:30-20:30

開催場所:政策研究大学院大学(GRIPS)[4階・研究会室4B]

講          師:永田暁彦様(リアルテックファンド 代表業務執行役 株式会社ユーグレナ 取締役 財務・経営戦略担当 )

テ  ー   マ:「リアルテックファンドの投資事業等について:ユーグレナを事例として」

 1.講師のご紹介

永田様は慶應義塾大学商学部ご卒業後、㈱インスパイアへ入社、2008年に㈱ユーグレナ取締役 財務・経営戦略担当に就任されました。2014年12月26日に合同会社ユーグレナSMBC日興リバネスキャピタルを設立され、代表業務執行役についておられます。ユーグレナ様はリアルテックベンチャーとして創業され、死の谷等多数の困難を乗り越え、上場されました。リバネス様はリアルテックベンチャーを創業前から支援する豊富な実績を有され、SMBC日興証券様ははリアルテックベンチャーの技術優位性や将来性を見出し、幾多のIPOを支援されており、この3社が運営されるリアルテックファンドが、リアルテックベンチャーに創業前から技術が社会実装されるまで、知見・ノウハウを提供することで支援を行っておられます。

2.ご講演内容

 ユーグレナ様を事例として実施されておられる投資事業やインキュベーション事業等のお取り組みについてご講演いただきました。 

3.フロアーとのディスカッション

フロアーとの活発なディスカッションが行われました。


<  第52回研究行動・研究組織分科会>

開催日時:2017年5月16日(火)18:30-20:30

開催場所:政策研究大学院大学(GRIPS)[4階・研究会室4B]

講          師:丘維礼様(参Q代表、元(株)日立製作所中央研究所主任研究員 )

テ  ー   マ:「日立の研究開発マネジメント─研究者の視点から」

 1.講師のご紹介

丘様はシンガポールのご出身で、東京外大・東工大・シンガポール国立大大学院で学ばれた後、シンガポール国立大学助手、JST勤務を経て、日立製作所中央研究所でナショナルプロジェクトの超高速無線通信用60GHzモノリシック集積回路、NEDOプロジェクトの超電導電子デバイスなどの研究をご担当されました。その後、㈱リガクの主幹技師としてサーベイメータやX線解析装置の電子制御システム等の開発に携わっておられました。東京大学理学博士。

2.ご講演内容

長年にわたる最先端領域のR&Dのご経験等から、1980年代から2010年の間の技術発展(コンピュータ、半導体、マイコン、無線通信ハードウェア)及びグローバル競争問題について、特に「イノベーション」を中心にご講演いただきました。

3.フロアーとのディスカッション

フロアーとの活発なディスカッションが行われました。

 

 第51回分科会 (株)コイワイ 専務取締役 小岩井修二氏

第50回分科会 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 石油開発技術本部メタンハイドレート研究開発グループリーダー,MH21サブプロジェクトリーダー 佐伯龍男氏 

第49回分科会 東京大学先端科学技術研究センター特任教授,元新日本製鐵(株)取締役技術開発企画部長 西岡潔氏

第48回分科会 東京電機大学国際センター特別専任教授,前横浜国立大学大学院環境情報研究院教授 近藤正幸氏 

第47回分科会 多摩川精機(株) 代表取締役副会長 萩本範文氏

第46回分科会 STUDIO 4℃ 代表取締役社長・プロデューサー 田中栄子氏

第45回分科会 タカノ(株) 相談役 堀井朝運氏

第44回分科会 テクニカルソリューションズ(株) 代表取締役社長 勝呂隆男氏

第43回分科会 前YKK大連吉田拉鏈有限公司董事・総経理 佐々木慶弘氏

第42回分科会 亜細亜大学特任教授・サムスン経済研究所諮問役 張相秀氏

第41回分科会 日清オイリオ(株) 常務執行役員 糸数博氏

第40回分科会 富士通総研経済研究所主席研究員 金堅敏氏

第39回分科会 群馬大学  伊藤正実氏

第38回分科会 アサヒビール(株) 大竹康之氏

第37回分科会 亜細亜大学 柏木 仁氏

第36回分科会 東京農工大学大学院教授・国際戦略デザイン研究所代表 林志行氏

第35回分科会 財産法人知的資産活用センター 事務局長 吉栖康浩氏

第34回分科会 日本経済新聞社 編集局アジア部長 後藤康浩氏

第33回分科会 亜細亜大学 呉 淑儀・サリー氏

第32回分科会 (株)メディアート 橋川雅人氏 (前資生堂IR部長)

第31回分科会 (株)事業創造研究所 中西幹育氏

第30回分科会 日本サムスン(株) 石田賢氏 

第29回分科会 日産自動車(株) 柳原秀基氏

第28回分科会 横浜国立大学 岡田依里氏

第27回分科会 アーサー・D・リトル(株) 原田祐介氏

第26回分科会 日本ユニシス(株) 福島康夫氏

第25回分科会 富士通(株) 能田通貴氏

第24回分科会 日本政策投資銀行 木嶋豊氏 

第23回分科会 日産自動車(株) 柳原秀基氏

第22回分科会 日本学士院 長倉三郎氏

第21回分科会 和光大学 山崎秀雄氏

第20回分科会 太平洋セメント(株) 羽原俊祐氏

第19回分科会 キヤノン(株) 村井啓一氏

第18回分科会 亜細亜大学 池島政広氏

第17回分科会 日本政策投資銀行 木嶋豊氏

第16回分科会 タマティーエルオー(株) 井深丹氏

第15回分科会 アマコア・テクノロジー・ジャパン・インク 三輪春治氏

第14回分科会 (株)デンソー 夏目慶三氏

第13回分科会 三洋電機(株) 滝沢喜久男氏

第12回分科会 横浜国立大学大学院 近藤正幸氏 

第11回分科会 第一製薬(株) 芝野俊郎氏

第10回分科会 三菱化学(株) 駒谷隆志氏

第 9回分科会 日本電気(株) 阪口光人氏

第 8回分科会 フェムト秒テクノロジー研究機構 齋藤冨士郎氏

第 7回分科会 東京大学 ロバート・ケネラー氏

第 6回分科会 横河電機(株) 為谷素也氏

第 5回分科会 松下電工(株) 阿部惇氏

第 4回分科会 野村総合研究所(株) 高橋琢磨氏

第 3回分科会 東京理科大学 石田英夫氏

第 2回分科会 花王(株) 安川拓次氏

第 1回分科会 キリンビール(株) 今村寛司氏