大会長 田中 聡
(信州大学医学部麻酔蘇生学 教授)
このたび、第8回日本周麻酔期看護医学会学術集会を開催させていただくこととなりました。開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
安全で質が高く、社会のニーズに沿った周術期医療を実現するためには、麻酔科医のみならず、周麻酔期看護師、手術室看護師、病棟看護師、薬剤師、臨床工学技士多職種が専門性を発揮しながら連携することが不可欠です。
本学術集会のテーマは、
「地域と繋がる周麻酔期看護の未来 ― 多職種連携と周麻酔期看護の価値の可視化 ―」
といたしました。
周麻酔期看護は、手術室の中だけで完結するものではありません。術前から術後、さらには地域や在宅医療へと続く患者さんの医療体験全体を支える重要な役割を担っています。一方で、その専門性や成果は必ずしも十分に理解され、社会や医療現場において可視化されているとは言えません。
これからの周麻酔期看護には、多職種との協働をさらに発展させるとともに、その実践が患者アウトカムや医療の質向上にどのような価値をもたらしているのかを示していくことが求められています。また、地域医療との連携を通じて、患者さん一人ひとりに寄り添った切れ目のない周術期支援を実現することも重要な課題です。
本学術集会では、さまざまな職種や立場の方々が一堂に会し、経験や知見を共有することで、周麻酔期看護の未来を共に考える場となることを願っております。本学術集会が、新たな連携の創出と周麻酔期看護のさらなる発展につながることを心より期待しております。
多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
第8回日本周麻酔期看護医学会学術集会
会長 田中 聡