会長挨拶

日頃より日本臨床薬理学会東海・北陸支部の活動に対し、ご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。この度、第8回日本臨床薬理学会東海・北陸地方会を2024年6月9日(日)に開催させていただくこととなりました。完全オンラインで開催いたしますので、東海・北陸支部の会員の皆さま以外にも気軽にご参加いただければ幸いです。

 

 臨床薬理学は「薬物の人体における作用と動態を研究し、合理的薬物治療を確立するための科学」(日本臨床薬理学会)であり、薬物と人との関係のあらゆる側面に関与する学問です。合理的薬物治療とは、単に疾患に対して最も効果的な治療のことではなく、個々の患者にとっても最も有用な治療を指します。その意味でも、「育薬」は「創薬(医薬品開発)」ととともに臨床薬理学の果たすべき重要な役割です。そこで、本地方会のテーマは『くすりを育てる』として、医薬品開発から市販後の育薬までの一連の流れに光を当てたいと思います。

 

 本地方会では、一般演題とともに教育講演、特別講演、シンポジウムを予定しました。教育講演と特別講演では、それぞれ最新の治療薬と従来から使用されている治療薬の話題をご講演いただきます。また、4名の演者をすべて金沢大学から選出するという図々しいシンポジウムを企画し、臨床薬理学の実践には一つの組織内でさえ様々な立場からのアプローチがあることを紹介したいと考えています。

 

医師、薬剤師、看護師、研究者、企業など、すべての参加者にとって有意義な地方会になるように準備を進めてまいります。

奮ってご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

第8回日本臨床薬理学会東海・北陸地方会

会長 安藤 仁

金沢大学医薬保健研究域医学系 教授


協賛募集のご案内

本会は、日本臨床薬理学会の地方会として毎年1回開催され、臨床研究や治験、創薬に関する動向が活発に発表・議論されております。参加者は東海4県(静岡・三重・岐阜・愛知)および北陸3県(富山・石川・福井)で活躍中の医師、薬剤師、治験コーディネーター等で、200名に上ります。本会開催の意義と事情をご賢察の上、格別のご協力、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

協賛項目:プログラム・抄録集広告、寄付金

申込方法:開催趣意書・募集要項や申込書を送付させていただきますので、以下の事務局までお問合せください。 

第8回日本臨床薬理学会 東海・北陸地方会事務局

〒920-8640 
石川県金沢市宝町13-1
金沢大学 医薬保健研究域医学系 細胞分子機能学
第8回日本臨床薬理学会 東海・北陸地方会 事務局
TEL:076-265-2453
連絡先:jscpt.kanazawa@gmail.com