京都での大会は実に34年ぶりです。1990年(平成2年)に第4回キチン・キトサンシンポジウムが京都会館(現ロームシアター)で開催されて以来です。その時には、関西大学の浦上忠先生が委員長をお務めになられました。従って、在京都の大学が主幹するのは、なんと今回が初めてです。
今回の第38回大会は京都府立大学下鴨キャンパスが会場です。京都市街地の北端、北山と呼ばれる地区に位置しています。西側に隣接する京都府立植物園内には半木神社があり、下鴨神社と上賀茂神社の正確な中間点を示しています。地下鉄北山駅から至近距離の立地ですので、お勉強の後はおしゃれな北山エリアに留まるもよし、祇園、木屋町、先斗町へ繰り出すもよし、です。
千年の古都という場所柄から、「温故知新」をキーワードとして準備に当たっております。しばしば多くの方が本会を「ビッグボスの居ないフラットで和気藹々とした学会である」と評されます。この良き伝統を守りつつ、経験豊富な研究者と明日のキチン・キトサン研究を担う学生・若手研究者が自由で活発な情報交換や討論を行える場を提供できるなら望外の喜びです。
会員諸姉諸兄をお迎えするため、伊福伸介先生(京都大学)、大沼貴之先生(近畿大)、黒住誠司先生((株)甲陽ケミカル)、高木淳裕先生(ピアス(株))、高島智也先生(大阪大谷大)、高野俊幸先生(京都大)、谷本智史先生(滋賀県立大)、古池哲也先生(関西大)、山下和彦先生(ヤヱガキ醗酵技研(株))(あいうえお順)および代表である川田が力を合わせて準備を進めています。
準備はようやく端緒についたところですが、関西在住のレジェンド級の先生方の特別講演や学生さんを対象とした企業説明会などを計画中です。大会への要望や良いアイデアなどがございましたら、上記のお知り合いの先生方にお気軽にご連絡をいただければ幸いです。
委員会一同、皆様と京都で再会できることを楽しみにしております。
第38回キチン・キトサン学会大会(京都大会)運営委員一同
代表 運営委員長 川田俊成(京都府立大学)
伊福伸介(京都大学)、大沼貴之(近畿大学)、黒住誠司((株)甲陽ケミカル)、髙木淳裕(ピアス(株))、高島智也(大阪大谷大)、川田俊成(京府大)、高野俊幸(京大)、谷本智史(滋賀県立大)、古池哲也(関西大)、山下和彦(ヤヱガキ醗酵技研(株));50音順、敬称略