このたび、第39回日本プライマリ・ケア連合学会近畿地方会の大会長を拝命いたしました、石丸 裕康です。本会のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本地方会は、本来隔年で現地開催と、オンライン開催として実施してきましたが、今回は鈴木富雄会長のもと近畿支部一丸となって開催した学術大会後、ということもあり、昨年に続きウェブ開催となっております。華美な演出や大規模な企画があるものではなく、最も中心的な役割は、専攻医の先生方、そしてプライマリ・ケアや総合診療に携わる多職種の皆様が、日々の臨床や地域での活動を発表し、語り合うための場となることです。
ここで発表される内容は、日本のを根本から変えるような壮大な研究ではないかもしれません。日々の外来・病棟での臨床経験や小さな工夫、在宅の現場でのささやかな気づき、多職種チームの試行錯誤といった、一見すると小さな実践がほとんどでしょう。
しかし、医療現場における大きな変革は、いつの時代も、こうした現場の小さな実践から始まります。日々の疑問に向き合い、目の前の患者さんや地域のために踏み出したその経験こそが、未来の医療を形作る確かな種なのではないでしょうか。
本地方会は、そうした小さな実践を持ち寄り、お互いの工夫を認め合い、率直に議論を交わすためのアットホームで開かれた空間です。ここで交わされた対話や、共有された小さな成功や失敗の経験が、やがて参加された一人ひとりの明日からの実践を支え、豊かな未来へと広がっていくことを心から願っております。
参加者の皆様と、温かく、そして熱い議論を交わせることを、実行委員一同、心より楽しみにしております。
令和8年吉日
第39回日本プライマリ・ケア連合学会近畿地方会
大会長 石丸 裕康(関西医科大学香里病院 / 総合診療科・内科)