ご寄贈いただいた品物 : エコー(超音波検査装置)
2019年2月、初めてのクラウドファンディングに挑戦しました。『Waoランドに屋根を作りたい。雨の日でもワオキツネザルが遊べるように、お客様が雨に濡れないように』という、飼育スタッフの想いからはじまった新しい試みでした。ツイッターで呼びかけたところ、多くの方から温かなご支猿をいただき、目標を達成することができました。
2019年5月、飼料班のスタッフとクラウドファンディング第二弾を企画しました。限られた飼料費の中で、できるだけたくさんの種類の食べ物を動物たちに食べさせたい。大型冷凍庫があれば、ご寄附でいただいた野菜や果物を長期間保存できるし、夏の間カチコチフルーツをたくさん作って暑さをのりきることができる。そんな想いを多くの方が応猿してくださいました。
他にも、たくさん動物たちのためにしてあげたいことがあります。すべての動物たちにもっと広いスペースを確保したい、太陽と植物のある環境を用意したい。想いはあるけど、老朽化した施設をなんとかするのは、規模が大きすぎて、今の自分たちにどこまで実現できる力があるかわかりません。でも、まずは一歩を踏み出す勇気をいただきました。
『動物たちにもっと良いくらしを提供したい。』その想いをかなえるために、皆さんのご支猿をお願いいたします。設定した期間までに各プロジェクトの目標金額に満たない場合は、計画の見直しを行い、いただいた支猿金額の中でできることを実行するか、期間を延長するかの判断をさせていただきます。どのプロジェクトを優先的に実行するかは、集まった金額と動物たちを取り巻く環境等によって判断させていただきたいと存じます。状況によっては、別のプロジェクトに使わせていただく可能性もありますが、目的は『動物たちのくらしを良くするため』に限定いたします。
企画者 (鏡味・石田)
いただいたご支猿 について
シロテテナガザルのイレブン♂。彼は生まれてから一度も屋外の広い運動場でくらしたことがありません。
バックヤードで使用している飼育ケージの例。
決して広いとは言えず、太陽の光もほとんど入りません。もっと広い空間を用意して、のびのびとくらさせてあげたいです。
企画者 (根本)
現在、南米館には、絶滅危惧IA類に指定されているワタボウシタマリンや、モンキーセンターにいるサルの中で最も小さなピグミーマーモセットなど、6種類の南米の小型のサルがくらしています。
50年以上前に建てられた南米館は太陽の光が入らない構造で、サルたちにとって最適な環境とはいえません。新しく立て替える費用は確保できないので、なんとか今の施設を一部改修して、よりサルたちが快適にくらせる環境を用意したいと考えました。
その一つが『おでかけタマリン』計画です。南米館の北側に屋外運動場を新たに設置します。南米館の壁にマーモセットやタマリンたちが通れる穴をあけ、各部屋から屋外運動場に出られる通路を作ります。南米館の室内は現在10の部屋にわかれていますが、各部屋のサルたちが、時間を区切って順番に屋外運動場へおでかけできるようにする計画です。
もう一つは『アマゾンジャングル化』計画です。室内に太陽の光を届けて、サルたちがより自然に近い環境でくらせるよう、南米原産の植物あふれる環境にしたいです。
いただいたご支猿 について
ご寄附のほかに、南米館用の観葉植物をお贈りいただき、アマゾンジャングル化計画は一歩前進しました。
南米館 (室内) でくらすワタボウシタマリンとピグミーマーモセット
企画者 (奥村(文)、廣澤、大島)
目標額50万円 期間 2019年12月まで
植物を植えるために必要な物品を、ほしい物リストを通じてそろえることができ、少しずつ環境を改善しています。ご支猿くださった皆さま、ありがとうございました。クラウドファンディングは終了しますが、引き続き、ほしい物リストでのご支猿のお願いや園内の寄附ボックスは継続いたします。
高い場所にある台で過ごすマンドリルのサンフジ♂。雑木林から切ってきた枝を背景に。
<募集を終了しました>
企画者 (阿野)
目標額50万円 期間2019年11月まで
クラウドファンディングは終了しますが、引き続き、ほしい物リスト等でのご支猿のお願いは継続いたします。キツネザルたちのくらしの改善のために、応猿をよろしくお願いいたします。
マダガスカル館でくらすクロシロエリマキキツネザル
現在の、マダガスカル館の放飼場
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