JHF40周年事業開催の経緯と目的について

 6月のJHF総会において、計画が承認された40周年記念事業について、その目的・内容・予算について説明します。

 JHFでは、これまでもそれぞれの節目で記念誌の発行等を行ってきました。将来の活動を効果的なものにするためにも、これまでの活動内容をまとめておくことは重要と考えております。そして、現在JHFの大きな課題はフライヤーの減少で、記念事業実施に当たり、記念誌発行だけでなく、今後フライヤー会員の増加につながる取組や、会員の減少に歯止めをかける取組が必要と考え理事の間で事業内容を検討してきました。

 一般市民へのPRを考え、都市や夏のリゾート地でのアキュラシー大会やデモフライトを検討しましたが、場所の確保、準備期間、実施体制、集客見込み等の面からハードルが高く、毎年多くのフライヤーが集まる紀ノ川エリアでの試乗会に併せて、フライヤー会員同士の交流を中心とした、取組を行うこととしました。

 具体的には、フライヤーを対象としたプロカメラマンによる「空撮技術セミナー」の開催、40周年記念パーカー作成・販売、試乗回数スタンプラリー(賞品はパーカー)、今後各地域で開催される一般市民を対象としたイベントで活用するための普及用パネル(案)の展示とパネル(案)に対するフライヤーからの意見募集、パラグライダーVR体験のデモストレーションです。

 そして、これとは別に現在40周年記念誌も編集中です。記念誌作成し各方面に配布することは、JHFの組織や活動を一般社会に理解してもらうためにも非常に重要と考えています。

 さらに、地元以外のフライヤーに接する機会が少ないが理事・監事が、記念イベントの実施を担う事とにより、様々な地域のフライヤーの意見を直接聞くことができるのは今後のJHF運営に非常に有効と考えています。また、試乗会には様々なディーラーも参加するので、業界からの意見を聞く良い機会になると考えています。

 JHFでは、今回の記念事業の結果を今後の活動に生かしていくとともに、今回の事業が有意義であった場合、同じような取組を今後他の地域でも展開できないか検討して行きたいと考えています。

 今回の記念事業は、理事・監事が担うため、前日に理事会を開催します。通常理事会は、東京のJHF事務局で開催しています。コロナの感染が拡大し、この2年間はリモートでの開催や参加が多く、理事会開催の経費(旅費等)を節減できた反面、リモートでの開催では、議論の深みに限界があり、やはり年に数回はリアル開催が必要と感じております。今回の理事会は東京での開催に比べ少し経費が嵩みますが、年間トータルで経費節減に取り組むとともに、理事会での議論を今後のJHF運営に生かして行きたいと考えております。

 以上、和歌山県紀ノ川エリアでの40周年記念事業の実施と理事会開催についてご説明いたしました。ご理解いただければ幸いです。


公益社団法人 日本ハング・パラグライディング連盟