2025年の以下の大会結果です
JFTコムテックカップ 第33回 全日本グレトーナメント
JFTコムテックカップ 第41回 全日本グレ王座決定戦
大会の詳しい内容はFacebookのJFTグレ部会に掲載しています。ぜひご覧ください。
優勝 竹中 満和選手
準優勝 土谷 賢太郎選手
第3位 有元 孝太選手
愛媛県宇和島の宇和海において、10月25日・26日に「第33回 JFTコムテックカップ 全日本トーナメント」を開催しました。
全国8支部から勝上った選手、シード選手、王座選手、メーカー選抜選手を含めた56名が2日間にわたりテッペンを目指して熱い戦いを繰り広げました。
初日の試合は4名1組のリーグ戦で、各組1名の勝ち上がりと各船からワイルドカードとして1名の選手が勝ち上がりとなります。
今年の宇和海は、例年どおりエサ取りアジとベラに加えハマチやヒラメが回っている状況で、グレの活性は悪くなく良い対戦が期待できる状況でした。予選リーグは匹数制限のなか、リミットメイクをする選手が続出し白熱した試合展開でした。14組中3連勝で勝上り選手が11名を数えました。
予選リーグを終え決勝リーグは、トーナメント戦と試合形式が変わることなります。一度港に戻り対戦クジを終え、対戦磯に向かいました。今年のベスト16戦も、6名の初出場を加えた新旧JFT選手の対戦となりました。午後からの試合は良型グレが顔出すので、バラシやトラブルは即勝敗を分ることになります。経験があるJFT選手がやや有利の中、初出場の選手が喰らいつく展開でした。
決勝リーグ2日目に駒を進めたのは、井山選手(広島)、上田選手(京都)、有元選手(愛媛)、中川選手(兵庫)、竹中選手(山口)、豊永選手(徳島)、土谷選手(和歌山)、篠原選手(香川)の8名になりました。初出場は上田選手、有元選手、中川選手、クジの結果で上田選手と有元選手対戦が決まりました。中川選手は、若手のホープ篠原選手と対戦が決まりました。
準々決勝、準決勝ともに、1尾を争う白熱した試合とグレの活性に泣かされた試合がありました。グレ釣りの場合、どうしてもグレの活性が落ちる時間があるので、一方的な試合展開になる場合もあり、試合に勝つには潮やグレを味方にすることが必要となります。
決勝戦に駒を進めたのは、令和5年の王座決定戦・優勝者の土谷選手と初優勝を狙う竹中選手でした。試合は両選手とも着実に釣果重ねました。規定寸法以上は、土谷選手が22匹、竹中選手が19匹でした。グレのサイズは竹中選手の方が少し大きく見え、検量の結果は竹中選手がついに悲願を達成をしました。
本大会を安全に開催できたこと、選手の皆さん、渡船屋さん、部会役員の皆さん、本当に感謝いたします。ご協力を頂きた「はまざき渡船」さん、「渡船 よしだ屋」さん、本当にお世話になりました。大会の開催にあたり、スポンサー様、ご協賛を頂いたメーカー各社様、誠にありがとうございました。
全日本釣り技術振興評議会(JFT) グレ部会・事務局 井上茂樹
優勝 井山 俊生選手選手
準優勝 和泉 泰久選手
第3位 土屋 賢太郎選手
<大会成績>
1 位 井山俊生 6勝1敗
2 位 和泉泰久 5勝2敗(総重量により上位)
3 位 土谷賢太郎 5勝2敗
4 位 岩田則之 4勝3敗(総重量により上位)
5 位 竹中満和 4勝3敗
6 位 山村大志 2勝5敗
7 位 村岡哲也 1勝6敗
8 位 金井田竜矢 1勝6敗
愛媛県宇和島市の日振島において、11月12日・13日に「第41回 JFTコムテックカップ 全日本グレ釣り王座決定戦」を開催しました。グレ釣り王座決定戦は、昨年度の全日本グレトーナメントの上位4名の選手と王座シード選手4名の8名選手によるリーグ戦で、グレ釣りの真の王者を決めるグレ部会の最上位大会です。
日振島は11月に入り、磯によっては50クラスも顔を見せ、30クラスは数が狙える状況で秋磯シーズン真っ盛りです。エサ取りのメインはイサキですが、今年はエサ取りもうるさく無くグレ釣りが楽しめます。大会初日は王座シード選手と全日本グレトーナメント上位選手の戦い、トーナメントから勝ち上がってきた選手は王座選手の全員と戦う試練が待ち受けます。
初日が終了し、王座シード選手の井山選手(広島)、土谷選手(和歌山)が4連勝し、和泉選手(愛媛)が2勝2敗、村岡選手(広島)が1勝3敗、全日本グレトーナメント上位選手は岩田選手(山口)が2勝2敗、山村選手(鹿児島)、竹中選手(山口)、金井田選手(大阪)は1勝3敗と王座シード選手の壁を見せつける結果になりました。グレ釣り王座決定戦の優勝を勝ち取るには、全勝優勝がベストですが最低でも5勝が必要になります。この時点の候補は4名、井山選手(広島)、土谷選手(和歌山)、和泉選手(愛媛)、岩田選手(山口)です。
大会2日目は王座シード選手同士、全日本グレトーナメント上位選手同士の戦いになり、井山選手(広島)、土谷選手(和歌山)、和泉選手(愛媛)は星の取り合いになり、岩田選手(山口)は鬼の居ぬ間に星を重ねる展開になります。大会2日目の第1試合が終わって、和泉選手(愛媛)が井山選手(広島)を下し、土谷選手(和歌山)は星を伸ばし5戦全勝は土谷選手(和歌山)のみとなりました。
第2試合は、井山選手(広島)と土谷選手(和歌山)、和泉選手(愛媛)と村岡選手(広島)の戦いです。3選手は優勝するには負けられない戦いです。井山選手(広島)は土谷選手(和歌山)を僅差で下し両選手が5勝1敗、和泉選手(愛媛)が4勝2敗と星を伸ばし最終の第3試合まで優勝は持ち越されました。
第3試合は井山選手(広島)と村岡選手(広島)と、土谷選手(和歌山)と和泉選手(愛媛)の戦いです。井山選手(広島)と土谷選手(和歌山)が勝てば6勝1敗で並び、井山選手(広島)と土谷選手(和歌山)が負け和泉選手(愛媛)が勝つと、井山選手(広島)、土谷選手(和歌山)、和泉選手(愛媛)が5勝2敗で並びます。井山選手(広島)は昨年に続き連覇V2が、土谷選手(和歌山)は2023年度に続きV2が待っています。第3試合の井山選手(広島)は、潮もグレも味方に付け村岡選手(広島)に横綱相撲で村岡選手(広島)に勝利しました。土谷選手(和歌山)は、前半戦はグレの活性が悪く数は出るものの型が出ず苦しい展開。後半戦もエサ取りのイサキに手を焼き数を伸ばせない中で和泉選手(愛媛)が前後半ともコンスタントにグレを手にした和泉選手(愛媛)が勝利を手にしました。井山選手(広島)が勝ち、土谷選手(和歌山)が負けたことで、井山選手(広島)が全日本グレ釣り王座決定戦を制しました。
井山選手(広島)は、2023年度の全日本グレトーナメントに初出場し初優勝を飾りました。2024年度は全日本グレトーナメント5位、グレ釣り王座決定戦で優初勝を勝ち取りました。2025年度は全日本グレトーナメント5位、本大会の全日本グレ釣り王座決定戦も優勝しました。JFT初参戦後は抜群の成績を収めおり、次代の名人候補の1人に名を連ねました。今後の活躍が楽しみな選手です。
全日本釣り技術振興評議会(JFT) グレ部会・事務局 井上茂樹