ジェレミー・ハンター教授 Special Session for Social Leaders in Japan 2025
セルフマネジメント・マインドフルネスで結果を変える
~Creating Choices : 選択肢を広げる~
~Creating Choices : 選択肢を広げる~
【5月24日(土)、6月7日(土)、6月21日(土)、6月28日(土)各10:00~13:30】
オンライン開催
マインドフルネスやセルフマネジメントを、米国のピーターF.ドラッカースクールでMBAやエグゼクティブに教えてきた、世界でも草分けの一人、ジェレミー・ハンター氏による特別オンラインプログラムを開催します。
今年で7年目を迎える本プログラムは、社会や地域の進化のために取り組んでいる非営利団体や、ソーシャルベンチャーで働く方を対象とした招待制です。2025年は【5月24日(土)、6月7日(土)、6月21日(土)、6月28日(土)各10:00~13:30】にオンラインで開催します。平日だと参加が難しいという声を受け、今回初めて土曜日に開催します。
今回のテーマは「Creating Choices(選択肢を広げる)」
「他者をマネジメントするためには、まず、自分自身をマネジメントできなければならない」と、経営学者のピーターF.ドラッカー氏は言いました。
チームや組織が、いきいきとその力を発揮させるためにリーダーができることは、「自己の内面を見つめ、感情や願望を理解し、そのうえで外界に働きかける」こと、それによって、よりよい望ましい状態に近づけていくこと。これが本セッションでお伝えするセルフマネジメントです。
テーマは「Creating Choices(選択肢を広げる)」。自分の感情や思考のパターンを理解し、そのパターンが来たときに自覚できるようになることで、それまでになかった「選択肢」を増やすことができます。そうして望まないパターンから抜け、「望む結果」を実現していきます。
たとえば、
・社会の変化をチャンスに変えていきたいが、目の前のことに対処するのをやめられない
・クライアントから、契約を切られてショックを受けた
・相手にあわせて丁寧に伝えたはずなのに、まるで理解していなくてどっと疲れた、など
このようなストレスを感じた時、多くの場合私たちは、反射的に逃げるか戦うかのどちらかを選んでいます。しかし、いずれも現実を本質的に変えることにはつながりません。本当に望む結果を得るためには、その場で起きている感情・思考に気づき、行動を変えること。
予期せぬ出来事はいくらでも起こります。内面をマネジメントするという、これからのリーダーに欠かせない実践的なスキルを得ていくことがこのセッションの特徴です。
仕事にも職場にも、そして自分の人生にとっても、自分の想いやミッションを実現していくための、大切な時間になることと思います。この機会に、ぜひご参加ください。
参加者からの感想やメッセージの抜粋
大きな悩みにもがいていたのですが、自分に何が起こっているのかの理解の助けにとてもなりました。今後、どんな自分になっていくのか楽しみになっています。
特に感じたのは、自分自身が現実を作っていることと、その結果を無意識的に作り出していること。そのことに自覚的に気づき、選択肢を持ち、自由になること、そしてよりよい選択肢に対してモチベーションを持ち、実行をすること、そのことが重要であることに改めて気づかされた。
働く意欲が下がっていたのですが、自分の中から湧き出てくるなにか大きな「働く意義」みたいなことよりも、瞬間瞬間の自然なエネルギーを見つけて取り出すということかなと思えてきました。また、自分自身がハーモニーを生み出したいことをあらためて感じました。
セルフマネジメントにはスキルが必要ということを学びました。自分を効果的にするものに集中する、行動と結果に集中する、などマインドフルネスの合理的な側面は、新たな気づきでした。
現実を見ながら、瞬間瞬間を創造してゆく創造指向で生きるというあり方、過ごし方のイノベーションが起きました。
●日時(全ての日程への参加が必須)※間に30分の休憩をはさみます
・Day1 5月24日(土)10:00~13:30
・Day2 6月7日(土)10:00~13:30
・Day3 6月21日(土)10:00~13:30
・Day4 6月28日(土)10:00~13:30
セッションの間に学んだスキルを日々の仕事や生活で実践し、その結果を持ち寄り、フィードバックを得ながら習得していきます。
●場所:オンライン(Zoom)
※対話の時間があります。声を出せる環境でご参加ください。
●対象:
・ETIC.が主催するプログラムに参加したことがある、または、ETIC.が提供するサービスを利用したことがある方や連携事業に取り組む方(所属する団体のスタッフの方の参加も歓迎します)
※プログラムの例:社会起業塾、MakersUniversity(U-18含む)、TOKYO STARTUP GATEWAY
、ユースセンター起業塾、みてね基金、Vision Hacker Assosiation、ローカルベンチャーラボ、地域ベンチャー留学、震災復興右腕プログラム、サービスアカデミー、DRIVEキャリア 等々
・「ジェレミー・ハンターSpecial Session for Social Leaders in Japan」にこれまでに参加した方からの推薦がある方(ETICスタッフからの推薦も含む)
※一般向けの公開セッションは、Transform社が開催しています。http://transform-your-world.com/
●参加費:
本プログラムは、利益を目的としておらず、日本のソーシャルセクターにこのセッションが必要だと考える、ジェレミーさんの協力と、事務局のボランティアベースの活動により成り立っています。
参加費は、【一般】と【ソーシャルリーダー】の2種類を設けています。
【一般(営利企業)】25万円(税込)/人
【ソーシャルリーダー特別価格】8万円(税込)/人
※ソーシャルリーダーとは、民間非営利組織もしくはそれに準じる社会的企業、行政に所属する方や連携事業の担当者を主に想定しています
※参加費には、セッション参加に伴う費用(通訳含む)が含まれています。
●人数:25名程度(各回最少催行人数15名)
※4月末時点で最少催行人数に満たない場合は、開催を中止・延期させて頂く場合がございます。
以下のフォームよりお申込みください
*キャンセルの場合:お早めにご連絡ください。4月25日までは、無料にてキャンセルを承ります。5月10日までは受講費用の半額、その後、当日までは受講費用の全額を申し受けます。
ジェレミー・ハンター氏(Ph.D.)プロフィール
日本人力士のひ孫として誕生。
ピーターF.ドラッカー大学院の准教授であり、大学院のエグゼクティブ・マインド・リーダーシップ・インスティテュートの創設ディレクターを務める。東京にある合同会社Transform LLCの共同創設者でもある。20年近くにわたり、大きな変化と挑戦に向かうリーダーたちが、自分らしさを磨きながら変容するのをサポートしてきた。
ハンターが企画し、リーダーシップ・プログラムを実施した団体は多岐にわたり、フォーチュン誌で全米上位200位に選出された航空宇宙会社や、同誌上位50位に選出された銀行・金融機関、会計事務所の他、芸術や非営利組織など多様な業界を含む。プログラムの効果は、プロフェッショナルとしての成果のみならず、参加者の個人的成長や経済的変化としても現れている。
その活動は、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙や英エコノミスト誌、英フィナンシャル・タイムズ紙や米ロサンゼルス・タイムズ紙のほか、米公共ラジオNPRの番組「Morning Edition」にも取り上げられた。
シカゴ大学で博士号を取得。ハーバード大学とウィッテンバーグ大学の学位も有する。
ジェレミー・ハンターさんによるプログラム概説(英語/日本語)
※セッションは通訳付です
<The Practice of Self Management: Essential Skills for Social Leaders>
As a leader are you fully equipped to meet the challenges you and your organization face? We have now firmly entered the Era of Transformation. The world’s conditions demand that leaders develop new skills to effectively meet intensely changing circumstances. Social change is not only external, measured by action and results in the world, but also includes internal skills to understand and transform your minds, thoughts, emotions and actions.
After years of social entrepreneurship practice in Japan, it has become clear that focusing only on the external was a mistake leading to burn out, illness, wasted potential and even death. How can social entrepreneurs build on their talents so they can sustainably contribute their skills, energy and talent for the long-term? This series of workshops will outline the fundamentals of Self-Management, developed at the Peter F. Drucker School of Management over a decade ago. You will learn practical frameworks to apply in your own life and work.
(日本語)
「セルフマネジメントの実践 ~ソーシャルリーダーの必須スキルを学ぶ」
あなたは、ひとりのリーダーとして、自分と組織が直面する課題に対処するための、十分な準備ができていますか?私たちは今、変容の時代にいます。この世界の状況がリーダーたちに求めるのは、激しく変化する状況に効果的に対応するための新しいスキルです。社会変革には、現実世界における行動と結果によって測られるような外的なものだけでなく、自分のマインドや思考、感情や行動を理解し、自ら変容していくための内的なスキルが不可欠です。
日本での、社会起業家との長年の活動を通して、ひとつ明確になったことがあります。それは、外的なことだけにフォーカスすることは誤った選択であり、バーンアウトや本来の能力が発揮されないばかりか、死に至る可能性すらある、ということです。
社会起業家やソーシャルリーダーたちは、どのようにしたら自分の才能を磨き、自らのスキルやエネルギー、能力を長期的に発揮し続けることができるのでしょうか?このワークショップでは、10年以上に渡ってロサンゼルス のピータードラッカー・スクール・オブ・マネジメントで開発されたセルフマネジメントの基本を概説します。参加したあなたは、日々の生活や仕事で使える実践的なフレームワークを学んでいくでしょう。
ジェレミー・ハンターさん 参考情報
1)ジェレミーさんのホームページ: http://jeremyhunter.net/
2)ジェレミーさんの書籍「ドラッカー・スクールのセルフマネジメント教室」
3)参加者の白河桃子さんによる、ジェレミーさんインタビュー:
「NIKKEI STYLE: 「頑張れ精神」は日本の毒 ドラッカー流は知的に休む」
4)ジェレミーさんのTED (日本語字幕付きの動画は以下をご覧ください)
JOINS株式会社 代表取締役 猪尾 愛隆さん
ジェレミーから学んだことで最近気づいた自分の変化は幸福感受性が上がったことです。
自分に起きていることを、思考だけでなく、感情・身体感覚から意識的に情報として把握できるようになったことで、自分にとっての豊さや幸せの輪郭や解像度が高まった気がしています。
土曜日の朝に草サッカーの試合に自転車で向かう時のワクワク、娘の好奇心スイッチが入った瞬間に立ち会えた時のお腹の真ん中あ たりが温かくなる感覚、仕事で仲間と話し合う中で新しいパターンを見つけられた時の頭が熱くなってくる感覚、自分にとってこういう幸せだけで十分人生楽しかったと思って死ねるなと気づきました。
そして、この幸せに実はそんなにお金はいらないことも気づき将来への不安も減りました。
あと、仕事は社会を変えるためにするみたいな感覚が減り、その仕事をしている時間そのものを楽しむ感覚に変わりました。
でもこの方が実は結果にもつながるんじゃないかなーとも感じてます。
NPO法人ユアフィールドつくば 代表理事 伊藤 文弥さん
ジェレミーの研修を受ける前、私は社員から言葉をとてもネガティブに受け取っていました。例えば「わかりました」と返信が来たらイライラしてしまっていたんです。「わかりました!」と返して欲しかったんです。笑
なぜ、自分がこのように感じてしまっているのか、このように感じていることで僕はその後どんな行動をとってしまっていたのか、その結果どうなっているのかを理解することができました。 自分が望んでないのに何度も起きる嫌なことには自分に理由があるという話がありました。
僕でいうと、望んでいないのにいつも社員と関係性が悪くなってしまっていました。ジェレミーと出会い、冷静に自分がどんな状態を望んでいるのかを考え、そこに繋がっていくように感情をコントロールすることが少しづつ出来るようになり、仕事がとても楽しくなりました。本当に感謝しています。ありがとうございました!
特定非営利活動法人ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京)
3代目(2017年~2021年)代表理事 藤村隆さん
セルフマネジメントとトランジション、2つのセッションに3年間に渡って参加しました。ちょうど、事業統括から代表理事に選出しされた時期でもあり、自分のリーダーシップについて思い悩むことがふえて、自分自身の考え方や仕事への姿勢を根本から変えなければいけないという壁に直面していました。
この講座は、本来数か月にわたる大学院の授業を数日間に凝縮して提供していますが、ジェレミーさんから知識を教えられる時間は短く、多くの時間が参加者同士の対話に充てられています。提供されたフレームワークをもとに、日々直面する悩み事や、人生の大きな節目について仲間と語り合うことで、自分の仕事やリーダーシップについて様々な角度から見直すことができました。
また、自分自身との対話、とくに身体やこれまでの過去との対話からも、大きな影響をうけました。結果として、セッション前に想い描いていた理想像やゴールとは全く異なる新しい選択肢が次々と産まれ、より自分らしく居られる道を選ぶことができるようになりました。
リーダーだけでなく、大きな変化の必要性を感じている方にはぜひ参加いただきたいセッションです。
Napra-works 代表 吉川舞さん
ジェレミーさんのセッションを通じたたくさんの目から鱗の中でも特に大きかったのは「オートパイロット状態に気がつくこと」という視点でした。本当にふっと、何気なく無意識にしている行動への入り口に気がつくこと。
完全にそこから変化できているとはまだまだ言えないものの、あ!今、同じ迷路に入ろうとしていると気がつく機会は増えたかも?と思っています。
呼吸をするときに、吐く息に意識を向けると自然に吸えるようになる、みたいな、そんな感じのベクトルの違う発見でした。
NPO法人ETIC.創業者 宮城 治男
日系アメリカ人であるジェレミー・ハンター氏は、科学的、論理的な知識を背景に、感情や身体感覚も重視し実践的進化を追求する、まさに東西の美点を体現し、それを融合していく懸け橋となるような、稀有な役割を持たれた方であると私は確信しています。
5年前に、時に自らを犠牲にして頑張る日本のソーシャルセクターのリーダーを支えたい、という彼の思いから始まったETIC.とのコラボレーションによる本プログラムは、ここまで私を含める多くの起業家やリーダーたちの世界観や人生、仕事を大きく変えてきました。混迷の時代に未来を見出すためにも、自らの心に向きあい、マネジメントしていく方法論を学びとともにぶれない軸を見出していく本プログラム。ソーシャルセクターで働く人たちはもちろん、ビジネスパーソンのみなさんにもぜひ味わっていただき、進化のプロセスにして頂きたいと願っています。
主催:NPO法人ETIC.ソーシャルイノベーション事業部
(担当: 本木 裕子) mail: incu@etic.or.jp