諸々の手続きは必要ですが、オーストラリアに住んでいれば自分でビジネスを始めることはさほど難しくありません。日本で起業するよりもハードルが低いと思いますが、簡単に起業できるとはいえ注意すべき点はあります。
(1) ビジネスストラクチャー(ビジネスの形態)の決定
オーストラリアでビジネスを行う場合その形態は大きく分けて二通りあります。
Sole Trader(個人事業主:複数人数の場合Partnership)
Company(株式会社)
それぞれメリット・デメリットがありますので、どちらにするかは事業内容やビジネスの規模などで変わってきます。
(2) ビジネスプラン(事業計画書)の作成
新規ビジネスの5年生存率は一般的に約10%と言われています。言い換えれば新規ビジネスの90%は5年以内につぶれたり撤退したりしているということです。事業計画書がなくてもビジネスを始めることは可能ですが、ビジネスの生存率を少しでも高め利益を出すためには5年程度の具体的なプランを作成し今後の計画や方向性を常に確認できるようにすることが重要です。
また半年や一年ごとに実際の数字と事前の計画を照らし合わせ、問題点を洗い出したり今後の事業計画の修正に役立てます。
(3) 予算の作成(資金繰り)
ビジネスプランの一部ではありますが、長期的な予算(資金繰り)の計画はとても重要です。多くのビジネスでは最初はなかなか利益が出ないため、予算計画がしっかりしていないとせっかく軌道に乗る前に資金が底をつき泣く泣く撤退するということもあります。
上記(1)~(3)を十分検討してからビジネスの登録、事業を開始することを強くお勧めします。
当社では起業をお考えの方の不安や疑問を解消しベストな形での起業をお手伝いします
ビジネスストラクチャーの決定
ビジネスプラン・予算の作成
必要な手続きのアドバイス
会社の登記や各機関への登録