第64回 日本脂質生化学会の
開催方針について
(令和4年4月21日)
(令和4年4月21日)
日本脂質生化学会員、非学会員の講演者、協賛企業等 各位
第64回日本脂質生化学会実行委員長 板部洋之
第64回日本脂質生化学会は、6月23・24日の開催まであと2か月に迫って参りました。新型コロナウイルスの流行が収まりきらない中での演題募集を進めさせていただきましたが、お陰様で一般口演81演題の申し込みを頂き、特別講演1、シンポジウム19と合わせて101件の研究発表が集まりました。どうもありがとうございました。
3月には、蔓延防止等重点措置が解除されました。4月にはBA.2株への置き換わりが進むなど流行は収まっておりませんが、一方では医療機関の病床使用率は安定化し、沈静化している部分もあります。スポーツやコンサートをはじめ様々なイベントが、感染防止対策を講じながら開催するようになってきており、海外渡航の際の隔離措置の条件も緩和されました。現時点では、再び全国的に蔓延防止等重点措置が発令される可能性は低いのではないかと考えられる状況になりました。
3月~4月初めにかけて幹事の先生方、演題登録者の先生方にアンケートを行いましたところ、回答者の内の90%近くから、参加可能との回答を頂きました。一部の大学・研究所では、学会等での出張に何らかの条件があって出張しにくいというコメントもありましたが、出張が禁止されている施設はありませんでした。
こうした現状を鑑み、6月の第64回日本脂質生化学会は、東京・品川の昭和大学上條記念館にて現地開催する方針でさらに準備を進めることにいたしました。3年ぶりに対面式での研究集会が実現できれば、参加者の皆様にも喜んでいただけるのではないかと思っています。感染状況には地域ごとの差もあるかもしれませんし、対策しつつ東京に移動することでご負担をお掛けすることもあるかもしれませんが、どうかご寛恕ください。
大会は研究成果を発表する晴れ舞台であるとともに、参加者の親睦を図る貴重な機会であります。しかしながら、大変残念ですが、今回は懇親会を中止させていただきますこと、どうかご容赦願います。大人数での会食が感染を広げる一因であることを考えますと、会員の皆様の安全のため、やむを得ないと判断しました。とはいえ、折角皆様にお集まりいただく機会ですので、1日目の夕方にわずかな時間ですが和太鼓演奏のアトラクションを企画しました。楽しんでいただければ幸いです。
6月の時点でどのような状況になっているのかを予測することは困難です。状況の変化に応じて何らかの変更が必要となる場合もありうることを、どうかご理解ください。