「令和6年能登半島地震に関するシンポジウム」
開催趣旨
2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」では、幅広い分野を有する第四紀学の利点を活かし、会員を中心として地殻変動、津波堆積物、液状化、斜面災害(地すべり)、海底地形等に関する緊急性の高い調査研究を実施してきました。本シンポジウムでは、発生後約半年が経過した時点において、現地調査やその後の研究によってもたらされた知見を網羅的に提供して、“変動帯”日本列島における防災について考える機会とします。
珠洲市宝立町鵜飼の倒壊・液状化(写真提供:北村晃寿 静岡大学教授)
プログラム 2024年7月7日(日)13:00~17:00
13:00 開会あいさつ
会長あいさつ
13:05-14:25 基調講演
13:05-13:45 西村卓也(京都大学防災研究所地震災害研究センター)
「地殻変動から見た能登半島地震」
13:45-14:25 朴 進午(東京大学大気海洋研究所)・白鳳丸KH-24-E1次航海乗船研究者一同
「令和6年能登半島地震の海側破壊域でイメージング
された海底活断層の構造」
<休憩(10分)>
14:35-16:05 一般講演
14:35-14:50 吾妻 崇(産業技術総合研究所)
「能登半島に分布する海成段丘と活断層」
14:50-15:05 立石 良(富山大学)・金田平太郎(中央大学)・後藤玲奈(富山大学)・藤波哲平
(中央大学)・石山達也(東京大学地震研究所)・安江健一(富山大学)・廣内大助
(信州大学)・松多信尚(岡山大学)・白濱吉起(東京大学地震研究所)
「令和6年能登半島地震に伴う海岸隆起」
15:05-15:20 北村晃寿(静岡大学防災総合センター)
「能登半島地震に伴う津波被災地の地形等について」
15:20-15:35 須貝俊彦(東京大学)・佐々木夏来(明治大学)
「令和6年能登半島地震による崩壊・地すべりの地形地質的特徴」
15:35-15:50 小岩直人(弘前大学)・目代邦康(東北学院大学)・伊藤 悟(金沢大学名誉教授)・
手代木功基(金沢大学)・丹羽孝仁(金沢大学)・天野太郎(同志社女子大)
「石川県内灘町における液状化の被害の空間分布 」
15:50-16:05 青木賢人(金沢大学)
「能登半島地震発災直前の珠洲市民の防災意識と津波避難行動 」
<休憩(10分)>
16:15-16:55 総合討論(座長:小荒井衛)
16:55 閉会あいさつ
講演要旨集
上記ボタンをクリックすると講演要旨集(PDF, 9MB)がダウンロードできます。
本シンポジウムは現地対面+zoomウェビナーによるオンラインのハイブリッド形式にて開催します。
オンライン参加を希望される方は、事前登録をお願いします。
登録リンク
https://list-waseda-jp.zoom.us/webinar/register/WN_O6k4uHEiRROyLAndnARh5g
登録後、入力されたメールアドレス宛に参加リンクが送られます。
当日(7/7)12:30ごろから入室可能となります。
現地参加を希望する方へ
事前登録不要です。会場まで直接お越しください。12:30開場となります。
なお、会場内は飲食禁止となります。ご留意ください。
現地会場
早稲田大学大隈記念講堂大講堂
東京都新宿区戸塚町1−104
参加費
無料(会員、非会員関係なく、どなたでも参加できます)
主催:日本第四紀学会(領域2及び5)
共催:早稲田大学人間科学学術院