問い合わせ先：michihito.ando@rikkyo.ac.jp （安藤道人 立教大学）
セミナーの概要：３日間に渡る研究交流セミナーで、日本およびリトアニアの経済学者・社会学者・社会保障研究者・人口学者が、(1)高齢化・老いと健康・引退、(2)家族・ジェンダー・出生、(3)社会的排除と貧困、(4)社会支出と財政という４つのテーマについて研究報告や討議を行います。
セミナーの趣旨：近年、経済学・社会学・社会政策学・政治学における社会保障の実証研究は細分化が進み、分野横断的な視点やマクロ的な視点で社会保障の全体像を捉えるような実証研究はより難しくなってきています。本プロジェクトでは、上述した４つのテーマを掲げ、社会保障政策の全体像を意識しながら研究交流を進めていきます。
セミナーの背景：日本とリトアニアは、社会保障の歴史やあり方は大きく異なるものの、「西欧先進諸国の社会保障政策へのキャッチアップ」や「少子高齢化への対応」などの問題意識や社会的課題を共有しています。また、EUやOECDにバルト三国や他の東欧諸国が加わり（リトアニアはEUは2004年、OECDは2018年に加入）、経済学研究におけるバルト三国のデータを活用した実証研究は増加しており、また社会保障の国際比較研究や比較福祉国家研究における東欧研究のプレゼンスも高まっています。本セミナーでは、これらの研究潮流に触れ、国内外の研究者のネットワーキングを図り、日本の各分野および学際的な社会保障政策研究の活性化にも貢献したいと考えています。
本セミナーは立教大学経済研究所主催であり、日本学術振興会の「二国間交流事業」として開催されます。また３日目は国立社会保障・人口問題研究所との共催になります。
日本側報告者（アルファベット順）
安藤道人（立教大学経済学部）*
深井太洋（学習院大学経済学部）**
井深陽子（慶応義塾大学経済学部）**
百瀬由璃絵（東京大学社会科学研究所）**
泉田信行（国立社会保障・人口問題研究所）
茂木良平（ポンペウ・ファブラ大学/南デンマーク大学）（リモート参加）
*「令和６年度 日本学術振興会・二国間交流事業 共同研究・セミナー」日本側代表者
**「令和６年度 日本学術振興会・二国間交流事業 共同研究・セミナー」日本側参加者
リトアニア側報告者（アルファベット順）
Jekaterina Navicke (Vilnius University, Faculty of Philosophy, Social Policy Department )***
Nerijus Cerniauskas （Vilnius University)
Olga Zamalijeva （Vilnius University)
Ugne Gudžinskaite （Vilnius University)
Vitalija Gabnyte （Vilnius University)
Ulijona Kaklauskaite （Vilnius University) (リモート参加）
Dovilė Galdauskaitė (Vilnius University) (リモート参加）
***リトアニア側代表者
リトアニア側のウェブサイト