公開日:2025.9.1
更新日:2025.12.23
公開日:2025.9.1
更新日:2025.12.23
科研費の基盤研究(A)「応力降下ゼロで巨大津波が起こせたワケ:2011年東北沖地震が残した宿題への回答」(2024~2027年)により進めています.
リンク:https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-24H00258/
2011年東北沖地震の発生時には,海陸プレート境界最浅部で大規模な断層すべり(浅部大すべり)が生じ,それが巨大津波の生成につながりました.浅部大すべりが発生したメカニズムを明らかにするには,断層周囲に加わっている力を調べる必要があります.そこで,本研究では,浅部大すべりの発生現場である日本海溝近くの深海底観測を通して,東北沖地震発生前後での力の状態がどのように変化してきたのか明らかにすることを目指します.
東北沖地震後,浅部大すべりを起こしたプレート境界断層でのすべりは完全に停止しているとと考えられます.しかし,地震により破壊されてしまった断層が地震発生以前の状態に回復しているかどうかは不明です.海底下深部にある断層の状態を広範囲にわたって推定するためには,断層周辺で発生している地震活動を詳しく調べることが有効です.そこで,多数発生する小さい地震を観測することができる地震観測網を,浅部大すべりの直上の深海底に展開します.プレート境界断層の状態を直接探るために深海掘削(JTRACK)が2024年に行われました.掘削地点での詳細情報と本研究による広域における状態推定を総合することにより,浅部大すべりを引き起こした断層の実態に迫ります.
2024年7月
2024年に実施されたJTRACKの掘削孔の直近にパイロット観測用の海底地震圧力観測装置を設置しました.
2025年5月
JpGU2025で研究計画を紹介しました
2024年度実績報告(準備中)
動画で紹介!サムネイルをクリックしてください。
日本海溝沿いの広域で深海調査を実施し,東北沖地震と同様な超巨大地震の発生履歴や発生範囲を解明しました.
日本海溝北部での深海調査を通して,浅部すべりが東北沖地震のような超巨大地震につながらない原因を探りました.
プレート境界とその上・下盤のプレート内における微小地震活動から,応力状態を推定します
プレート間固着による地殻変動の詳細から,固着強度の空間変化を推定します
観測で明らかとなった断層すべりの特性をもとに,地震発生履歴の再現と今後の推移予測を試みます
研究代表者
日野 亮太
東北大学
総括
海底地震観測
研究分担者
尾鼻 浩一郎
海洋研究開発機構
海底地震観測・
地殻内応力
研究分担者
飯沼 卓史
海洋研究開発機構
海底地殻変動観測・
地殻内ひずみ場
研究分担者
久保田 達矢
防災科学技術研究所
変形および地震発生
サイクルモデリング
広報・アウトリーチ
桑野 亜佐子
東北大学
動画制作
ホームページ
プロジェクトについて、詳しくは【 jdashchannel(at)gmail.com 】までお問い合わせください。
※(at)を@マークに置き換えてください。