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“Bridging the Valley of Death through fundamental research
at the interface of chemistry and microbiology
in microbial herbicides”
“Bridging the Valley of Death through fundamental research
at the interface of chemistry and microbiology
in microbial herbicides”
お知らせ
PMRN2025 (Plant-Microbiota Research Network)にてPoster awardをいただきました(2025/8/24更新)
科学研究費助成事業 研究活動スタート支援に採択していただきました(2025/8/18更新)
ギシギシの微生物除草剤に関するpreprintを公開しました(2025/8/8更新)
日本雑草学会 研究課題補助事業に採択していただきました(2025/3/22更新)
雑草学会第64回大会にて「若手の会」主催の座談会を開催しました(2025/3/10更新)
京都大学雑草学研究室五十周年記念祝賀会にて講演を行いました(2025/3/3更新)
生物的防除部会にてハイブリッド形式で講演を行います(2025/1/21更新)
次世代の雑草防除技術と雑草の環境適応能力の探究
1940年代に世界初の化学除草剤である2,4-Dが開発されて以来、人類は農作業における重労働である草取りから解放されてきました。しかし、近年では抵抗性雑草の蔓延や化学除草剤の規制強化により、化学除草剤は徐々にその影響力を失いつつあります。そのため化学除草剤に代わる新たな防除技術の開発が急務となっています。
私たちのグループでは、「大学ならではの自由な発想」と「実学としての現場意識」の両立を基本理念に、次世代の雑草防除技術の研究を進めています。防除技術の作用機構研究を通じて、雑草が有する高度で柔軟な環境適応能力の理解を深めるとともに、実用性向上に向けた技術開発への還元に取り組んでいます。また、産官学が連携するエコシステムの構築を通じ、現代社会への貢献にも挑戦します。
微生物で雑草を制御する
現在、私たちのグループでは微生物を用いた雑草防除技術の研究に注力しています。微生物を化学除草剤のように用いて雑草を防除する「微生物除草剤」は今後の発展が望まれている分野です。
微生物による雑草制御技術の作用機構研究を通じて雑草の多様な病害応答能力を明らかにすると同時に、現代の技術を用いて「微生物除草剤業界の2,4-D」を生み出すことを目指しています。
左:無処理、右:微生物処理