IZ-Works代表:宮﨑 泉
1963年東京都生まれ 栃木県在住
IZ-Works(イズワークス)代表の宮﨑です。IZ-Worksは2024年9月に設立しました。スタッフは私一人だけです。
現在、銘木を使用したギター向けペグボタン、ウクレレ向けペグボタン:「木あじシリーズ」、和紙を使用したピックガード/インレイシート:「和紙シリーズ」の製作販売を展開しております。全て手作りで製作しております。
■木あじシリーズ
ことの発端は、2008年にヤイリギターにカスタムオーダーしたギターデザインからです。すべてのデザインを自身で考え、ヘッドプレートはバーズアイメイプルを選択しましたが、当時ペグボタンはペグメーカーの既成品しか選択肢が無く、どうにもしっくりこなかった・・・。「であれば自分で作ってしまえ!」という短絡的な発想からペグボタンの製作を開始しました。
他に製作されている方の情報は無く、ノウハウが全くありませんでした。全てが手探りで、改良を重ね実用化できるレベルまで試行錯誤したことが今に繋がっていると思っています。
「木」の知識も自ずと深まりました。「木あじシリーズ」は世界中の銘木の中から、杢、色合い、質感など私の感性にマッチしたものを選択しています。これらの木材は極めて希少な部位です。樹齢数百年の木材もあります。そして、資源として限りがあります。なるべく無駄を出さないよう大切に使わせていただいています。ペグボタン1個は100円玉くらいの大きさで間に合います。有限で貴重な材を有効活用するために、家具やギターの製造過程、製材で出た端材の活用についても積極的に進めています。
また、木あじシリーズは木質強化のために、ポリマー樹脂の真空含侵処理を施しております。
■和紙シリーズ
日本の伝統工芸に興味があり、和紙や漆、藍は強く惹かれます。特に和紙は日本各地に産地があり種類も豊富です。いくつかに分類はできますが、代表的な雲竜和紙でも産地で風合いが異なり、各地で素材を探すだけでも楽しみが膨らみます。生活の中で目にする和紙は、障子やランプシェード、和傘などです。これらは和紙の堅牢さで実用性を、光に透ける繊維模様が美術性を醸しています。
「和紙シリーズ」は、和紙の繊維模様を活かした「美術性」を求めています。もちろん実用に耐えうる硬度の高い樹脂を採用していますので、ピックガード、インレイとしての機能性は確保しています。「和紙シリーズ」の美術性におけるポイントは「濡れ色」です。「和紙シリーズ」は和紙を樹脂で封入する構造です。和紙に樹脂が染み込むことで、これまでにない和紙の色合い、風合いを表現しています。伝統工芸品などで見てきた和紙の表情とは異なる点が新しく、更なる可能性を秘めています。現在のラインナップはピックガードとインレイシートですが、ギター素材に限らない広がりを見据えています。また、和紙シリーズの製法は私が独自に開発したものです。
■IZ-Works製品のご購入
基本受注生産になりますのでお届けまでお時間をいただきます。当ホームページオーダーフォームからお知らせください。カスタムオーダーも対応致しますので、お気軽にご連絡ください。可能な限り対応致します。
岐阜県可児市のヤイリギターカスタムショップには多数のサンプルがございます。いらした際にはご覧いただくこともできます。
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