作業環境やソフト、ツール、細かい原稿設定などの紹介です。
自分のための備忘録も兼ねています。
創作される方の参考になればと思います。
iPad pro(12.9インチ)(第5世代)
・Applepencilペン先:ELECOM 交換ペン先 金属製1mm極細
・保護フィルム:BELLEMOND 着脱式ペーパータイプフィルム
iMac(27インチ)
・左手デバイスは特になし
Astropad Studioというツールを経由し、iPadを液タブとして使っています。
サイドカーよりも挙動が時差なく安定しているので、作画がブレません。
プロット:ストーリープロッター
キャラ設定整理:Numbers
脚本:縦式
ネーム〜作画:CLIP STUDIO PAINT EX
ネームが上達するにつれて脚本はしっかり書かなくなっていますが、
大体4000文字くらい書いたあと(漫画に直すと50ページ程)、ネームに起こして、絵に直せる部分の文字を削っていきます。
プロットとキャラ設定は最初に固めてしまっているので、書きながら読み返すのに使います。
矛盾点を見つけて修正するときには、手書きノートよりデジタルの方が早いです。
ネームから仕上げまで全てデジタルで作業しています。
ツールとナビゲーターは右側、それ以外は左側に配置しています。
モノクロ・カラー兼用です。
筆圧はかなり低いです。
紙とペンのアナログ感覚から離れすぎないように、程々に設定しています。
シャーペンを再現したツールです。
資料を見ながら画面(ipad)を傾けながら描くので、筆圧とペンの傾きに反応して線が太くなる設定です。
質感はGペン、硬さは筆ペンのツールです。
線の太さは筆圧のみに反応する設定です。
ペン先が五角形なので、カクッと角を描いた時に角が尖って描画できます。
ペン先が円形だと角がプヨっと丸くなるのが気になったので、この設定にしました。
自分がアナログで描いた時の透明水彩の仕上がりを目指したツールです。
下塗りは合成モード『比較(濃度)』描き込みは合成モード『通常』で描いています。
塗りムラは出ますが、ぼかしや混色ツールはあまり使っていません。
ぼかさないことで紙質を残せるので、透明水彩で仕上げたような質感になります。
アクリルガッシュのような厚塗り感を出したくないので苦心しました。
グレースケールで仕上げた後、グラデーションマップを使って着色しています。
表紙
RGBカラー/B5/600dpi
本文
モノクロ/B5/600dpi
内枠150mm×220mm/枠線0.6mm(4巻のみ0.4mm)
通常はカラー原稿の解像度は350dpiですが、印刷会社さんが600dpiでもOKだったので600dpiで入稿しています。
ヒラギノ・游明朝以外は主にフリーフォントを使用しています。
【表紙】
タイトル:ダーツフォント(加工して使用)
巻数:源暎こぶり明朝(加工して使用)
注意書き:源暎ゴシック H-KL
【本文】
通常セリフ:しっぽりアンチック レギュラー
大声:源ノ明朝 JP Heavy(+フチ0.01pt)
強調:源暎ゴシック H-KL
思考:ヒラギノ明朝 Pro N W3
独白:ヒラギノ丸ゴシック Pro N W4
回想:游明朝 デミボールド
ホラー:コミック古印体
ノンブル:源暎ラテミン v2 Medium
次巻へ続く:游明朝 デミボールド(+フチ0.05pt)
参考文献:源暎ゴシックN Regular
あとがき:Rounded Mgen+ 2p Regular
奥付:源真ゴシック Normal
【作業用BGM】
Chill with TaikiさんのYouTubeチャンネル https://www.youtube.com/c/ChillwithTaiki
落ち着いた音楽とかわいいイラストの柴犬が良きです。
25分毎にアラームが鳴るライブ配信が休憩の目安になって便利です。
【人体ポーズ】
商用利用OKの3DCGポーズサイトです。
自分では不可能なアクションや二人組のポーズが充実しています。
【カラー着彩】
調和した配色を簡単に作ることができます。
【翻訳】
私が洋書を読めるのはこのサイトのおかげです。
【設定、ネームの参考】
歴史ものを書くにあたって調べ物に使用させていただいています。
こよみのページ http://koyomi8.com/
暦のことならほぼ何でも載っています。キリスト教の祝日が計算できます。
CraftMAP http://www.craftmap.box-i.net
世界の白地図が利用できます。
earth :: 地球の風、天気、海の状況地図 https://earth.nullschool.net
帆船を描いているので、風向きを調べるのに使っています。
算数の電卓 https://k3su.xyz
メートル法をポンド・ヤード法に直すのに使っています。
キャラクターの名付けの参考になりました。
作品はboothにて頒布しています。