国際医療福祉大学 石坂正大
理学療法学科の教員をしています。
みなさんに有益な情報を提供できるように情報発信を行います。
大学教員としての活動や研究成果を公開しています。
研究活動
さまざまなジャンルの研究を行っています。その成果の一部を公開します。
社会活動
栃木県大田原市と協働で高齢者のフレイル予防に取り組んでいます。その取り組みの一部を紹介します。
フレイル
フレイルは虚弱を指します。年齢を重ねるごとに、力が弱くなってくる状態です。フレイルの簡単なチェック方法は、ふくらはぎの太さで行うことができます。また、フレイルを予防するためには、まずは食事が大切です。たんぱく質を摂り、固い物を噛んでの飲み込める嚥下機能を維持しましょう。そして、運動を心がけましょう。
フレイル予防(運動編)
栃木県大田原市の調査では、スポーツ活動などに参加していない方は60%います。一方で、参加したいという方も、60%います。勇気を出して、参加することをおすすめします。大田原市では介護予防拠点施設の高齢者ほほえみセンターや公民館で、市のオリジナル体操である「与一いきいき体操」を実践しています。初めてやる方でも、ボランティアのみなさんが支援してくれます。
フレイル予防(身体活動編)
1/4の方が15分くらい続けて歩いていない、階段を昇らないと回答しています。散歩など歩数を把握することが、最も簡単で、効果的な健康維持です。群馬県の中之条町の結果では、75歳以下のメタボリックシンドローム予防には8000歩/日以上が推奨されています。また、高齢者が筋肉量減少するのを予防するためには、7500歩/日以上となっています。1日15分歩くことを初めてみてはいかがでしょうか。
フレイル予防(栄養、口腔編)
フレイルを予防するために、筋肉量の維持が不可欠です。筋肉はたんぱく質でできています。お米などの炭水化物の摂りすぎに注意し、たんぱく質をとりましょう。また、むせや飲み込みが弱くなったら、舌だしゴックン訓練を試してみましょう。
フレイル予防(社会参加編)
高齢者の引きこもりは問が問題となっています。大田原市の調査では、65-74歳までは収入のある仕事、75-79歳はスポーツ活動、80歳以上は趣味活動、高齢者ほほえみセンター、ささえ愛サロン、ボランティア活動に参加される方が増えていきます。ひとつの社会参加にこだわらず、支え合うための公的な団体・場所を把握しておきましょう。元気な高齢者ほど、ボランティア活動をおすすめします。
お問い合わせ
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国際医療福祉大学 理学療法学科
石坂 正大(イシザカ マサヒロ)
ishizaka@iuhw.ac.jp