維新政権期の政府機関と府藩県刊行官版日誌の学際的総合研究とオープンデータの推進
25K00492(2025~2029年度)
25K00492(2025~2029年度)
研究目的
維新政権期の中央政府機関および地方行政機関が刊行した官版日誌等による情報空間の総合的な把握をめざす。
1) 現在、日本国内340余ヶ所の機関に官版日誌等は分散して所蔵されていることが明らかであるが、『金川府日誌』を初めとする13タイトルの日誌等の所在情報を把握する。
2) 現地合同調査・現地個別調査を実施して、アーカイブズ学的・書誌学的な観点を導入してすでに確立している手法によって、データを採取し、木版刊行物の作成(板木の割木という方法等を含む)・流通と遮断、一次的・二次的受容・利活用の様態を捉えて、史料理解を深める。3)研究の基礎データとなる慶応4年(1868)・明治2年(1869)の10タイトルの官版日誌等のフルテキスト化横断検索プロジェクトを展開する。現在、国立国会図書館ではテキスト全文検索を事業展開している。だがそれは、見開き2頁の画像を検索するので、コマ番号から号ごとの検索結果を再確認しなければならない。一方、本日誌フルは完全な横断で各号の検索結果を表出するため、大きな意義をもっている。
4) 現地調査報告書と研究成果である論文を作成し、完成後、即時、公開する。
5) 他の研究者・研究機関に開かれたワークショップを開催して研究成果を共有する。つまり、オープンデータとオープンアクセスを合わせたアウトリーチ活動を積極的に行う。
6) 公開研究会「東アジアの官報成立に関する比較考察セミナー」を立ち上げて開催する。
7) 継続している史料講読会と、文献講読会を定期的に開催して、メンバー間での議論を恒常的に行う。