[会長] 宮永聖明
私は3歳頃に耳が聞こえなくなりました。ろう学校を卒業後社会人になり、仕事に励み趣味を楽しんでいました。40歳ごろから視力が少しずつ低下しはじめ、仕事を続けることが出来なくなり47歳で退職。悶々とした苦しい日々を過ごしていました。
ある日、市役所で石川盲ろう者友の会の事を知り、活動に参加するようになりました。そして、初めて参加した全国盲ろう者大会で様々なコミュケーション方法があることを知り大変驚きました。見えなくても触手話で通じることが分かりとても嬉しくなりました。それまでの苦しくつらい思いが一気に晴れ、明るい気持ちになりました。
その後、更に視力が低下し全く見えなくなりましたが65才を過ぎてから点字を必死で覚え、今ではブレイルセンスという音声点字携帯情報端末を使って、メールやインターネット検索で情報を得たりすることができるようになりました。
友の会では通訳・介助員の支援を受けながら、学習や交流など楽しく活動しています。
かつての私のように見えない、聞こえないことでつらい思いをしている方、家に閉じこもっている方、ぜひ私たちの仲間になりませんか? 一緒に、楽しく交流しましょう!
※宮永さんは、「金沢市共生社会推進サポーター」としても活動をしています。