弘前大学被ばく医療総合研究所

放射化学・生態影響評価部門

 当部門では、被ばく線量評価のための化学的アプローチを行っています。生体試料中の放射性核種を分析することにより、人体への摂取量、残留量または排泄量、そして内部被ばくを評価します。内部・外部被ばく線量を評価するためには環境中放射性核種濃度分布や動態を明らかにすることも重要であることから、環境試料や農水産物などの分析および放射性核種の移行挙動に関する研究も行います。さらに、弘前大学が原子力規制委員会より指定を受けている高度被ばく医療支援センターが担うバイオアッセイによるアクチニドを含む内部被ばく線量評価を担当しています。 

 また、バイオアッセイによる内部被ばく線量評価だけではなく、放射化学・放射生態学に関わる研究、特にトリチウムや宇宙線生成核種をトレーサーとした物質循環研究も実施しています。

最近の出来事

12/16-18に大阪大学で開催された第5回日本放射線安全管理学会・日本保健物理学会合同大会において、大学院生の桑田さん(D2と北山さん(M1)が口頭発表、Iceさん(D2)とIlsaさん(M1)がポスター発表を行いました。桑田さんは優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。おめでとうございます。(詳細写真

大学院生のIceさん(D2)が、12/11-12にThaiのBangkokで開催された「The 7th Bilateral Workshop on Radiation Research and Related Issues 2024」で口頭発表を行いました。赤田教授は招待講演を行いました。(詳細写真

大学院生の北山さん(M1)、Ilsaさん(M1)、技術補佐員の福田ほのかさんが、12/5-6に核融合科学研究所で開催された「環境放射能研究会」に参加し、研究発表を行うと共に大型ヘリカル実験施設の見学を行いました。研究会には近畿大学および神戸薬科大学の先生や学生も参加し、数多くの研究発表が行われました。(写真

大学院生の桑田さん(D2)と北山さん(M1)が、日本原子力研究開発機構福島廃炉安全工学研究所廃炉環境国際共同研究センター(CLADS)を訪問し、活動内容について説明を受けました。(写真

Bangladesh Atomic Energy CommissionのSARKAR Md Abdul Mottalibさんが文部科学省研究者交流制度により当部門で研修を実施しています(2024/9/26-12/19)。(写真

赤田教授が、ハンガリーで開催された国際会議「IX Terrestrial Radioisotopes in Environment International Conference on Environmental Protection」で招待講演を行いました(詳細)。

技術補佐員の福田ほのかさんが、青森市で開催された国際シンポジウム「The 8th QST International Symposium Fusion Technologies Innovation towards Net Zero Society」でポスター発表を行いました(写真)。

2023年に弘前市内で開催された国際会議International Symposium on Natural and Artificial Radiation Exposures and Radiological Protection Studies (NARE2023)に係る特集号がRadiation Protection Dosimetry誌に掲載され、本研究室メンバーが関連した11報が掲載されています(詳細)。

赤田教授が、福島イノベーション・コースト構想推進機構が実施する「地域の価値向上に向けたブラッシュアップ事業」に採択された「富岡町・大熊町まちづくりアイデアソン」プログラムにおいて 、講演を行いました。(詳細

技術補佐員の福田ほのかさんが、青森県六ヶ所村の量子科学技術研究開発機構六ヶ所フュージョンエネルギー研究所で開催された研究会で、発表を行いました(写真)。

大学院生の桑田さん(D2)が、赤田教授、客員研究員の玉利さん(九州環境管理協会)、九州環境管理協会の山中さんと一緒に福島第一原子力発電所の化学分析棟と海産物飼育試験場を見学しました。

赤田教授が、福島イノベーション・コースト機構における福島県立相馬高等学校「地域理解講演会」において講演を行いました(詳細)。

大学院生の桑田さん(D2)Ilsaさん(M1)がインドネシア・バリ島で開催された国際シンポジウム「International Symposium on The Sources, Effects And Risks Of Ionizing Radiation (SERIR 2024)」で口頭発表を行いました(詳細)。

大学院生の北山さん(M1)が福島県浪江町で開催されたつしま肉祭りに参加し、「復興知」事業で得られた成果を「利き水体験」を通して紹介しました(写真)。

大学院生の北山さん(M1)が令和6年度弘前大学浪江町復興支援活動成果報告会に参加し、「学生による復興知事業の報告」で発表を行いました(2024/10/5)(写真)。

大学院生の桑田さん(D2)北山さん(M1)が、赤田教授、福島大学環境放射能研究所の平尾先生、福島大学大学院生の吉田さんと青森県太平洋側陸水調査を行いました(2024/10/1-2)(写真)。

大学院生の桑田さん(D2)Kheamsiriさん(D2)、Ilsaさん(M1)北山さん(M1)、技術補佐員の福田さんが弘前大学で開催された「The 11th Educational Symposium on Radiation and Health by young scientists」で研究発表を行いました(写真)。

赤田教授が福島県富岡町で開催された「富岡町の今を知るツアー」で「身の回りのトリチウムについて」というタイトルで講義を行いました(2024/9/22)。

大学院生の桑田さん(D2)Kheamsiriさん(D2)が公益財団法人環境科学技術研究所において実験を行いました(9/17-20)。

当部門で測定協力しているトリチウム分析に関する記事が、福島県富岡町の放射線情報誌「ライフとみおかvol26」に掲載されました。(ライフとみおか

大学院生のKheamsiriさん(D2)が、チェンマイ大学(タイ)のコーヒー農園において調査を実施してきました(2024/8/17-31)。

赤田教授の論文が、Radiation Environment and Medicineに掲載されました(詳細)。

大学院生の北山さん(M1)が、令和6年度「復興知」事業活動報告会に参加し、弘前大学による取り組みについて床次研究室の大学院生阿部さん(M2)と一緒に発表を行いました(写真)。

大学院生の北山さん(M1)が、福島イノベーションコースト構想採択事業「浪江町の復興をフォローアップする地域人材育成のための保健・環境・防災教育プログラム」に基づき、浪江町を流れる請戸川で採水しました。

集合写真を撮影しました(写真)。

技術補佐員の福田さんと大学院生のKheamsiriさん(D2)が、六ヶ所原燃PRセンターと環境科学技術研究所での見学・研修に参加しました(写真)。

大学院生の北山さん(M1)が、福島イノベーションコースト構想採択事業「浪江町の復興をフォローアップする地域人材育成のための保健・環境・防災教育プログラム」に基づき、赤田教授およびリスク解析・生物線量評価部門の三浦教授のグループとともに福島県浪江町の請戸川および高瀬川で河川水採取を行いました(写真)。

大学院生の桑田さん(D2)と北山さん(M1)が、フランスのストラスブール大学で行われたEuropean Summer School(7/1-5)に参加しました(詳細)。

赤田教授の論文が、Science of the Total Environment(Q1)に掲載されました(詳細)。

技術補佐員として福田ほのかさんが当部門のメンバーに加わりました(一覧)。よろしくお願いします。

大学院生の桑田さん(D2)が核融合科学研究所で開催された一般共同研究 研究会「核融合技術の社会受容にむけたトリチウムの環境動態・生体影響評価研究」(2024/6/21-22)に参加しました。

大学院生の北山さん(M1)が、床次研究室の大学院生・酒井さん(M1)と、福島イノベーションコースト構想採択事業「浪江町の復興をフォローアップする地域人材育成のための保健・環境・防災教育プログラム」に基づき、浪江町を訪問しました。

大学院生のKheamsiriさん(D2)が、弘前大学SPRINGスカラシップ研究学生に採択されました。おめでとうございます。 

大学院生の桑田さん(D2)と北山さん(M1)が、北海道の支笏湖においてサンプリングを実施しました。

赤田教授と環境省出向中の山田さんが、環境省の「令和6年度放射線健康管理・健康不安対策事業(福島県外における放射線に係る健康影響等に関するリスクコミュニケーション事業)委託業務」に基づき、琉球大学にて教育学部生に対して講演を行いました。

大学院生のKheamsiriさん(D2)が、赤田教授と沖縄県西原町でコーヒーの花と土壌の採取を実施しました。

大学院生のKheamsiriさん(D2)と北山さん(M1)が、放射能環境動態・影響評価ネットワーク共同研究拠点 (ERAN)2024年度キックオフミーティングで、フラッシュトークとポスター発表を行いました。お疲れさまでした。

大学院生の桑田さん(D2)と北山さん(M1)が、福島イノベーションコースト構想採択事業「浪江町の復興をフォローアップする地域人材育成のための保健・環境・防災教育プログラム」に基づき、 請戸川で採水実習を行うと共に、なみえ創成中学校で気象データの収集を行いました。

新年度のスタートとなり、メンバーが変わりました(一覧)。昨年度までの活動状況はこちらをご覧ください。

博士後期課程2年の桑田遥さんが、日本学術振興会特別研究員(DC2)に採択されました。

また、博士後期課程2年のKheamsiri Khemruthaiさんが笹川科学研究助成に採択されました。

おめでとうございます。