Ise and Mikawa Bays Stranding Network (IMBSN)
海岸でイルカやクジラを発見したら,ぜひ情報をお寄せください!
イルカやクジラ(鯨類)などの海棲哺乳類が,海岸に乗り上げて身動きが取れなくなったり(座礁),死体となって流れ着いたり(漂着),河川や漁港など本来の生息域から外れた場所に迷い込んでしまったり(迷入)する現象を総称して「ストランディング」といいます.
愛知県と三重県が面する伊勢湾・三河湾は,半島に囲まれた穏やかな内湾で,水深が比較的浅く,木曽三川など多数の河川から豊富な栄養分が流入するため,多様な生物が生息しています.スナメリという体長2mほどの小型鯨類もその中に含まれ,沿岸近くに生息しているため,その死体が海岸に打ち上がって発見されることがよくあります.
また,愛知県の東側は遠州灘,三重県の南側は熊野灘と呼ばれ,太平洋に面していることから,スナメリ以外にも,外洋性のマッコウクジラやスジイルカ,コマッコウなど,様々な鯨類が両県には漂着します.
「伊勢湾・三河湾ストランディングネットワーク(IMBSN)」は,このような鯨類のストランディング(座礁,漂着,迷入など)に対し,迅速かつ適切に対応することを目的として発足した,大学・博物館・水族館・行政から成るグループです.
海岸で発見された個体について,救護,必要な調査や標本採取を行い,その結果を関係機関と共有することで,記録・研究の基盤を整備する活動を行っています.
また,地域住民や関係者への情報発信や啓発を通じて,鯨類などの保護と海洋環境の保全に寄与することを目指しています.
活動エリア
ストランディングした鯨類を調査し,データや標本を収集・解析することで,その種の成長や食性といった生態,さらには生息環境の変化など,多様な情報を得ることが可能となります.
愛知県・三重県周辺海域でストランディングを発見された方は,ぜひ「伊勢湾・三河湾ストランディングネットワーク」へ情報をお寄せください.いただいた情報はネットワーク内で共有し,適切な対応を検討します.個体の状況や発見場所がわかる写真など,わずかな情報でもご提供いただけますと大変助かります.
皆様のご理解とご協力を,よろしくお願いいたします.
下のボタンから,通報用のGoogleフォームが開きます.
スナメリの体の特徴と死後の変化
死んだ鯨類を発見したときの注意点
・死亡した個体は.人にも有害な病原体を保有している可能性がありますので,絶対に素手では触れないようにしてください.
・スナメリは,法令により許可なく標本を所持することが禁止されている種です.ストランディングした個体を扱って研究等を行う場合には,農林水産大臣の許可が必要であり,調査後には水産庁への報告が義務付けられています*.
*詳細は農林水産省Webページの「水産資源保護法施行規則の一部を改正する省令の制定について」をご覧ください.
ネットワークが把握・対応したストランディングについての報告
ストランディングに関連する情報を得られるサイトや他地域のネットワークの紹介